B.Hope×選手会 令和6年能登半島地震復興支援活動「With能登」
B.LEGAUE Hope(以下B.Hope)は、令和6年能登半島地震の復興支援活動の一環として、2025年6月7日に日本バスケットボール選手会と、石川県輪島市にて復興支援イベントとして「輪島市民まつり2025」への参加とバスケットボールクリニックを実施いたしました。

©B.LEAGUE
活動背景
2024年1月1日に発生した能登半島地震では、多くの家屋の倒壊や津波、火災による大規模な被害がありました。B.Hopeでは東日本大震災や熊本地震以降も「被災地域に笑顔を、全国で震災を忘れない」を目標に活動を続けてきており、能登半島地震においても地震発生から約5か月後の2024年6月15日と16日に、復興支援活動の一環として、日本バスケットボール選手会と、石川県珠洲市・輪島市・七尾市にて復興イベントとバスケットボールクリニックを実施いたしました。
しかし同年9月、豪雨が被災地を襲い、土砂崩れや浸水被害が発生するなど、再び大きな被害を受けました。このような「二重被災」は、復興への道のりを一層困難にしてしまう可能性があります。 今回、B.Hopeと日本バスケットボール選手会は、継続的な支援が被災地の復興には不可欠と考え、昨年に続き復興支援活動「With能登」プロジェクトの一環として、特に 被害が甚大であった輪島市を訪問 し、復興の一助となるべく、2年ぶりの開催となる「輪島市民まつり2025」への参加とバスケットボールクリニックの実施をすることにしました。
参加選手
※所属はB.LEAGUE 2024-25シーズン時点
1. 元田大陽選手(秋田ノーザンハピネッツ) *石川県出身
2. 半澤凌太選手(仙台89ERS)
3. 田渡凌選手(福島ファイヤーボンズ) *選手会長
4. 野本建吾選手(群馬クレインサンダーズ) *北陸高校出身
5. 大倉颯太選手(アルバルク東京) *石川県出身
6. 平岩玄選手(アルバルク東京)
7. 長野誠史選手(シーホース三河) *石川県出身
8. 川真田紘也選手(長崎ヴェルカ)
9. 木下風奏選手(姫路イーグレッツ)
10. 那須みらい選手(姫路イーグレッツ)
11. 若林紅葉選手(姫路イーグレッツ)
金沢武士団より
1. 酒井 達晶選手 石川県出身
2. 田中 幸之介選手
輪島市立輪島中学校でのバスケットボールクリニック(午前の部)
1か所目の訪問先は輪島市立輪島中学校。 奥能登の中学生、輪島市の高校生のバスケットボール部員を招待し、バスケットボールクリニックを実施しました。
【バスケットボールクリニック開始前に】
昨年訪れた際には避難所として利用されていた体育館ですが、現在は避難所としての役目を終え、生徒たちが部活動に励む様子を見ることができました。一方、地割れしたテニスコートは当時のまま残っており、震災の爪痕を強く感じる部分もありました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
【バスケットボールクリニックの様子】
バスケットボールクリニックでは、複数のグループに分かれて、ドリブルやゴール下のシュート、ドライブの方法など具体的なテクニックを、選手がお手本を示しながら子どもたちに伝えました。ペイントゾーンからのシュートを指導していた川真田選手は、「失敗してもいいからどんどんチャレンジしていこう!」と子どもたちを鼓舞していました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
また、クリニック終了後には今回のイベントのために用意し、子どもたちに着用していただいたTシャツに選手全員がサインをし、思い出に残るプレゼントとなりました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
朝市通り~輪島市民まつり2025でのイベントへ
午前中のクリニック終了後、選手は、震災の際に火災が発生し、多くの建物が焼失してしまった朝市通りを見学し、「輪島市民祭まつり2025」の行われているマリンタウンに向かいました。
【朝市通りでの語り部タイム】
朝市通りでは、輪島市商店街連合会会長の高森さん、朝市組合の道下さんに震災当時の様子や復興の進み具合、現状の課題や今後の復興に向けての想いをお話しいただきました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
【マリンタウン到着】
選手たちは、マリンタウン到着後、まずは食まつりに出店している飲食・物販ブースで昼食を購入し、能登のまつりグルメを堪能しました。地域の方々や子どもたちとふれあいながら、楽しい時間を過ごしました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
昼食後、選手たちは二手に分かれ、マリンタウンで開催されている輪島市民まつりでのイベントへの参加と、輪島市立輪島中学校でのバスケットボールクリニック(午後の部)を実施しました。
【バスケットゴールとボールの寄贈式】
マリンタウンでは、特設コートの設置されたイベント会場にてB.Hopeと日本バスケットボール選手会から、輪島市内の保育園へバスケットゴールとボールの寄贈を行いました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
【選手とのバスケットボール交流会】
寄贈式後は、子どもたちとの交流会を開催。田渡選手、半澤選手、野本選手、長野選手、川真田選手、木下選手、田中選手が参加し、子どもたちにバスケットボールクリニックを実施したり、フリーで選手達とボールでたわむれたり、笑い声溢れる時間を過ごしました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
【ミニバスクラブと中学生を対象としたバスケットボールクリニック】
元田選手、大倉選手、平岩選手、那須選手、若林選手、酒井選手は輪島中学校に戻り、奥能登のミニバスクラブの小学生と中学生を対象にしたバスケットボールクリニックを開催しました。
ドリブル鬼ごっこに始まり、午後もグループに分かれてのスキル指導、どうやったらシュートがたくさん入るのかを選手と考えながら競い合うなど、子どもたちも選手も笑顔の絶えない時間となりました。那須選手からは「みんな!仲間のシュートが入ったらナイスシュートだよ!」と、称えあうことの大切さを伝えるシーンもありました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
バスケットボールクリニック終了後は、午前中と同様、子どもたちに着用いただいたTシャツへ選手からサインを入れてもらいました。各選手から「これからもバスケがんばってね」「来てくれてありがとう」といった声掛けがあり、子どもたちの嬉しそうな顔が印象的でした。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE
本活動は「りそなグループB.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」で実施した「B.Hope × 選手会 チャリティーオークション」の売上の一部を活用させていただいております。また、B.LEAGUEサポーティングカンパニーである大塚製薬株式会社様から飲料提供支援をいただきました。
一人でも多くの方々へ元気を届けたいー。このような想いのもと、バスケファミリーの力を一つに、今後も被災地への復興支援を続けてまいります。