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B.LEAGUEアナリスト 佐々木クリスの第27節展望

第27節の見どころをB.LEAGUE 公式アナリスト 佐々木クリスの眼で要チェック!

B1各試合のみどころ

■B1各試合のみどころ
琉球vs川崎

前節、得点効率リーグ5位の京都と対戦した琉球は2試合とも70点以下に失点を抑えるチームディフェンスを披露。さらに1戦目の3Q終盤は#6 金城のティップインから始まり、#0 石崎、#51 古川とベテラン達の連続得点が勝機を呼び込んだ。今節も琉球のディフェンスが得点効率6位の川崎との対戦で試される。本来のパンチ力は6位以上の相手だけに、帰化選手#33 ブラウンの優位性を守備でも最大限発揮したい。PFとしては小柄な193cmのキーマンは外角での守備よりも肉弾戦を好む傾向も見られ、川崎#22 ファジーカス以外のインサイド主体の対戦相手は相性も良さそうだが、真価のほどは今季の初対戦でハッキリする。
一方、川崎は8日間に渡る強豪との連戦を2勝3敗と負け越すも、チームとしての成長を勝ち取り東地区首位の座にも望みを繋いでいる。未だ連戦2日目の勝率でリーグ最高82.6%を記録する”臙脂色の雷鳴”は前節A東京相手にGAME2で3Pシュートを計18本中10本と50%以上の高確率。前日15に甘んじたアシスト数も21に伸ばしHCの「チームとはなんぞや」という問いかけに答えてみせた。特に得点力の低下が見えるオン「1」の第2、第3Qにおいて3Pシュートが7/11。多くの3Pシュート成功にはシューターをノーマークにする#18 鎌田の”スクリーンアシスト”が存在していた。今節も堅守を誇る相手にオフェンスの潤滑油となる高い強度と良い角度のスクリーンが必須だ。

試合日時 会場  
4月7日(土) 13:05 沖縄市体育館 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 13:05 沖縄市体育館 →B.LEAGUEチケット
栃木vs北海道

ホーム栃木に対しワイルドカード争い3ゲーム差で追いかける北海道との対戦。今節は両者にとって正念場、振り返ってこの直接対決が決め手だったというような重みがある。
前節GAME1で大黒柱#32 ロシターが11得点12リバウンド8アシストと、トリプル・ダブルにあと一歩と迫る流石の活躍。更にシーズン最終盤に向けて、栃木の伸び代はこの#32 ロシターかも知れない。傾向としてボールを持たずにリングに飛び込むカッティングからのシュート機会が昨年より5%ほど低下し、4%ほど増えているのは外角エリアのスポットアップだ。今季も素晴らしい活躍を続けているもののリーグMVP候補常連としてのインパクトではない。彼のギアが更に上がるかに注目だ。
北海道は前節千葉に完敗したものの対戦相手は待ってはくれない。今節対戦の栃木には1勝3敗と負け越してしまっている。同じ守備的なアイデンティティにプライドを持つ相手だがその強度には開きがあり序盤の主導権争いは非常に大きな意味合いを持つ。過去の対戦同様オン・ザ・コートは2-1-1-2で栃木に乗り込むはずで、1月末には#5 ミラー、#15 トラソリーニを起用した。今回は高IQプレーヤー #12 トンプソン加入後初対戦と言う事もあり、彼が幸運の女神を引き連れて来られるかが鍵となる。

試合日時 会場  
4月7日(土) 15:05 ブレックスアリーナ宇都宮 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 14:05 ブレックスアリーナ宇都宮 →B.LEAGUEチケット
千葉vs三河

絶好調千葉が止まらない。”オン・ファイヤー“とは正にこの事。激戦東地区首位にいよいよ躍り出た優勝候補の一角が今節、Bリーグ随一の能力軍団、中地区優勝をいち早く決めた三河との対戦。また三河にとっては2年連続天皇杯で苦汁を飲んだ相手。特に今年1月のトーナメント決勝は、三河#32 桜木のファウルトラブルも大きな影響を与えていたとは言え、その根源となった千葉の”JR(桜木)シフト”に締め上げられ身動きが取れなくなった。この対策にカウンターを準備して臨むか圧倒的攻撃力で上回れなければ、攻守トランジションの激しさで上回る千葉相手に今節も同じ結末を迎えることになりかねない。あの日も前半からの地下深く蠢くマグマが3Qに噴出した様に…三河のキーマンは#6 比江島。ここ10試合では平均5.3アシストと起点作りで双璧を成す#32 桜木のここ10試合平均5.5本に肉薄している。日本代表を共に牽引し、共に得点源である千葉#2 富樫とどちらがチームにより多くのレバレッジをもたらせられるかの闘いでもある。また三河#14 金丸、千葉#34 小野とタイプの違う超一流プレーヤーを互いにどう対策するのか…三河は守備の粗さが目立ったオルトンを放出し、新たに#44 シムズ獲得で守備の向上は計られたのか…試金石となる楽しみな土曜日GAME1まで日めくりカレンダーを一日一日破いて待つしか無い。

試合日時 会場  
4月7日(土) 15:05 船橋アリーナ →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 15:05 船橋アリーナ →B.LEAGUEチケット
横浜vs西宮

どちらのチームにとってこの2連戦がより意味合いが重いかは甲乙付け難い。ホーム横浜が連敗を喫する事があれば、いよいよ残留POは決定的となる。対する西宮が2連敗となればB1昇格組と昨季からB1で戦ってきたチームとの差が改めて強調されるばかりか、後に控える一発勝負への精神的な駆け引きにも必ずや影響を及ぼす。
前節GAME1では”ハマのオフェンスマシーン”#1 川村が29得点と火を吹き、#25 竹田、#15 佐藤の貢献もあって攻撃の好循環が勝利に繋がった。翌日も勝ちゲームだった事は悔やみきれないが、GAME1の内容が再現出来れば西宮の守備を崩壊に導く事は出来るはずだ。さらに一時期より頻度は落ちたとは言え西宮はリーグで最もゾーン・ディフェンスを多用するチーム。#34 サビートの高さがゾーンを敷く事を仕向ける事が出来れば、#1 川村に牽引される横浜の対ゾーン得点効率の高さは更に発揮される。
西宮は前節島根と痛み分け、本来のスタイルとは違うスローテンポなGAME2に69-61で勝利した事が今節にも影響をみせるだろうか?相手大黒柱が不在の中22本ものオフェンスリバウンドを#5 ヒル、#13 道原、#55 リドリー筆頭にもぎ取り、セカンドチャンス・ポイントでも23-8と島根を圧倒、シュート成功率の低さをカバーした。

試合日時 会場  
4月7日(土) 15:05 トッケイセキュリティ平塚総合体育館 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 14:05 トッケイセキュリティ平塚総合体育館 →B.LEAGUEチケット
SR渋谷vsA東京

SR渋谷はA東京とホームで東京ダービーを行う。東地区2位にいたSR渋谷は気がつけば最下位に。ワイルドカード2位の栃木とのゲーム差は残り11試合で4勝差とかなり厳しい状況。ここ13試合で1勝しかあげることが出来ていないのはリーグワースト2位の攻撃力。特にリーグワーストの3Pシュート成功率は頭が痛いところだが、内訳をみるとキャッチ&シュートのノーマーク率が43%と目標である半数を大きく下回り、守備の”ズレ”を作る起点作りの乏しさは改めて指摘するまでもない。#6 サクレのポストアップ、#9 ベンドラメのドライブは勿論#32 山内のピック&ロールにも期待がかかる。
対するA東京はそのピック&ロールから得られる攻撃オプションのなかでも最もリーグで得点効率が低いシュートに追い込む事に長けているチーム。三遠に続いて2番目にノーマークでキャッチ&シュートを相手に与える頻度が低く、その戦術と哲学を各選手達が高いレベルで遂行してくる。川崎相手に高確率で3Pシュートを許し敗戦した直後と言う事もあり気合いも十分なはずだ。ロールプレーヤーながらも貢献が光る#10 バランスキー、#1 小島などもSR渋谷のセカンドユニットに差を付けたい。

試合日時 会場  
4月7日(土) 18:05 青山学院記念館 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 14:05 青山学院記念館 →B.LEAGUEチケット
新潟vs名古屋D

3ゲーム差に4チームがひしめく混戦の中地区でチャンピオンシップ出場を目指す両チームにとって絶対に負けられない戦い。仮に新潟が連敗した場合、残り9試合で5ゲーム差を追う厳しい展開となるだけにチャンピオンシップへ向け勝利が絶対条件となる。しかし現在4連敗中と状況は芳しくない。直近5試合の平均失点も85点。相手速攻時でもハーフコートでもリーグワーストのディフェンスが響いて大阪戦のGAME2では107点を奪われ敗戦。
2日連続で#54 ガードナーが39得点をあげるもチームで得点が分散できていないことも#54 ガードナーの守備意識の低さに言い訳を作ってしまっている。 名古屋Dも攻撃に偏ったチームと言える。ただし相手速攻時の失点率は5番目に低く、攻撃面も合わせて走力とタレントでは完全に勝っている。あとは明確な強味をしっかりと活用出来るかだろう。 新潟にベテランが多い中で注目したいのが#30 今村だ。既にスタメンに定着しておりプロで力が通用することを証明している。#9 安藤や#12 中東といったサイズと年齢の近い名古屋Dの好プレーヤーたち相手にどのようなプレーを見せてくれるか楽しみにしたい。

試合日時 会場  
4月7日(土) 18:05 シティホールプラザアオーレ長岡 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 14:05 シティホールプラザアオーレ長岡 →B.LEAGUEチケット
富山vs三遠

中地区3位の三遠と4位の富山。2位の名古屋Dとのゲーム差はそれぞれ2と3、チャンピオンシップ出場に向けて両者とも負けられない戦い。 三遠は前節GAME2、#2 ドジャー、#15 鈴木、#5 川嶋を欠きながら、いち早く地区優勝を決めた三河と延長にもつれる好ゲームを演じた。結果6連敗と戦績は伸びないものの#11 岡田が36分、#45 鹿野、#73 田渡が40分の出場で改めてチームとしての強さを感じさせた。また#73 田渡はここ7試合中5試合で2桁を超える得点をあげて好調、CSを諦めるのはまだ早い。
一方、富山は前節横浜への連敗を何とか避け、ここ5戦で西地区1位の琉球への1勝を含め3勝。連敗を食い止めた前節GAME2は4Q残り15秒から#22 上江田が6得点をあげ、劇的な逆転勝利を演出。相手の3Pシュート試投数を低く抑える事に長けている三遠との対戦は今季3勝1敗。また3Pシュート成功率で現在リーグ2位に付けている#24 大塚はこれまでの直接対決で3Pシュート が4/13=30.7%とシーズン平均よりも10ポイント低い。唯一の敗戦では3Pシュートを1本も放つ事なく終わっている。勝ち越しているとは言え1/27の三遠戦(3P 2/5、FG4/8)の様なPG#11 宇都への強力な掩護射撃が求められる。

試合日時 会場  
4月7日(土) 18:05 富山市総合体育館 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 13:05 富山市総合体育館 →B.LEAGUEチケット
滋賀vs京都

西地区同士の最後の直接対決。過去4回戦い、滋賀は京都に3勝している。滋賀の#34 狩野は前節の名古屋D戦で3Pシュートが5/5とシュート率100%で絶好調。ノーマークにされればやはり危険なスナイパーである事を改めて証明した。チームとしても現在3連勝中で調子が良い。前節名古屋D#24 バーレルのポストプレーに対して行った駆け引きを今節は京都#34 スミス相手に試す時間帯もあるだろう。#40 フィッシャーはリーグ2位のブロック数を誇るとは言え、#34 スミスは1オン1では誰も抑える事が出来ない”カメハメ波”ポストアタックを持っているとリーグ内でも評判だ。
対する京都はチャンピオンシップ進出も決めていよいよ守備の改善に取り組みたいところ。失点率で京都以上の力を発揮出来ていないのは島根と西宮と考えると、改善なくして頂きは見えて来ない。特に苦手とするトランジション、ピック&ロールの守備を改善して行く上で滋賀#7 並里以上の好敵手はいないだろう。#3 伊藤の平面的な頑張りからスクリーンが起きた後の外国籍選手達との連動までしっかりと確認して臨みたい。

試合日時 会場  
4月7日(土) 18:05 ウカルちゃんアリーナ →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 14:05 ウカルちゃんアリーナ →B.LEAGUEチケット
島根vs大阪

前節GAME1でようやく長いトンネルから抜出した島根。この試合では、#30 ポマーレ、#12 ソーントンが共に21得点、#0 佐藤、#1 岡本、#18 相馬も2桁得点と活躍。また、チーム全体で3Pシュートは54.5%(12/22)と高確率で成功し、全員で#40 スコットの穴をカバーして勝利をもぎ取った。今節は負ければ残留プレーオフ出場が決定してしまうが、意地を見せて勝利し、#30 ポマーレの古巣を相手に逆境を跳ね返したい。
一方の大阪も新潟に2連勝。GAME2では#17 木下が17得点(FG6/10 60.0%)、#27 熊谷が21得点(FG8/13 61.5%)と日本人プレーヤーが大活躍し、100点ゲームで快勝した。特に#27 熊谷がピック&ロールを扱いながら自らドリブルで持ち込んだ3Pシュートなどは大きな手応えとなったはず。チームのタレントは伸び代も十分。選手達が一番自覚しているであろう、チームファウル5つ時のルーズボールやリバウンド時のファウルなど、小さなメンタルミスをクリーニングして行くだけでも今後チームは更に成長出来る。

試合日時 会場  
4月7日(土) 18:35 松江市総合体育館 →B.LEAGUEチケット
4月8日(日) 13:35 松江市総合体育館 →B.LEAGUEチケット