信州ブレイブウォリアーズが勝久マイケルヘッドコーチとの8シーズン目の契約継続を発表、地元出身生え抜きの三ツ井利也は退団

勝久HC「2年間の悔しい思いを晴らせるよう」
信州ブレイブウォリアーズは5月27日、勝久マイケルヘッドコーチの継続契約と三ツ井利也の契約満了・退団を発表した。勝久はプレジデント オブ バスケットボール オペレーションズも兼任することが発表されている。
東京都出身、現在42歳の勝久は2011年、横浜ビー・コルセアーズのアシスタントコーチとしてコーチングキャリアを開始。15-16シーズンより2シーズン所属した島根スサノオマジックではヘッドコーチとしてB1昇格に尽力し、栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)のアシスタントを経て18-19シーズンより信州のヘッドコーチに就任。18-19にB2優勝、19-20シーズンにB2連覇とB1昇格に導いた。
再びのB1昇格を目指した今シーズンは、プレーオフ準決勝でアルティーリ千葉に敗れB2残留に終わったが、緻密な戦術とスカウティングを駆使したゲーム展開の手腕で継続契約となった。勝久はクラブを通じて「2年間の悔しい思いを晴らせるよう、チームで日々の努力、習慣付け、積み重ねやチーム力、connectedness (結束力)が強みになるようなチーム作りをしていく」と意気込みを語っている。
長野県出身、現在30歳の三ツ井は190cm95kgのスモールフォワード。東海大学付属第三(現・東海大学付属諏訪)から東海大に進学し、16-17シーズンに特別指定選手として信州に加入して以来クラブ一筋でプレー。在籍9年目を迎えていた。地元愛を強く持ったプレーヤーで、19年、台風19号の影響で長野が大きな被害を受けた際も「少しでも力になりたい」と社会貢献活動に意欲的に参加。持ち前のディフェンスでチームに安定感を与え、今シーズンは60試合全試合に出場した。
三ツ井はクラブに関わるすべての人への感謝を伝えた上で「プロデビュー戦の光景は鮮明に覚えていますし、B2優勝・B1昇格そしてB2降格と喜びも悲しみもファンの皆さんと共有できたことは僕にとってかけがえのない宝物です」と惜別のコメントを残した。