2023/08/22B.HOPE ACTION#056

JBPA ASSIST ~バスケ選手があなたの力に~(前編)

 

日本バスケットボール選手会(以下、JBPA)は、「自分たちを必要としてくれる方々の力になりたい」との想いで、昨年に続き公募型の企画を実施。選手たちが6月~8月にかけて全国各地へ赴き、地域の子どもたちや学生らと交流しました。

バスケ選手が全国各地で活動を実施

 

日本バスケットボール選手会では設立以来、震災被災地の子どもたちとのふれあいをはじめとする復興支援活動を実施してきました。2020年以降、新型コロナウイルスの影響により、選手が子どもたちと触れあう機会が激減。スポーツの活動や人とのふれあいが制限された 時間を経て、改めて「自分たちを必要としてくれる方々の力になりたい」という思いを強くし、 昨年より 「JBPA ASSIST~バスケ選手があなたの力に~」をスタートしました。

選手会の協力が必要な活動や企画を 全国から一般募集し、選手による審査のもと企画が決定。 今年は7つの企画が実現し、選手が全国各地に夢を叶えるお手伝いに行きました。

※詳細、JBPAからのコメントは「JBPA ASSIST ~バスケ選手があなたの力に~」 特設サイト(http://j-bpa.com/assist2023/b-hope_jbpa_20230331/)をご覧ください。
※なお、本活動は 、2023 年4月に実施された「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO 選手会× B.Hope チャリティーオークション」で集まった資金やJBPA ASSIST チャリティーオークションの売上を活用するとともに、「B.LEAGUE Hope」の協力のもと実施いたしました。
※合計7企画のうち、本レポートでは6月に開催された3企画をご紹介いたします。

部員減少に悩む地域へ、バスケの楽しさ・魅力を伝えに

栃木県日光市ではミニバスケットボールを始める子どもの数が減っており、それに伴い近年はチーム数も減少している現状にあります。そんな中「沢山の子どもたちにバスケに興味を持ってもらい、楽しさを感じてもらう機会をつくるために選手の力を借りたい」という応募者の想いから、本企画が実現しました。

6月11日、日光市立今市小学校で開催されたイベントでは、ミニバスケットボール少年団「今市ウイングス」の部員19名に加えて、体験希望の小学生数名やミニバスOBの中学生数名が参加。また、本企画に参加した渡辺翔太選手(仙台89ERS所属)は、ミニバス時代に同チームと対戦したこともあり、恩返しの想いで参加しました。

渡辺選手は得意とするハンドリングスキルを披露したり、希望者との1on1、サイン入りボールを賭けたフリースロー大会を実施し、会場を大いに盛り上げました。体験希望の子からは「とても楽しかった!バスケを始めたい!」「プロの選手に会えて教えてもらえて嬉しかった、バスケが楽しくなった!」との声も聞くことができ、バスケの楽しさや魅力を伝えることができました。

また、部員向けのクリニックでは、ドリブルやシュートなどの基本的な練習を実施。部員たちの真剣に取り組む姿勢と表情がとても印象的でした。更に、部員からの「どうやったら上手くなれるのか」という質問に対し、渡辺選手は「168cmという小柄な身長の自分でも努力してプロになることができた。努力を継続することが大事」と自身の体験談を交えながら、エールを送りました。

そして後日嬉しい報告も。なんと、イベント後に開催された県大会にて、同チームがベスト8という成績も残すことができたそうです!

【参加選手コメント】
●渡辺選手
「今市小学校は私が小学生の時に対戦したこともある学校で、高校生時代の同級生も今、コーチとして関わっており、こうして選手として来れたことを本当に嬉しく思います。また、子どもたちの笑顔や真剣な表情を見てプロとしてのあり方というものを改めて感じることができました。こうしてプレーだけではなく、様々なところで沢山の人たちに色んなものを届けていきたいと思います。」

フリースローに挑戦する子と声をかける渡辺選手

プロ選手との1on1が実現!

ドリブルスキルを教える渡辺選手

渡辺選手のダンクシュートに拍手をする子どもたち

プロ選手のサインに子どもたちは緊張の様子

参加者と渡辺選手で集合写真

将来バスケ界に携わることを目指す大学生とプロ選手が交流

次の企画は名古屋学院大学バスケットボール部からのご応募。
同大学の男女バスケットボール部では、将来バスケ界に携わることを目指している部員が多く、日頃から小学生へのスキル指導(スクール開催)も行っております。そんな次世代を担う学生たちのもとへ、田渡凌選手(福島ファイヤーボンズ所属)、地元愛知県出身の平岩玄選手(アルバルク東京所属)、山崎凛選手(長崎ヴェルカ所属)が6月15日に名古屋学院大学へ訪問し、約50名の学生へ講義とクリニックを実施しました。

講義は学生からの質疑応答形式で進行。
様々な質問が出た中で、参加した学生と近い世代の山崎選手は「バスケが当たり前にできる環境に感謝して、まずは両親に感謝を伝えることが大事」と話し、今日からすぐに行動に移そう!と、学生へ呼びかけました。
平岩選手は「学生として、文武両道の重要性」を、田渡選手は「日常生活において信頼を積み上げることの大切さ」等、選手たち自身の経験から、学生たちへ想いを伝えました。

またクリニックでは、ガード、フォワード、センターの各ポジションについて、3選手が実技を交えながら、試合を想定した専門的なスキルと練習方法を伝えました。短い時間ではありましたがプロ選手が意識していることを伝え、大変充実したワークアウトになりました。

【参加選手コメント】
●平岩選手
「選手会の活動を通して自分自身も成長を感じられますし、B.LEAGUEやバスケの普及のためにも、またこのような活動に参加したいと思います」

●山崎選手
「フレッシュな学生たちとの交流やクリニックが楽しかったです。プロになりたい選手や実業団でやっていきたいと考えている選手の皆さんからエナジーをもらいましたし、教えることで自分自身を振り返る機会にもなり良かったです」

講義の様子(田渡選手)

講義の様子(平岩選手)

クリニックの様子(平岩選手)

クリニックの様子(山崎選手)

クリニックの様子(田渡選手)

参加学生と選手で集合写真

園児約500名と交流!バスケを始めるきっかけや、挑戦するきっかけづくりを。

6月18日、東京都有明の「バディスポーツ幼稚園」にて約500名の園児が参加するポートボール大会が開催されました。応募者の「プロ選手のプレーを直近で見て、バスケを始めるきっかけや、何か新しいことに挑戦するきっかけをつくりたい」との想いから実現した本企画には、寺園脩斗選手(レバンガ北海道所属)、田渡凌選手(福島ファイヤーボンズ所属)、田渡修人選手(福井ブローウィンズ所属)、土屋アリスター時生選手(大阪エヴェッサ所属)、山本柊輔選手(熊本ヴォルターズ所属)の5名が参加。

イベント内では、園児と5選手が参加して白熱したゲームを繰り広げた他、山本選手の進行のもと寺園選手が高速ハンドリング、土屋選手が園児のパスを受けてダンクシュートを披露しました。また、選手たちがポートボール台を使用して園児たちと対決するデモンストレーションを行うなどして会場を盛り上げました。

田渡選手会長からは、未来のB.LEAGUE選手がこの中から生まれる可能性に触れながら、「バスケに興味を持ってもらい、B.LEAGUEの会場にもぜひ観戦に来てください!」と呼びかけました。短い時間ではありましたが、選手たちも園児たちとの交流を楽しみ、沢山の笑顔が溢れる時間となりました。

【参加選手コメント】
●寺園選手
「今回初めて選手会の一員として、園児を対象にバスケ交流を実施しました。思っていた以上に、B.LEAGUEを知っている子どもが少なく、バスケをやったことがない子たちが多く、まだまだ頑張ろうと改めて思いました。交流中も参加者みんなが笑顔でバスケの楽しさを伝えることができたと感じました」

●土屋選手
「短い時間でしたが、子供たちも応援している親御様も熱気がすごくて圧倒されました。コート外でも楽しく子供たちと交流でき、沢山のエネルギーをもらえ、貴重な機会をいただきました」

●山本選手
「試合に負けて悔し涙を流したり、シュートを決めて友達と初々しく喜ぶ姿を見て、スポーツの素晴らしさを改めて感じることができました。これからも選手会の活動を通じて子どもたちと触れ合い、彼らの夢や希望を育むお手伝いができたら嬉しいです」

多くの園児が参加

ゲーム前にチームでハドル!

ゲームの様子

選手のサポートでダンクシュートをする園児

ドリブルスキルを披露する寺園選手を追いかける園児

ダンクシュートを披露する土屋選手

子どもたちとハイタッチをする田渡選手

サインボール贈呈