2023/03/28B.HOPE ACTION#052

『B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO』 B.Hope ACTION「コンディショニング プログラム supported by 大塚製薬

 

「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」の開催にあたり、プロのコーチによるセルフコンディショニングをテーマとしたWeb授業やオールスター出場選手によるバスケットボールクリニックの実施を通じて、将来の夢を実現する上で欠かせない知識や健康的な身体づくりを支える生活習慣のヒントを学ぶとともに、子どもたちが今後も夢を持ってバスケットボールを続けたいと感じてもらえることを目指した活動を実施しました。

【対応するSDGs】

 

実施概要

 

1. コンディショニングをテーマとしたWeb授業の実施
2022年12月13日(火)、水戸市内の中学校バスケ部の子どもたちを対象に、プロのコーチによるアスリートとして重要なコンディショニングを学ぶためのWeb授業を実施。
子どもたちはオールスターまでの約1ヶ月間、Web授業で学んだことを活かして、セルフコンディショニングを実施。

・参加者:水戸市内の中学校バスケットボール部の子どもたち
・講師:
大塚製薬株式会社 ニュートラシューティカルズ事業部 ソーシャルヘルス・リレーション部 小﨑 順平氏
茨城ロボッツ ストレングス コンディショニングコーチ 大塚健吾氏

2. セルフコンディショニング成果発表とバスケットボールクリニック
「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」開催当日の1月13日(金)、約1ヶ月間のセルフコンディショニングの成果発表とオールスター出場選手とともにバスケットボールクリニックに参加。

・参加者:
水戸市内の中学校バスケットボール部の子どもたち
茨城ロボッツ ストレングス コンディショニングコーチ 大塚健吾氏
茨城ロボッツ U15男子ヘッドコーチ 遥天翼氏
ベンドラメ 礼生選手(サンロッカーズ渋谷)
熊谷 航選手(信州ブレイブウォリアーズ)

3. 大会ボランティアへの参加と試合観戦
「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」開催当日の1月14日(土)、子どもたちはコートスイーパーやボール拾いなどの大会ボランティアに参加と試合観戦を実施。

将来のプロ選手を目指す子どもたちへ、セルフコンディショニングの重要性を伝えたい

少子化や新型コロナウイルス感染拡大の影響による茨城県のバスケットボール競技登録者数の減少や、部活動の地域移行による指導者の確保や子どもたちの健康面の管理が課題である中、本企画では大塚製薬株式会社様全面バックアップのもと、未来のプロ選手を目指すバスケットボール競技者である中学生の子どもたちを対象に、セルフコンディショニングの重要性とバスケットボールスキルを伝え、今後も夢を持ってバスケットボールを続けてもらいたいという願いを込めて実施した企画です。

昨年12月に開催したWeb授業では、大塚製薬株式会社 小﨑 順平様、茨城ロボッツ ストレングス コンディショニングコーチ 大塚健吾氏(以下、大塚コーチ)に講師を務めて頂きました。

まず前段として、大塚コーチからパフォーマンスを構成する要素として「栄養と休養」、「バスケットボールスキル」「トレーニングなどのストレングスコンディショニング」の3要素があることを説明頂き、「栄養と休養」については小﨑氏から講義を頂きました。5大栄養素、水分補給、睡眠の重要性をお話頂き、成長期である中学生の子どもたちにとって大変重要な内容でした。
続いて大塚コーチから「ストレングスコンディショニング」について講義頂きました。「自分の身長や体重は?」などの基本的な質問から「どんなトレーニングをしているか」などチャットを使用して、子どもたちとコミュニケーションを取りながらの講義となりました。「トレーニングは繰り返し行う反復が重要」「慣れたら種目やレベルを上げていくこと」などを伝えて頂きました。
また最後に「目標の立て方」について教えて頂きました。「現状がどんな状態か」「未来どうなりたいか」「そのために何すれば良いか」を考えること、それは子どもだけではなく今後大人になっても必要な考え方であります。
この日の講義でパフォーマンスを構成する2つの要素「栄養と休養」、「トレーニングなどのストレングスコンディショニング」を講義頂き、残りの「バスケットボールスキル」は1/13(金)に実施する、バスケットボールクリニックで伝えていきます。

WEB授業の様子

講師を務め茨城ロボッツ 大塚氏(左)と大塚製薬株式会社 小﨑氏(右)

子どもたちは、このWeb授業で学んだことを活かして、オールスターまでの約1ヶ月間セルフコンディショニングを実施します。各自、自分に足りていないところは何か、1ヶ月後にどうなりたいか、目標に対して何をするか考え、実践してもらいます。その成果発表をオールスター出場選手がいる場で発表頂きます。

憧れのオールスター出場選手と貴重な体験を

「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」開催当日の1月13日(金)、茨城ロボッツがスクールの練習場などとして使用している「M-SPO(まちなか・スポーツ・にぎわい広場)」にてイベントを開催しました。

当日は約25名の子どもたちが参加し、まずは約1ヶ月間かけて実施してきたセルフコンディショニングの成果発表です。代表して佐藤佳歩さんに発表して頂きました。
佐藤さんは自分の現状について「体幹が弱く、まだ当たり負けしてしまうので強い体づくりがしたい」「体重を1kg増やす」「睡眠時間が短いので早く寝る」の目標設定をしてくれました。
目標達成までの計画・手段は
・「クラブでの体幹トレーニング以外にも家で自主トレーニングを行う」
・「食べる量を増やす。食べれない時は捕食を必ずする」
・「晩御飯の時間を決めて寝る時間を早める(生活リズムをきちんとする)」の3つを立ててくれました。
実際1ヶ月間取り組んでみて「1ヶ月前よりはコンタクトを取ってシュートに行ったり、ドライブにいくことが出来た。継続が大事だと思う」「約2kg体重を増やす事が出来た。バスケットボールをするために3食の食事以外にも捕食を摂ることが大切だと実感した」と話してくれました。
それを聞いたベンドラメ選手からは「継続していくことが非常に大事。それはプロ選手も同じ。実践してみて実感出来たことが大事だし、何よりきちんと1ヶ月間実施出来たことが偉い。」の言葉が送られました。

代表して成果発表する佐藤さん(右)

その後は大塚コーチによるストレッチ、天翼コーチによるバスケクリニックが行われ、ベンドラメ選手、熊谷選手も子どもたちと一緒に参加。

真剣に子どもたちに指導するベンドラメ選手(上)と熊谷選手(下)

憧れのプロ選手と一緒にクリニックに参加した子どもたちは最初は緊張した面持ちで少し硬さもありましたが、最後のシュート対決ではたくさんの笑い声と笑顔が溢れていました。

ベンドラメ選手、熊谷選手も嬉しそうな表情を浮かべる

また、イベント最後には大塚製薬株式会社様より、子どもたち全員にオールスターロゴ入りのポカリスエットオリジナルスクイズボトルがプレゼントされました。スクイズボトルにはベンドラメ選手、熊谷選手のサインも入れられました。

スクイズボトルを贈呈するベンドラメ選手

また、子どもたちは翌日1月14日(土)の「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」で3グループに分かれ、コートスイーパーとボール出しの会場ボランティアにも参加しました。大会運営の裏側には多くの人たちが動いていて、多くの人たちによって大会が支えられていることを感じてくれたようです。

会場ボランティア直前、コート脇にスタンバイしている子どもたち

ゲーム前の練習中にコート内でボール出しをしている子どもたち(ゴール下の黒Tシャツ着用)

会場ボランティア後、試合観戦を楽しむ子どもたち

本取り組みを通じて、参加された子どもたちがセルフコンディショニングを続け、これからも夢を持ってバスケットボールを続けてくれることを願っています。