2022/07/01B.HOPE ACTION#045

日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22 Challenge with ALL supported by サテライトオフィス 「B.Hope×スペシャルオリンピックス日本」活動レポート

 

B.Hopeとスペシャルオリンピックス日本(以下、SON)は2018年にパートナーシップを締結後、ファイナルの舞台では、ユニファイドバスケットボールスペシャルゲーム(*1)を開催してきました。昨年に続き新型コロナウイルス感染症拡大の影響で試合開催はできませんでしたが、「共にチャレンジし続けよう」とのメッセージを発信し、SOアスリート(知的障がいのある人)の経験が深まるきっかけとなるような取り組みを実施しました。

(*1) ユニファイドスポーツ(Unified Sports®)は、知的障がいのある人(アスリート)と知的障がいのない人(パートナー)でチームを作り、練習や試合を行い、スポーツを通じてお互いに相手の個性を理解し合い支え合う関係を築いていくスペシャルオリンピックスの取り組みです。

 

【対応するSDGs】

 

困難な状況でも共にチャレンジ。B.LEAGUEクラブとSOアスリートでダンス企画を実施

 

今回取り組んだのはリモートでも参加が可能な、SNSを活用したダンス企画。ダンスの振り付けは、SON公式応援ソング GLAY「YOUR SONG」(*2)にあわせて、SONドリームサポーターで元フィギュアスケート選手の安藤美姫さんが考案してくださいました。

「GLAYのTERUさんがSOのアスリートに贈った『昨日の自分を超えてゆけ』というチャレンジする人の背中を後押しするような歌詞を受けて、その思いを表せるように振付をしてみました。自分自身としては、フィギュアスケート以外初めてのダンス振付となり、思い入れもひとしおです!(安藤美姫さん)」との想いがこもった振り付けにあわせ、B.LEAGUEクラブの選手・チア・マスコット、そして全国のSONアスリートが参加し、B.LEAGUE レギュラーシーズン終盤戦を盛り上げました。

(*2)「YOUR SONG」は、GLAYのTERU氏が2018年に書き下ろしたスペシャルオリンピックス日本の公式応援ソング。

未だ続くコロナ禍で困難な状況にあっても、みんなで取り組めば勇気が湧き、再びチャレンジしていける「Challenge with ALL」というメッセージを届けました。

 

SOアスリートが最高峰の舞台を体感!

今年も新型コロナウイルス感染拡大の影響により、SOアスリートの競技プログラムは多くが中止となりました。そこで、B .LEAGUE最高峰の舞台を体感し、日常生活や競技プログラムへの活力にしていただきたいとの想いから、5月28日(土)に行われた「日本生命B.LEAGUE FINALS 2021-22」GAME1へSOアスリートを招待させていただきました。

琉球ゴールデンキングス vs 宇都宮ブレックスの試合(GAME1)を観戦

白熱する試合を生で観戦したSOアスリートからは、

「プロの試合はすごくかっこよかったです。自分ももっとバスケを頑張ります。プロみたいに自分もカッコよくプレーできるようになりたいので、プログラムに休まず参加します。」

「クーリー選手とスコット選手のインサイドの戦いがすごい。色々なバスケの技を見られたので、これからの練習や試合でマネしたい。」

「以前練習の時に田臥選手がいてとても嬉しくて最後にプレーを見られて大変嬉しかったです。少しずつ上手になりたいです。コロナで活動が不活発になっていたので、また頑張ります。」

と、多くの学びを得て、モチベーション向上のきっかけになったようでした。

会場では展示ブースも開催しました

クラブとSON地区組織の連携強化がスタート。ソーシャルインクルージョンの実現へ!

B.HopeとSONは2018年にパートナーシップを締結後、ファイナルやオールスター等、全国規模の大会と連携して、インクルージョンの考え方を広く発信してきました。2022年からは、日本全国の各地域における活動を強化するべく、各クラブ・地域の単位で展開する共同プロジェクト「Challenge with ALL」がスタート。5月28日(土)に行われた「日本生命B.LEAGUE FINALS 2021-22」GAME1にて、B.LEAGUEの島田慎二チェアマンとSONの有森裕子理事長が、プロジェクトの発足式を実施しました。

会場では展示ブースも開催しました

SON有森裕子理事長は、「2018年からのB.LEAGUE様とのユニファイドスポーツをキーとしたパートナーシップ締結から、私たちは知的障がいのある人たちとともに、バスケットボールを通じてすべての人たちが輝き活躍する社会を各地方から広げていくフェーズに入れたことを大変嬉しく思います。全国各地でこの『Challenge with ALL』の取り組みを通して、地域社会の皆さんと交流し、B.LEAGUE様、そして、全国のクラブの皆様とともに地域社会の課題解決を目指していければと思います。」と語ってくださいました。

取り組みの第一弾として7月18日(月)にSON北海道が主催するイベントにおいて、レバンガ北海道がバスケットボール体験ブースの運営に協力予定です

今後は、B.LEAGUEに所属する各クラブとSON地区組織が連携し、自治体や教育現場、また、地元企業等を巻き込んだ地域活動を通じて、さらなるインクルージョン社会の実現を目指して参ります。

そして、「みんなが輝き、誰ひとりも取り残されない社会、未来」を創り上げていくべく、B.Hopeは今後もSONとともに活動を続けていきます。

「Challenge with ALL」特設サイト:https://www.bleague.jp/b-hope_son/