横浜エクセレンス

廃材活用×アート モザイクアートプロジェクト

DE&Iの浸透・共生

活動概要

横浜市では、障がい者の工賃が全国で最も低い状況にあり、創作活動の価値や活躍が十分に社会へ届いていないという課題があります。一方で、有名ブランド店では皮素材の切れ端が大量に廃棄されており、環境面でも改善の余地が見られます。本企画は、こうした社会課題にスポーツの力で寄り添い、少しでも解決につなげたいという思いから生まれた参加型アートプロジェクトです。ホームゲーム全10試合を通して、観戦者の皆さまに皮素材のピースを貼り進めていただき、1つの大きなモザイクアートを完成させていきます。素材準備は就労支援をする事業所等へ依頼し、制作協力費として工賃をお支払いすることで、創作活動の認知向上や収入面の支援につなげていきたいと考えています。廃材を活用することで環境への配慮も発信し、多様性と温かさに満ちた文化づくりへと広がっていくことを目指しています。

活動レポート

企画背景・目的

「障害のある方が働く福祉作業所の工賃の低さ」という社会課題に対し、工賃の向上を目指すとともに、多くの方に現状を知っていただきたいという想いから、本企画を立ち上げました。
素材提供・制作協力費用としての工賃を事業所へお支払いすることで、廃材の再利用によるサステナビリティの推進と、障がいのある方・地域住民・来場者が一体となって参加できる場づくりを通して、社会的包摂と環境保護の両立を目指しています。

実施内容、結果

本取り組みでは、廃棄予定だった素材を活用し、福祉事業所・学生・ブースターの皆さまとともにモザイクアートを制作しました。
福祉事業所の皆さまからは、「自分たちのペースで取り組める仕事として有難い」「利用者の仕事が賃金として還元され励みになった」といった声もいただき、継続的な仕事創出や社会参加につながる取り組みとなりました。
素材制作やパネル作成を通じ、学生や事業所同士が和やかに交流する様子も見られ、素材準備から会場運営まで学生が主体的に関わったことで学校外の方々や社会との交流を通じて貴重な経験を得る機会となりました。
会場では、多くのお客さまに取り組み内容への関心を持っていただき、「良い活動ですね」といったお声をいただくなど、障害者賃金やアップサイクルへの理解促進にもつながりました。10試合を通して実施したことで回を重ねるごとに参加者も増え、ホーム・アウェー問わず多くのブースターの皆さまにご参加いただきました。
元々は廃棄される予定だった素材が、事業所の皆さまの手によって新たな資源として生まれ変わり、さらに学生や来場者の皆さまとともに一つのアート作品として完成したことで、多くの方が楽しみながら地域や社会課題について考える機会を創出することができました。

今後の展望

今後も取り組みを継続し、福祉事業所の皆さまの賃金向上や活動の周知拡大につなげてまいります。また、アップサイクルや障害者賃金などの社会課題について、多くの方が楽しみながら知り、考えるきっかけを創出していきたいと考えています。スポーツを通じて、学生・事業所・地域の皆さまが継続的につながり、地域全体の活性化へとつながる取り組みを目指してまいります。

参加者の声

事業所の皆さまからは「自分のペースで取り組める仕事として有難い」「さまざまな形で参加できて嬉しい」といったお声をいただきました。また、これまで無償提供が中心だった製品がモザイクアートの素材として価値を持ち、賃金として還元できたことへの喜びや、自分たちの制作物が社会の中で役割を持つことへの励みの声も寄せられました。
会場で参加いただいた方からは、「障害者賃金が低いという現状をそもそも知らなかった。触れなければ知ることもないと思うので、知るきっかけとしてこういう取り組みをしていることは素敵だと思う」というお声もいただきました。

クラブ担当者の想い

本取り組みで大切にしていたのは、携わるすべての方々が無理なく、楽しみながら参加できることでした。事業所の皆さまの賃金向上につなげることを大きな目標としていましたが、その中で多くの方に前向きに楽しみながらご参加いただけたことを大変嬉しく感じています。楽しみながら社会課題の解決につなげることで、自然と活動の認知や理解も広がっていくのではないかと感じております。今後も引き続き取り組みを継続してまいります。

ギャラリー

TOPへ戻る

地域を元気に B.Hope action 2025-26 横浜EX2