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2025.07.15

“日本国内では得られない”Bリーグ選抜米遠征の刺激…今村佳太「すごく意識を変えてもらえた」

  • バスケットボールキング

 Bリーグの選手強化を目的とした選抜チーム「B.LEAGUE UNITED(Bリーグユナイテッド)」のアメリカ遠征が最終盤にさしかかるなか、7月15日に今村佳太のコメントが所属クラブの名古屋ダイヤモンドドルフィンズを通じて伝えられた。

 6月末の初招集から一部メンバーを入れ替えながら活動してきたBリーグユナイテッド。7月に入ると渡米し、『NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025』に出場するチームとの練習試合を行ってきた。チームで日本人最年長29歳の今村は、「競争率が高い中で、お互いにリスペクトしながら進めている」と、各選手が刺激を受けながら貪欲な姿勢でバスケットボールと向き合っていることを明かした。

 渡米後3戦目となった14日(同13日)のデンバー・ナゲッツとの練習試合では、今村が試合終了間際に劇的な逆転3ポイントを決めたかと思いきや、ラインを踏んでおりアウトオブバウンズでノーカウントになるという場面もあり、「みんなに怒られました」と笑顔。「全員が集中して良い強度で戦えたと思います。初戦のラプターズの強烈な強度を体験できたことはありがたかったです。それがあったから、今日ここまでできたと感じています」と充実感を口にした。

 今回の遠征は、日本代表経験を持つ今村にとっても沢山の刺激があったようで、「この感覚をなくさないように、その意識を強くもって、一番自分が自分に厳しくしていきたい、これまでのスタンダードが低かったと感じさせられたので、自分がまず自分でそのスタンダードを上げてチームに見せていきたいと思います。そのマインドの部分はすごく変わったと感じています。すごく意識を変えてもらえた経験になりました」と、振り返った。

 Bリーグユナイテッドは15日(同14日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦をもって、サマーリーグ参加チームとの練習試合の全日程を終了。「常にうまくなりたいと思っているので、また来年がもしあれば求めていきたいし、また次につなげていきたいと思います」と今村。オフ返上で“世界”を体感した男が、この経験をどのようにBリーグで発揮してくれるのか注目だ。

【動画】アメリカ遠征についてインタビューに答える今村