Bリーグ様よりコラボレーションのご提案をいただいた際、一人のBリーグファンとしてまず強く思ったのは、「『えんとつ町のプペル』のビジュアル（キャラクター）の利用権をお渡しするだけの表面的な取り組みにはしたくない」ということでした。
せっかくご一緒させていただくのであれば、「Bリーグ」や「BASKETBALL」といった言葉が入っていなくても、あるいはバスケットボールやユニフォームといった説明的なモチーフが描かれていなくても…絵のタッチや色彩だけで、「これはBリーグ版の『えんとつ町のプペル』だ」と伝わるようなビジュアルを、一から創出しようと決めました。
そうすることで、各会場で展開されるグッズにも高い汎用性が生まれますし、それをきっかけに、まだBリーグの魅力に触れていない方々を新たに会場へと誘う可能性も広がると考えています。
来春に『映画 えんとつ町のプペル ～約束の時計台～』の公開を控えたこの時期に、作品を多くの方に届ける場をご提供いただけたことは、僕らのチームにとっても誠にありがたい機会です。とはいえ、もし本質的な貢献ができないのであれば、安易にお受けすべき仕事ではないと考えています。

こうしてお受けした以上は、本プロジェクトが単なる話題づくりに留まることなく、Bリーグと『えんとつ町のプペル』、双方にとって長く意味のある取り組みとなるよう、真摯に、全力で臨む所存です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

西野亮廣（キングコング）