B.HOPE
ACTION

リーグの活動

2018.08.10 / B.HOPE ACTION #14

B.LEAGUE Hope×選手会 復興支援活動 in閖上

■概要

2018年6月16日、「スポーツの持つ力」を社会課題解決に向けて活用するB.LEAGEU Hopeプロジェクトの一環として、バスケットボール選手会と共に復興支援活動としたバスケットボールクリニックと街づくりイベントを名取市閖上にて実施いたしました。

■活動の背景

2011年3月11日。東日本大震災発生時、漁業の街、名取市閖上(ゆりあげ)地区は大きな津波襲われ、約5,000名の住人がいた街は更地となり、死者 約900名、行方不明者 約150名と甚大な被害に見舞われました。震災後、閖上地区の子ども達は内陸部の小学校やプレハブ仮設校舎へ通っていましたが震災から7年経ち、本年2018年4月に閖上小中一貫校が開校したことで児童生徒が戻ってきました。

このように徐々にハード面の復興が進む一方で、新しいコミュニティの形成やスポーツに参加する子供の減少など、ソフト面の復興はまだまだ課題が残っております。

そこで、今回の活動では、閖上地区の復興の象徴ともなる該当校にて、“絆”の再構築やスポーツの楽しさを伝えることを目的とした名取市内の中学バスケットボール部の子ども達へのクリニックと、地域コミュニティー形成の一助として憩いの空間作りに貢献できるベンチへのペインティングを実施いたしました。

■参加選手 (所属チーム名は2018年6月現在)

伊藤大司(レバンガ北海道)
齋藤拓実(アルバルク東京)
鵜澤潤(新潟アルビレックスBB)
加藤寿一(シーホース三河)
中東泰斗(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
澤邊圭太(大阪エヴェッサ)
小林大祐(ライジングゼファー福岡)
猪狩渉(福島ファイヤーボンズ)
田口成浩(秋田ノーザンハピネッツ)
須田昴太郎(栃木ブレックス)
満田丈太郎(横浜ビー・コルセアーズ)
畠山俊樹(新潟アルビレックスBB)
岩田涼太(三遠ネオフェニックス)
藤永佳昭(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
岡田優介(京都ハンナリーズ)
坂東拓(京都ハンナリーズ)
下山大地(青森ワッツ)
白戸大聖(仙台89ERS)

■実施内容

●閖上の記憶視察

今回の活動を行うにあたり、選手たちが閖上という地区がどのような場所であるのかという事を知る為に、閖上慰霊碑を守る場所、大切な記憶を整理する場所として役割を担っている「閖上の記憶」へ訪問しました。
選手たちは、7年前の震災当時の津波によって何が起きたのか、そして今どのような状況なのかを再認識することができました。

※ 閖上の記憶
宮城県名取市閖上5丁目23-20
https://tsunami-memorial.org/

活動開始前に、震災時に閖上におきた出来事を聞き入る選手達

●メモリアルブロック寄贈

名取市の新設する震災メモリアル公園遺構ゾーンへ震災ガレキで製作された平板ブロックを設置するプロジェクトに賛同し、参加選手全員のサインを入れて寄贈を行いました。

  • 復興への願いを込めて各選手よりメッセージとサインを記入
  • 名取市山田市長、瀧澤教育長と共に記念撮影
●バスケットボールクリニック

バスケットボール選手会によるバスケットボールクリニックを開催。名取市内中学校バスケットボール部員を中心として約70名が参加。2時間に及び、基礎練習から選手と混合チームを組んだミニゲームまで行い、プロ選手の技をしっかりと間近で体感できる機会となりました。

●慰霊碑訪問

学校内に設置されている津波で犠牲になった閖上中14名の慰霊碑に選手全員で参拝し、 鎮魂と復興への願いを込めました。

●街づくりイベント

生徒や住民が集う、憩いの空間づくりに寄与する為に、ベンチを8台提供。
選手と子ども達でそれぞれのベンチに、一緒にペインティング作業をしました。
名取市のキャラクター「カーナくん」や、バスケットボール、仙台を拠点に活動する B.LEAGUEクラブ仙台89ERSのキャラクター「ティナ」など、思い思いの絵を描き、 皆での交流の時間を楽しみました。完成したベンチは、学校エントランスポーチに設置しました。

  • 後日学校に設置されたベンチにて、防災訓練時に憩う住民の皆さん
●日本代表戦ご招待

活動翌日の6月17日、仙台ゼビオアリーナにて開催されたバスケットボール日本代表VS韓国代表親善試合に、クリニックへ参加した名取市内中学校バスケットボール部員と保護者を中心に約190名を観戦ご招待しました。
代表レベルのプレーを体感してもらい、夢や希望を持つきっかけを提供するとともに、地域のバスケットボールの競技力向上にも寄与しました。

当日は、地元仙台市明成高校出身の八村塁選手も留学先アメリカから帰国出場し、 会場は大いに盛り上がりをみせました。
試合結果は87-99にて日本代表が敗戦しましたが、吸収力の高い中学生に対し、トップクラスのレベルの高い試合を観戦してもらい、生でのプレーを体感する機会を提供できました。