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2016.07.28

「採算度外視」。これまでにない空間を魅せる開幕戦に

  • COLUMN

9月22日、23日に、代々木第一体育館でアルバルク東京と琉球ゴールデンキングスが激突するB.LEAGUE開幕戦。日本男子バスケットボール界、新時代の幕開けとなるこの試合をより記憶に残る一戦とするべく奮闘中である、葦原一正(B.LEAGUE事務局長)、杉村行助(同事業本部事業本部長補佐)の両名にインタビューを行い、開幕戦についてより深く掘り下げていきたい。

文・写真◎鈴木栄一

Q:まず、開幕戦において軸となるコンセプトを教えてください。

・葦原
開幕戦は、まだまだ不足しているB.LEAGUEの認知度を高めること、そして我々の世界観を伝達することを目的としている。バスケットボールという面白いコンテンツがあり、B.LEAGUEという男子プロバスケットボールリーグが始まることを、より多くの皆さんに知ってもらえるイベントにしたいと思っています。さらに知ってもらった上で、とにかく新しいことにどんどん挑戦し、発信していくという我々の世界観も一緒に伝えていきたいです。

また、1つの基本的な考え方として”BREAK THE BORDER”というものを掲げています。川淵三郎エグゼクティブアドバイザーもおっしゃっていたように、既存の延長線上ではなく、とにかく新しいことに恐れずぶつかっていこうという価値観を発信していくこと、そしてそれを表現するイベントの1つとして開幕戦は大きな役割を担っています。

・杉村
バスケットボールの試合ですので、まず試合自体がエキサイティングなものになってもらいたいと思っています。そこに加えて、アリーナに来ていただいた方たちに、非日常的な空間であったりエキサイティングな体験を提供することで、「バスケットボールって楽しい!」と感じて帰ってもらえるイベントにしていきたいです。

Q:開幕戦の大きな特徴である演出について、関心を持っているファンの方たちは多いと思いますが、どんな形になるのでしょうか。

・葦原
これまでの日本のアリーナイベントでは実施したことのない演出を行います。試合前のセレモニー、始球式といったスポーツにおける定番のイベントで終わることはなく、日本のスポーツエンターテイメント史に残る仕掛けを用意しています。今までにない世界を体感したいという方には是非とも、観に来ていただきたいです。

かつてない演出を行うにあたって、開幕戦は採算度外視でやっています。開幕戦は、“B.LEAGUEは今後、こういうことをやっていきます”という意思表明をしていく広告の場という位置付けであると捉えているからです。赤字興行云々という訳ではなく、B.LEAGUEの存在意義を高めていくために開幕戦を実施したいのです。なので、演出で使う装置や仕掛けについては凄いものを準備しています。バスケットボールを愛している方たちに集まってもらい一緒に特別な空間を楽しみたいという純粋な気持ちが一番の原動力となっていますね。

葦原一正

葦原一正(B.LEAGUE事務局長)

・杉村
開幕戦のチケットは、従来のバスケットボールの試合に比べると価格設定が高めになっていると思います。しかし、ここで繰り広げられるエンターテイメントを目の当たりにした皆様に、むしろ安かったと思ってもらえる空間にするんだ、という決意でスタッフ一同取り組んでいます。

Q:すでに色々と発表されているチケット特典のグッズについて、どんな所を意識して検討しましたか?

・杉村
まずチケットは、「カウントダウン・プレミアムチケット」と銘打ち、一生の記念に残るようなものしました。そして、チケットがお手元に届いてから開幕戦当日まで楽しんでいただけるつくりにもなっています。当日は、アルバルク東京、琉球ゴールデンキングスのそれぞれのチームカラーのいずれかのTシャツが全来場者に配られますので、それを身につけて応援することも含めて観客の皆さんがもり上がるようにしていきたいです。

・葦原
今回はとても実用的なものにしました。例えばコートエリア席対象の時計などは普段から身につけてもらいたいですね。また、今回はただの開幕戦ではないのです。2016年の9月22日、23日は特別な2日間であり、その2日間限定として一生残るものをファンの方々の手元に置いてもらいたいという考えで作っています。

Q:これから開幕戦に向けて、より力を入れてアピールしていきたいのはどんな部分でしょうか。

・葦原
B.LEAGUEの認知度を高めること、世界観を伝えていくことも大切です。しかし、最後にファンの方たちが見ているのはやはり選手です。まずは選手を知ってもらうことを全力でやらないといけない。個性的な選手たちを、さらに世の中にアピールしていきたいです。

・杉村
いろいろなメディアの方に協力していただいて様々な試みを行っていくつもりです。「この選手を見たい」というのは、リピートしていただくための力になると思います。応援したいチーム、選手を見つけてもらうための仕掛けを積極的に行っていきたいです。

杉村行助

杉村行助(B.LEAGUE事業本部事業本部長補佐)

Q:最後に開幕戦に向けての意気込みをよろしくお願いします。

・杉村
今までバスケットボールをあまり見てこなかった方々にも、バスケはこんなに面白いんだと感じていただける興行にしていく。そして会場に来ていただいたお客様に満足してもらうのはもちろんのこと、TV、インターネットで試合を観た方たちには、次はアリーナに行ってみようと思えるものを作り上げていきたいです。これまでのスポーツエンターテイメントにはなかった空間にしますので、楽しみにしていてください。

・葦原
今までで一番凄いスポーツエンターテイメントの世界をお見せしていきます。小さなことをやるつもりはないというのが伝わって欲しい。そして10年、20年たっても皆さんに覚えていただけるような開幕戦にしなければいけないと思っています。

B.LEAGUE開幕戦のチケットは現在一般販売中です。
9月22日分は売り切れですが、23日分はまだ若干残席ありますので(7月26日時点)、ぜひこれまでにないスポーツエンターテインメントをその目でお楽しみください。