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b.league バスケットLIVE
WE ARE UNSTOPPABLE! WIN THE DAY

りそなグループ B.LEAUGE 2024-25 POSTSEASON

FOCUS OF THE GAMES

見どころ解説

協力:データスタジアム株式会社、佐々木クリス

FINALS

SEMIFINALS

QUARTER
FINALS

selected
selected
selected
対戦カードキービジュアル

アウトサイドの覇者 VS インサイドの最高峰

宇都宮の#25ニュービルと#6比江島は、アウトサイドの脅威と卓越したゲームメイクで試合を支配する、まさに風神雷神だ。彼らを中心にFINALSの地に嵐を巻き起こす。ブレックスファミリーの想いを一つに、故ブラスウェルHCへ優勝を届けることができるか。一方の琉球は、#45クーリーを軸としたビッグラインナップによるインサイドの支配力を武器に、巨大にして揺るがないその姿はまるで不動の山。闘志を燃やし、幾度となく窮地を乗り越えてきた彼らが、いまFINALSの舞台を揺るがす鳴動を起こす。昨季FINALSで敗れた雪辱を胸に、王座奪還なるか

過去の戦績
GAME1
5.24
GAME2
5.25
GAME3
5.27

FOCUS POINTS

4つの注目ポイント

注目ポイント

宇都宮を最多優勝へ導く勝利の条件

3年ぶりの優勝を目指す宇都宮。優勝すれば通算3度目となり、Bリーグ最多優勝回数の単独1位に躍り出る大一番となる。今季の宇都宮の強みは3Pシュートで、リーグ戦における3Pシュートによる得失点差は+10.6でリーグ1位。CHAMPIONSHIPでは+9.0に落ちたが、それでもリーグ戦1位相当の数字を残している。また、宇都宮はこの3Pシュートによる得失点差が+12以上の試合でリーグ戦の勝率.900(27勝3敗)を誇り、CHAMPIONSHIPでも+12以上を3試合で記録。いずれも勝利を収めているだけに、宇都宮としては3Pシュート成功数の差でいかに琉球を上回るかがこのFINALSを制するための最大の鍵となるだろう

注目ポイント

止まらない宇都宮の3Pシュート攻勢

宇都宮の3Pシュート成功率は、ディフェンス強度の高いCHAMPIONSHIPに入ってもなお、高い精度を維持している。リーグ戦でも35.6%でリーグ2位と高確率だったが、CHAMPIONSHIPでは35.9%に上昇。これはリーグ戦1位に相当する数値だ。特に#25ニュービルはCHAMPIONSHIPで3Pシュート成功率42.9%を記録しており、リーグ戦からさらにギアを上げている。リーグ戦の3Pシュート成功率リーグ1位の#6比江島も外せない。彼らの高精度な3Pシュートや、ドライブで崩してからシューター陣へ展開するパスには注目だ。また、#34ジェレットらビッグマンのキャッチアンドスリーも侮れない。3Pシュートの多彩な得点パターンと精度は、琉球にとって大きな脅威となるだろう

注目ポイント

琉球を王座奪還へ導く勝利の条件

史上初の4年連続でFINALSに辿り着いた琉球。その歩みを支えたのは、ペイント内での支配力だ。リーグ戦でのペイント内の得失点差+6.1はリーグ2位で、さらにCHAMPIONSHIPでは+14.4とリーグ戦1位相当まで向上。琉球はインサイドで相手を圧倒することで、勝利を積み重ねてきたことがうかがえる。また、このペイント内の得失点差が+8以上だった試合ではリーグ戦の勝率.903(28勝3敗)を記録しており、圧倒的な強さを示している。今季の宇都宮との直接対決2戦でも、勝利した試合ではこの差が+10、敗れた試合では+6に留まっていた。昨季あと一歩のところで逃した優勝を掴むには、宇都宮をペイント内得点で上回れるかが最大の鍵となるだろう

注目ポイント

リバウンド支配でペイント内を掌握する琉球

琉球のペイント内での強さの原動力は、セカンドチャンスを生むオフェンスリバウンドだ。今季のリーグ戦のオフェンスリバウンド獲得率は39.1%でB1史上最高記録を樹立し、CHAMPIONSHIPでは43.3%にまで上昇。その中心にいるのが#45クーリーで、彼の加入以降、チームは6シーズン連続でこの指標でリーグトップ3に入るなど、琉球を象徴する存在となっている。加えて#4ローの活躍も著しい。CHAMPIONSHIPではオフェンスリバウンドが1試合平均3.4本、平均得点も22.2点と爆発しており、泥臭さと得点力の両輪で琉球を牽引している。恐らく宇都宮も最大限の警戒をしているであろう、琉球のオフェンスリバウンドからも目が離せない

3年前のFINALSの再戦でもあるこのカード。前回は宇都宮が2連勝で頂点に立った。あれから#25ニュービルらを加えて新たな武器を手に入れた宇都宮と、#45クーリーを軸に強みをさらに磨いてきた琉球。両者の対戦は、宇都宮のアウトサイドと琉球のインサイドのどちらが上回るかが見どころとなるだろう

オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)

KEY PLAYERS

試合の鍵を握る選手たち

#25 PG/SG
D.J・ニュービル

3Pシュート成功率(RS)

37.9 %

3Pシュート成功率(CS)

42.9 %

勝負強さが光る宇都宮の神。CHAMPIONSHIPではリーグ戦以上の確率で3Pシュートを沈めている。彼の3Pシュートが決まれば、ディフェンスが引き寄せられ、チームメイトのオープンスリーの機会も増える。神の引力で宇都宮に3Pシュートの嵐をもたらすことができるか。

#45 C
ジャック・クーリー

平均オフェンスリバウンド(RS)

4.4 本

平均セカンドチャンスポイント(RS)

5.7 点

インサイドで圧倒的な存在感を見せるチームの大黒柱。リーグ戦ではリーグ最多のオフェンスリバウンドをもぎ取り、平均セカンドチャンスポイントでは2位の選手に3点近い差をつけての1位。彼がインサイドを制圧することができるかは、勝敗を左右する大きな鍵となるはずだ。

#34 PF
グラント・ジェレット

平均3Pシュート成功数(RS)

1.6 本

平均3Pシュート成功数(CS)

2.2 本

インサイドでの豪快なダンクに加え、3Pシュートで外からも得点が取れるビッグマン。CHAMPIONSHIPではリーグ戦以上の3Pシュート成功数を記録している。琉球のビッグマン達をインサイドから引き出すためにも、彼の3Pシュートは重要な鍵となりそうだ。

#4 SF/PF
ヴィック・ロー

平均得点(RS)

16.0 点

平均得点(CS)

22.2 点

高い得点力でチームを引っ張る絶対的エース。CHAMPIONSHIPでは相手のマークが厳しくなる中でも、リーグ戦以上に得点を伸ばしており、勝敗を左右するような場面での活躍も光る。FINALSでも、チームを勝利へ導くビッグショットを沈めて見せるのか。

RS:レギュラーシーズン / CS:チャンピオンシップ

FOCUS POINTS

3つの注目ポイント

注目ポイント

GAME1は宇都宮のアウトサイドが琉球のインサイドを凌駕

GAME1は13点差で宇都宮が勝利を収めた。宇都宮はリーグ戦において、3Pシュートによる得失点差が1試合平均+10.6でリーグ1位だったが、GAME1では+30と圧倒的な数字を叩き出した。宇都宮はこの数字が+21以上でリーグ戦9勝0敗という無敗神話があるが、GAME1はこの無敗条件を満たし、改めて宇都宮の強さを証明する試合となった。一方で、琉球はリーグ戦でのペイント内の得失点差が1試合平均+6.1でリーグ2位だったのに対し、GAME1は+8と数字を伸ばし、インサイドで健闘したものの、宇都宮が生み出したアウトサイドの優位性を上回ることができなかった。これは、琉球の3Pシュート成功率が26.1%に沈み、宇都宮のディフェンスに的を絞らせる展開となったことも影響しているだろう。

注目ポイント

ボールハンドラーが生み出した宇都宮のアウトサイド

GAME1は宇都宮の#25ニュービルや#7小川らが序盤から終盤まで常に琉球のペイント内をアタックし続け、ディフェンスのオーバーヘルプを誘発することで、多くのオープンスリーを生み出していた。宇都宮はリーグ戦での3Pシュートへのアシスト数が9.3でリーグ1位だが、GAME1ではさらに多い12をマーク。その多くが#25ニュービルから生まれていた。彼をはじめとした宇都宮のボールハンドラーは、ペイントアタック時のシュートかキックアウトかの選択において、傑出した判断能力を持っている。GAME2でも彼らのドライブから生み出すパスの判断が勝敗の鍵を握るだろう。また、CHAMPIONSHIPで3Pシュート成功率45.8%と好調な#33エドワーズを筆頭に、ビッグマンのキャッチアンドスリーからも目が離せない。

注目ポイント

ビッグマンが押し込めなかった琉球のインサイド

オフェンスリバウンドによるセカンドチャンスを生みだすことで、ペイント内で相手を凌駕してきた琉球。リーグ戦のオフェンスリバウンド獲得率はB1史上最高の39.1%で、GAME1も42.6%と高水準をマーク。敗戦こそしたものの、オフェンスリバウンドの強みは発揮しており、ペイント内得点も相手を上回っていた。しかし、インサイドで最大限の力を発揮できたわけではない。琉球のリーグ戦におけるノーチャージエリアのFG試投数は1試合平均13.7に対し、GAME1は6と非常に少なく、ペイント深くまでボールを進めることができなかった。GAME2では、#45クーリーの相手ビッグマンを押し込むプレーや、CHAMPIONSHIPでペイント内での試投数を大きく上昇させている#18脇や#4ローのドライブにも注目が集まる。

GAME1を制し、優勝に王手をかけた宇都宮。GAME2も連勝で飾り、故ブラスウェルHCに優勝を届けることができるか。対する琉球は、窮地に立たされたいま、逆境に強いカルチャーがその真価を発揮するか。GAME2も宇都宮のアウトサイドと琉球のインサイドの激突に注目だ。

オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)
ノーチャージエリア:リング下のセミサークルエリア

KEY PLAYERS

試合の鍵を握る選手たち

#7 PG 小川 敦也

得点(GAME1)

15 点

3Pシュート成功率(GAME1)

60.0 %

初のFINALS出場で躍動を見せる期待の新星。GAME1では3Pシュートを高確率(60.0%|3/5本)で沈め、15得点を挙げる大活躍を見せた。彼の3Pシュートへの警戒が強まれば、得意のドライブもさらに活きてくるはず。GAME2でも勢いを維持し、再びXファクターとなることができるか。

#18 SG 脇 真大

平均ペイント内試投数(RS)

4.4 本

平均ペイント内試投数(CS)

7.2 本

今季、琉球の中心選手へと急成長を遂げた大型ルーキー。CHAMPIOHSHIPでは得意のペイントアタックが冴え渡っており、ペイント内での平均試投数をリーグ戦から大幅に増やしている。琉球がGAME1以上にインサイドで主導権を握るためには、彼の果敢なペイントアタックが重要な鍵となるだろう。

#33 PF
ギャビン・エドワーズ

平均得点(CS)

15.2 点

3Pシュート成功率(CS)

45.8 %

献身的なプレーでインサイドを支えるビッグマン。CHAMPIOHSHIPでは平均得点を大きく伸ばし、3Pシュートも高確率で沈めている。琉球のビッグマンを相手にインサイドで肉弾戦を繰り広げながら、3Pシュートでスペースを広げる役目も担う。GAME2でも大車輪の活躍を見せるのか。

#4 SF/PF
ヴィック・ロー

平均ペイント内試投数(RS)

5.8 本

平均ペイント内試投数(CS)

7.2 本

GAME1でもチームを牽引した絶対的エース。CHAMPIOHSHIPではリーグ戦以上にペイント内での試投数を増やしている。#45クーリーと#53カークがインサイドで厳しいマークを受けているだけに、彼が自らペイント内に攻め入り、ペイント内得点を伸ばせるかが重要となりそうだ。

RS:レギュラーシーズン / CS:チャンピオンシップ

FOCUS POINTS

4つの注目ポイント

注目ポイント

GAME2は琉球のインサイドが宇都宮のアウトサイドを凌駕

GAME2は琉球が12点差で勝利を収めた。宇都宮はリーグ戦での3Pシュートによる得失点差が1試合平均+10.6とリーグ1位を誇っていたが、GAME2では+3にとどまり、持ち味を十分には発揮できなかった。一方、琉球はリーグ戦でのペイント内の得失点差が平均+6.1でリーグ2位だったが、GAME2では+12と大きく上回った。琉球はこの数字が+12以上の試合でリーグ戦の勝率.947(18勝1敗)と非常に高く、GAME2はまさに琉球の勝ちパターンだったと言える。このシリーズはGAME1も含め、それぞれの強みを活かしたチームが勝利を収めており、GAME3でも宇都宮のアウトサイドと琉球のインサイドのどちらが上回るかが最大の注目ポイントになるだろう

注目ポイント

逆境を跳ね返した琉球のインサイド

初戦を落としながらも、GAME2を制し、シリーズをタイに戻した琉球。彼らが絶体絶命のピンチから幾度となくカムバックを果たしてきた要因の一つが、セカンドチャンスの獲得だ。リーグ戦でのオフェンスリバウンド獲得率はB1史上最高の39.1%であり、GAME2はさらに高い52.4%を記録した。これは琉球がCHAMPIONSHIPで記録した数字として史上最高値となる。また、GAME1ではペイント深くまでボールを進めることができなかったが、GAME2ではノーチャージエリアのFG試投数がGAME1の6から18へと大きく増加。よりフィジカルに戦ったことで勝利を掴んだと言える。GAME3でも、#18脇のドライブや#45クーリーが生み出すセカンドチャンスに期待がかかる

注目ポイント

風神雷神の引力でさらなるアウトサイドの爆発が鍵となる宇都宮

宇都宮は3Pシュートで相手を凌駕することでFINALSの舞台まで勝ち上がってきたチームだ。しかし、GAME2はそのアウトサイドの優位性を十分に発揮できなかったと言えるだろう。リーグ戦の3Pシュートへのアシストは9.3でリーグ1位だったのに対し、GAME2は9と平均並みだったものの、勝負どころの第4クォーターではわずか1にとどまった。GAME3では、#6比江島や#25ニュービルが試合を通して3Pシュートをパスでクリエイトし続けることが求められる。特に、彼らのピックアンドロールから繰り出す3Pシュートやペイントアタックがどれだけ相手の脅威となることができるか、GAME2以上に琉球ディフェンスのオーバーヘルプを誘発できるかが勝利の鍵を握るだろう。

注目ポイント

命運を握るのは未知なるXファクターか

ここまでのシリーズを振り返ると、GAME1は宇都宮の#7小川が前半だけで3本の3Pシュートを沈め、序盤に築いたリードを終始保って勝利を収めた。続くGAME2では琉球の#10荒川が第4クォーターだけで10得点と覚醒し、最大14点あったビハインドをひっくり返す劇的な逆転勝利を収めた。それぞれ勝利のXファクターとして名乗りを上げたのはベンチプレーヤーだった。実際、GAME1は宇都宮がベンチポイント21で琉球を上回り、GAME2は琉球が31で宇都宮を上回っている。GAME3もベンチポイントが鍵になることは間違いない。両チームのロスターを見渡せば、誰もが試合の流れを一変させる可能性を秘めているだけに、ベンチから飛び出すXファクターの登場に期待が高まる

宇都宮が再びFINALSの地に嵐を巻き起こせるか。琉球が横浜アリーナを揺るがす鳴動を起こすのか。アウトサイド覇者とインサイドの最高峰による頂上決戦から目が離せない

オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)
ノーチャージエリア:リング下のセミサークルエリア
ベンチポイント:スターティング5以外の選手による得点

KEY PLAYERS

試合の鍵を握る選手たち

#6 SG 比江島 慎

3Pシュート成功率(RS)

44.3 %

平均アシスト(RS)

4.2 本

リーグ屈指のスコアリングハンドラー。リーグ戦No.1の3Pシュート成功率を誇り、ドライブからのキックアウトでチームメイトのオープンスリーをアシストすることにも長ける。宇都宮が3Pシュートの嵐を起こすためには欠かせない存在だ。宇都宮の象徴がGAME3でついに覚醒を見せるのか。

#18 SG 脇 真大

ペイント内得点(GAME1)

4 点

ペイント内得点(GAME2)

12 点

強気なプレーでチームを勝利へ導くスーパールーキー。GAME2では果敢なアタックを続け、チーム最多のペイント内得点を記録。終盤には、華麗なドライブからのレイアップを決め、勝利を大きく手繰り寄せた。琉球がGAME3でもインサイドで主導権を握るためには、恐れ知らずの若武者の強気なペイントアタックが必要不可欠だ。

#25 PG/SG
D.J・ニュービル

3Pシュート成功率(CS)

39.6 %

平均アシスト(CS)

6.1 本

FINALSでもチームを牽引し続ける宇都宮の神。CHAMPIONSHIPでの3Pシュート成功率はリーグ戦を上回り、強力なディフェンスを相手にしてもリーグ戦と同等のアシスト数を記録。自身の3Pシュートによる脅威と強力なドライブでディフェンスを引き付ける「神の引力」は、GAME3でも猛威を振るうのか。

#45 C
ジャック・クーリー

平均オフェンスリバウンド(RS)

4.4 本

平均オフェンスリバウンド(FINALS)

6.0 本

FINALSでもチームを支え続ける大黒柱。FINALSではリーグ戦(1位)以上の勢いでオフェンスリバウンドを奪っており、琉球が歴史的なオフェンスリバウンド獲得率を記録しているのは彼の奮闘によるところも大きい。今季最後の戦いとなるGAME3でも、ゴール下でチームを救う活躍を見せるのか。

RS:レギュラーシーズン / CS:チャンピオンシップ

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

宇都宮ブレックス

琉球ゴールデンキングス

平均得点

84.6

85.5

平均リバウンド

37.2

43.4

平均アシスト

20.5

19.3

平均ブロック

2.37

2.27

平均スティール

6.97

5.92

3Pシュート成功率

35.6%

33.4%

フリースロー成功率

71.0%

77.9%

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CLUB LEADER

クラブリーダー

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

D.J・ニュービル

背番号

#25

ポジション

PG/SG

平均得点

17.1PPG

ヴィック・ロー

背番号

#4

ポジション

SF/PF

平均得点

16.0PPG

グラント・ジェレット

背番号

#34

ポジション

PF

平均リバウンド

6.8RPG

ジャック・クーリー

背番号

#45

ポジション

C

平均リバウンド

9.9RPG

D.J・ニュービル

背番号

#25

ポジション

PG/SG

平均アシスト

6.1APG

ヴィック・ロー

背番号

#4

ポジション

SF/PF

平均アシスト

3.6APG

宇都宮

千葉J

三遠

琉球

比較画像

2人の強大なボールハンドラーを擁する宇都宮。 "神"の異名を持つ#25ニュービルと、"神がかった"プレーで幾度となくチームを救ってきた#6比江島はまさに風神雷神。 彼らが日環アリーナ栃木に3Pシュートの嵐を巻き起こす。 対する今季の千葉Jは、#1渡邊、#2富樫、#10ホグ、#33ムーニーの4人が全員出場したのは13試合に留まるなど、怪我に苦しんだ。 それでも終盤、主力は復帰しつつあり、さらにチーム全体での完成度も成熟を見せている。 眠れる獅子が牙を剥き、真価を示す瞬間が迫っている。

KEYS TO VICTORY

勝利へのカギ

KEYS TO VICTORY

3Pシュートを制する者がゲームを制す

宇都宮は今季1試合平均の3Pシュートによる得失点差が+10.6でリーグ1位を記録している。 CHAMPIONSHIPでは数字を+13.5に伸ばし、3Pシュートの優位性で相手を凌駕する特徴を見事に発揮した。 一方で、千葉Jは相手のeFG%をリーグで最も低い47.7%に抑えており、CHAMPIONSHIPではさらに低い30.6%を記録している。 相手をタフショットに仕向ける質の高いディフェンスが特徴のチームだと言えるだろう。

最大の注目ポイントは、3Pシュートによる得失点差だ。 宇都宮はこの差が+12以上だった試合で勝率.900を誇る。 対する千葉Jも+12以上で勝率.933と非常に高い。 つまり、この対戦は互いの3Pシュート成功数の差が勝敗を分けると言えるだろう。 そこで鍵になるのが、自らのドリブルから3Pシュートを生み出せる存在だ。 アシストの付かない3Pシュート成功数に着目すると、宇都宮が1試合平均2.9でリーグ1位となっている。 これを牽引しているのが、#25ニュービルと#6比江島だ。 彼らが生み出す3Pシュートはやがて引力となり、周りの選手のオープンも作りだす。 それは千葉Jにとって脅威となるだろう。 一方で、千葉Jもアシストの付かない3Pシュート成功数は平均2.7でリーグ2位とこちらも非常に多い。 これを牽引しているのは#2富樫で、直近の試合でも見せたその爆発力は宇都宮にも引けを取らない。 自ら3Pシュートを生み出せる選手の活躍に注目が集まる。

もう一つの注目ポイントがペイント内を巡る攻防だ。 宇都宮はペイント内成功率でリーグ1位の62.1%を記録している。 これはコートを広く深く使った戦術と、それを遂行できるロスターが揃った宇都宮ならではの特徴だと言える。 一方、千葉Jは相手のペイント内成功率をリーグで最も低い51.7%に抑えている。 リーグ屈指のセンターである#33ムーニーを中心とした千葉Jのディフェンダーたちがいかに宇都宮のペイントアタックを封じるかも見どころになりそうだ。

タレントの揃った両チームの対戦は、3Pシュートを制したチームが、FINALSへの切符を手にすることになるだろう。

相手のeFG%:3Pシュートに比重(1.5倍)をかけて補正した相手のフィールドゴール成功率 (OPP FGM+0.5×OPP 3PM)/OPP FGA

KEY PLAYERS

試合の鍵を握る選手たち

彼らの活躍が勝敗を左右する
#6 比江島 慎

ポジション

SG

3Pシュート成功率

44.3 %

正確無比な3Pシュートと代名詞"比江島ステップ"で相手を翻弄する。

#2 富樫 勇樹

ポジション

PG

3Pシュート成功率

38.8 %

QUARTERFINALSの5連続3Pシュートが物語る爆発力の持ち主。

#25 D.J・ニュービル

ポジション

PG/SG

平均得点

17.1 点

昨季レギュラーシーズンMVPの座を欲しいままにした最恐デュオの一角。

#34 クリストファー・スミス

ポジション

SG/SF

平均得点

17.0 点

幾度となくチームを救ったシュート力で会場を沸かせる点取り屋。

#34 グラント・ジェレット

ポジション

PF

平均リバウンド

6.8 本

強靭なフィジカルから繰り出される豪快なダンクシュートは必見。

#33 ジョン・ムーニー

ポジション

PF/C

平均リバウンド

10.6 本

ペイントエリアを主戦場にゴール下を支配する千葉Jの番人。

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

宇都宮ブレックス

千葉ジェッツ

平均得点

84.6

81.9

平均リバウンド

37.2

38.5

平均アシスト

20.5

18.8

平均ブロック

2.37

3.28

平均スティール

6.97

5.23

3Pシュート成功率

35.6%

35.0%

フリースロー成功率

71.0%

75.8%

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比較画像

前線から激しいプレッシャーディフェンスを仕掛け、ひとたびボールを奪えば目にも止まらぬ猛スピードで相手ゴールに襲いかかる。 獰猛なドーベルマンの如きスタイルで、史上最強の得点力を誇る三遠。 対する琉球はリバウンドという揺るがぬ強みを磨き続け、今季のリバウンド力はついに史上最強レベルに到達。 どんな相手に対してもこの強みを全面に押し出し、不動の山の如く迎え撃つ。 史上最強の得点力とリバウンド力の激突は見逃せない名勝負となるだろう。

KEYS TO VICTORY

勝利へのカギ

KEYS TO VICTORY

史上最強の得点力と史上最強のリバウンド力が激突

三遠の一番の特徴は平均得点の高さだ。 大野HC就任以来、ハイペースなオフェンスに年々磨きがかかり、今季の平均得点90.8点はB1史上最高という歴史的な数値に。 相手のディフェンス強度が上がるCHAMPIONSHIPにおいても、88.0点という高い数値を残している。 今季は87得点以上の試合で32勝1敗と非常に強く、SEMIFINALSでもどこまで得点を伸ばせるかは重要となるだろう。

対する琉球はオフェンスリバウンド獲得率の高さが際立つ。 直近6シーズンに渡って、この指標で常にリーグトップ3に入ってきたが、今季の39.1%はB1史上最高値。 さらに、CHAMPIONSHIPではこの数字が43.8%に上昇。 今季オフェンスリバウンド獲得率が45%以上の試合で13勝1敗というデータもあり、SEMIFINALSでもオフェンスリバウンドの強みを発揮できるかが鍵となる。
さらに、三遠の速攻での得点、ファストブレイクポイント(FBPS)にも注目したい。 ハイペースなオフェンスを得意とする三遠は、FBPSが1試合平均14.4点でリーグ2位。 対する琉球は相手のFBPSをリーグで5番目に低い平均9.6点に抑えている。 これは琉球のトランジションディフェンスが優秀であることに加え、オフェンスリバウンドの強さにより、相手がディフェンスリバウンドからの速攻を容易に出せないということを示すデータだ。 速攻から勢いに乗りたい三遠が、速攻を許さない琉球を相手にFBPSをどこまで伸ばせるか。

もう1つの注目点は琉球のオフェンスリバウンド後の得点、セカンドチャンスポイント(2NDPTS)。 三遠は相手の2NDPTSが平均11.8点でリーグ13位。 相手に比較的多くの2NDPTSを許す傾向が見られる。 対する琉球は2NDPTSが平均16.9点でリーグ1位。 琉球としては2NDPTSが伸びる程、三遠のディフェンスリバウンドからの速攻機会を奪うことにもつながるため、2NDPTSを伸ばしていきたいところだ。

史上最強レベルの強みを持つチーム同士の対戦。どちらの強みが上回るのか目が離せない戦いとなりそうだ。

オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)

KEY PLAYERS

試合の鍵を握る選手たち

彼らの活躍が勝敗を左右する
#2 デイビッド・ヌワバ

ポジション

SG/SF

平均得点

17.1 点

ダイナミックなプレーで最強オフェンス軍団の中核を担う。

#4 ヴィック・ロー

ポジション

SF/PF

平均得点

16.0 点

類まれなる得点力と勝負強さで琉球オフェンスを牽引する絶対的存在。

#1 ヤンテ・メイテン

ポジション

PF

平均セカンドチャンスポイント

4.2 得点

相手ビッグマンとのサイズ差はなんのその。攻守に渡り強さと巧さが光るチームの根幹。

#45 ジャック・クーリー

ポジション

C

平均セカンドチャンスポイント

5.7 得点

チームの大黒柱はオフェンスリバウンドからの得点でFINALSへの切符を掴み取れるか。

#24 佐々木 隆成

ポジション

PG/SG

平均アシスト

6.5 本

ハイペースな攻撃を牽引する圧倒的なスピードと高いシュート力が武器。

#18 脇 真大

ポジション

SG

平均スティール

1.0 本

ルーキーとは思えない落ち着いたプレーと、果敢なゴールアタックで勢いをもたらす。

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

三遠ネオフェニックス

琉球ゴールデンキングス

平均得点

90.8

85.5

平均リバウンド

40.4

43.4

平均アシスト

22.6

19.3

平均ブロック

3.88

2.27

平均スティール

7.07

5.92

3Pシュート成功率

35.7%

33.4%

フリースロー成功率

66.8%

77.9%

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宇都宮

三河

A東京

千葉J

琉球

島根

三遠

群馬

比較画像

宇都宮 VS 三河

KEYS TO VICTORY

勝利へのカギ

KEYS TO VICTORY

"神"が生み出す3Pシュート VS "カイゼン"し続けるペイント内

今季安定した強さを見せる宇都宮を支えているのは、攻守両面の完成度の高さだ。 1試合平均の3Pシュートによる得失点差は+10.6でリーグ1位。特にこの差が+15以上の試合では22勝1敗と、無類の強さを誇る。 この優位性は、相手の3Pシュートを抑える総合力の高いディフェンスがあってこそだが、自チームのFG試投数に占める3Pシュートの割合が52.4%で今季リーグ1位、B1史上2位という突出したオフェンススタイルの影響も大きい。 その3Pシュート攻勢の中心にいるのが、#25ニュービルと#6比江島だ。 彼らのピックアンドロールから繰り出す3Pシュートや、ペイント内を切り裂くドライブは三河にとって脅威となるだろう。 また、彼らの引力は#9遠藤らシューター陣のオープンスリーを生み出す効果もあり、宇都宮は3Pシュートへのアシスト数が1試合平均9.3でリーグ1位となっている。 彼らがどのように3Pシュートチャンスを創出するかが見どころになりそうだ

一方の三河は、昨季からリッチマンHC体制の下、見事なディフェンスの“カイゼン”を続け、今季もCHAMPIONSHIPの舞台に辿り着いた。 三河は1試合平均のペイント内の得失点差が+8.2で、これは今季リーグ1位、B1史上4位の数字だ。 この差が+14以下の試合での勝率は.571に対し、+16以上では勝率.833と際立つ。 この優位性を生みだしているのが、相手にペイント内でシュートを打たせないディフェンスだ。 相手のFG試投数に占めるペイント内の割合42.8%はリーグで2番目に低く、チーム一丸でペイント内を死守している。 また、ノーチャージエリア内のFG成功数は1試合平均9.8でリーグ2位と、ペイント内のオフェンスも光る。その中核を担っているのが#0オーガストと#54ガードナーのビッグマンコンビだ。サイズとスキルを兼ね備えた彼らがペイント内の深くまで侵入して得点を奪うオフェンスからも目が離せない

神の異名を持つ#25ニュービルと、神がかった活躍が期待される#6比江島。2人の"神"が巻き起こす3Pシュートの嵐に対し、"カイゼン"し続ける三河のペイント内が"超えて"いけるか。#0オーガストと#54ガードナーの奮闘にも注目しながら、それぞれの得失点差に注目したい。

ノーチャージエリア:リング下のセミサークルエリア

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

宇都宮ブレックス

シーホース三河

平均得点

84.6

81.7

平均リバウンド

37.2

36.9

平均アシスト

20.5

20.2

平均ブロック

2.37

2.52

平均スティール

6.97

6.60

3Pシュート成功率

35.6%

32.2%

フリースロー成功率

71.0%

74.9%

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KEY PLAYERS

注目選手

クラブリーダー
D.J・ニュービル

背番号

#25

ポジション

PG/SG

平均得点

17.1PPG

ダバンテ・ガードナー

背番号

#54

ポジション

PF/C

平均得点

15.7PPG

グラント・ジェレット

背番号

#34

ポジション

PF

平均リバウンド

6.8RPG

ザック・オーガスト

背番号

#0

ポジション

PF/C

平均リバウンド

8.8RPG

D.J・ニュービル

背番号

#25

ポジション

PG/SG

平均アシスト

6.1APG

長野 誠史

背番号

#7

ポジション

PG

平均アシスト

4.6APG

比較画像

A東京 VS 千葉J

KEYS TO VICTORY

勝利へのカギ

KEYS TO VICTORY

最強の要塞と無限の可能性。上回るのはどちらか

A東京はリーグ最強のディフェンス力を誇り、その堅牢さはまさに要塞だ。 総合的なディフェンス力の高さを示すディフェンシブレーティングは99.6で、2位の102.6を大きく引き離しての1位。 フィジカルな選手達が連携してハードショウやスイッチを駆使するディフェンスはアウトサイドでも一切のズレを作らせず、3Pシュートによる失点はリーグで最も少ない。 他にも数多くのディフェンス指標でトップ3に入っており、ディフェンス面での隙は見当たらない。 オフェンスで目立つのはアシストの多さで、100ポゼッションあたりのアシスト数はリーグ5位。 アシスト20以上の試合では勝率.889を誇り、チームで連携して得点を伸ばしている。 反面、アシスト19以下での勝率は.500に留まり、個の打開力が求められる展開では苦しんだとも言えるだろう。 CHAMPIONSHIPで個の打開力が必要となる場面で、誰がステップアップするのかが鍵となる

千葉Jはレギュラーシーズンでの成績以上の可能性を秘めた眠れる獅子とも言えるチーム。 シーズンを通じて安定したディフェンス力を見せており、特に相手のeFG%をリーグで最も低い47.7%に抑えている。 一方で、主力に負傷者が続出した影響も大きく、#1渡邊、#2富樫、#10ホグ、#33ムーニーの4人が全員出場できた試合は13試合に留まった。 4人が揃った試合では11勝2敗と好成績を残しており、ファストブレイクポイントも今季平均10.6点に対して、4人が揃った試合では11.8点まで伸びている。 レギュラーシーズンでフルメンバーが揃った試合が少なかった分、CHAMPIONSHIPを通じてもケミストリーが構築されていくはずだ。 今季ファストブレイクポイントが14点以上で12勝2敗の成績を残しているが、CHAMPIONSHIPで14点以上を記録する可能性も十分にあるだろう。

CHAMPIONSHIP出場経験豊富な両チームだが、CHAMPIONSHIPでの対戦成績は2勝2敗の五分。勝ち越しもかかった対戦を制するのはどちらだろうか。

ディフェンシブレーティング:100ポゼッションでの平均失点 OPP PTS×100/(OPP FGA+0.44×OPP FTA-OPP ORB+OPP TOV)
eFG%:3Pシュートに比重(1.5倍)をかけて補正したフィールドゴール成功率 (FGM+0.5×3PM)/FGA

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

アルバルク東京

千葉ジェッツ

平均得点

76.1

81.9

平均リバウンド

39.3

38.5

平均アシスト

20.1

18.8

平均ブロック

2.87

3.28

平均スティール

6.58

5.23

3Pシュート成功率

32.7%

35.0%

フリースロー成功率

70.2%

75.8%

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KEY PLAYERS

注目選手

クラブリーダー
セバスチャン・サイズ

背番号

#11

ポジション

PF/C

平均得点

14.2PPG

クリストファー・スミス

背番号

#34

ポジション

SG/SF

平均得点

17.0PPG

ライアン・ロシター

背番号

#22

ポジション

PF/C

平均リバウンド

10.0RPG

ジョン・ムーニー

背番号

#33

ポジション

PF/C

平均リバウンド

10.6RPG

テーブス 海

背番号

#3

ポジション

PG

平均アシスト

5.8APG

富樫 勇樹

背番号

#2

ポジション

PG

平均アシスト

5.0APG

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琉球 VS 島根

KEYS TO VICTORY

勝利へのカギ

KEYS TO VICTORY

不動のインサイドと機動のディフェンスのぶつかり合い

琉球は不動の山の如く確立したスタイルを誇るチームだ。 直近6シーズンに渡って、オフェンスリバウンド獲得率は常にリーグトップ3に君臨してきたが、今季の39.1%はB1史上で見ても1位という凄まじい数値。 加えて、ペイント内得点はリーグ5位、ゴール付近でファウルを獲得する機会も多く、フリースローによる得点もリーグ1位。 インサイドでの強さが如実にデータに表れている。 ペイント内得点が38点以上の試合でチームの勝率は.906と非常に高く、インサイドを制することができるかは、チームの勝敗を占う上でも重要となってくるだろう。 どんな相手に対してもインサイドの強みを全面に押し出して真っ向勝負を挑むという揺るぎないスタイルを武器に、史上初の4シーズン連続FINALS進出を狙う。

島根はスピード感に溢れ、疾風の如きディフェンスが光るチームだ。 機動力を活かしたスイッチディフェンスにより、相手にオープンスリーの機会を与えず、相手の3Pシュート成功率をリーグで4番目に低く抑えている。 機動力に加えてサイズも十分にあり、ディフェンスリバウンド獲得率リーグ4位とリバウンドの強さも光る。 オフェンスを率いるのは日本人エースの#3安藤。 チーム全体のFG試投数の4分の1に迫る22%を#3安藤が放っており、彼の得点が20点以上まで伸びるか否かでチームの勝率は4割近く変動する。 彼がオフェンスで大きな役割を担っていることは明白だが、一方で彼のクォーター別の得点とFG成功率を見ると、共に4Qが最も低い。 試合終盤まで#3安藤の得点力を持続させるためには、オフェンスの負担を分散できる相棒の存在が不可欠。 負傷から復帰した#1クラーク、爆発力のある#13津山らの活躍を期待したい。

両チームのCHAMPIONSHIPでの対戦は2021-22シーズンのSF以来。変わらぬスタイルを貫く琉球と、よりディフェンシブなチームへと生まれ変わった島根の対戦がどんな展開となるのか注目したい。

オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)
ディフェンスリバウンド獲得率:相手チームのシュートが外れた際にディフェンスリバウンドを獲得する割合 DRB/(DRB+OPP ORB)

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

琉球ゴールデンキングス

島根スサノオマジック

平均得点

85.5

79.8

平均リバウンド

43.4

40.0

平均アシスト

19.3

20.2

平均ブロック

2.27

1.87

平均スティール

5.92

6.25

3Pシュート成功率

33.4%

33.2%

フリースロー成功率

77.9%

71.0%

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KEY PLAYERS

注目選手

クラブリーダー
ヴィック・ロー

背番号

#4

ポジション

SF/PF

平均得点

16.0PPG

安藤 誓哉

背番号

#3

ポジション

PG

平均得点

16.3PPG

ジャック・クーリー

背番号

#45

ポジション

C

平均リバウンド

9.9RPG

ジェームズ・マイケル・マカドゥ

背番号

#14

ポジション

PF/C

平均リバウンド

9.7RPG

ヴィック・ロー

背番号

#4

ポジション

SF/PF

平均アシスト

3.6APG

安藤 誓哉

背番号

#3

ポジション

PG

平均アシスト

3.9APG

比較画像

三遠 VS 群馬

KEYS TO VICTORY

勝利へのカギ

KEYS TO VICTORY

不死鳥のリベンジか、下剋上の再来か。ターンオーバーが運命を左右する

三遠は今季22連勝を記録するなど、昨季のQUARTERFINALS敗退のリベンジに向けて勢いを見せている。 ダイナミックなオフェンスが注目されがちだが、真に彼らの強さ支えているのはディフェンスである。 スティール数は1試合平均7.1でリーグ5位。中でもスティールを9以上記録した試合では18勝0敗と、無敗神話を築いている。 このシリーズでも、獰猛なディフェンダーたちが相手のオンボールプレーヤーに襲い掛かり、どれだけボールを奪えるかが勝敗を左右するだろう。 また、三遠は平均得点90.8でB1史上最多を記録するなど、ずば抜けた攻撃力を誇る。 特に目を引くのがペイント内得点で、1試合平均40.7はリーグ1位。 三遠オフェンスを牽引する#24佐々木らのペイントアタックにも注目だ

対する群馬は、近年着実にロスターを強化してきたクラブで、今季は昨季下剋上で優勝を果たした広島からミリングHCを招聘。 新天地で再びの下剋上を狙う。 オフェンスの核となるのはボールムーブで、100ポゼッションあたりのアシスト数は28.7でリーグ4位。 アシスト19以下の試合の勝率は.514に対し、20以上では.840と大きく上昇しており、連動性の高いオフェンスこそが群馬の真骨頂だと言える。 一方で、群馬のディフェンスも三遠に劣らずハイレベルだ。 相手のターンオーバーを誘発する確率は16.2%でリーグ3位と高く、さらにペイント内失点は1試合平均28.6でリーグ最少を誇る。 前からのプレッシャーで相手のミスを誘いつつ、自陣のペイントまで守り切る豊富な運動量からは選手層の厚さもうかがえる。 多様なディフェンスを駆使し、三遠のペイントアタックをどこまで封じ込められるかが、群馬にとってのテーマとなるだろう
ペイント内をめぐる攻防は勿論のこと、両チームともにディフェンシブな色が濃いため、ターンオーバーが勝敗に直結する可能性が高い。このカードは戦術や判断の質が試されるハイレベルな戦いになるだろう。

相手のターンオーバー%:1回のオフェンスで相手チームがターンオーバーをする確率 OPP TOV/(OPP FGA+0.44×OPP FTA+OPP TOV)

STATS

2024-25 SEASON
主要スタッツ比較

※2025年5月4日(B1レギュラーシーズン終了)時点

三遠ネオフェニックス

群馬クレインサンダーズ

平均得点

90.8

77.5

平均リバウンド

40.4

35.9

平均アシスト

22.6

19.8

平均ブロック

3.88

2.55

平均スティール

7.07

6.83

3Pシュート成功率

35.7%

34.9%

フリースロー成功率

66.8%

74.8%

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KEY PLAYERS

注目選手

クラブリーダー
デイビッド・ヌワバ

背番号

#2

ポジション

SG/SF

平均得点

17.1PPG

トレイ・ジョーンズ

背番号

#4

ポジション

SF

平均得点

14.6PPG

ヤンテ・メイテン

背番号

#1

ポジション

PF

平均リバウンド

7.8RPG

ヨハネス・ティーマン

背番号

#32

ポジション

PF

平均リバウンド

7.5RPG

佐々木 隆成

背番号

#24

ポジション

PG/SG

平均アシスト

6.5APG

トレイ・ジョーンズ

背番号

#4

ポジション

SF

平均アシスト

4.9APG