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B.MAGAZINE

コンマの差でデッドヒートを繰り広げる個人タイトル争いに注目(ブロック、スティール、3ポイントシュート、フリースロー編)

2022.04.22

見どころ・レポート

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 B.LEAGUE 2021-22シーズンのレギュラーシーズンも残すところあとわずか。果たして、個人タイトル争いはどんな結末が待っているのか。今回はブロック、スティール、3Pシュート、フリースローの4部門を展望する。(※スタッツ、順位は4月20日時点)
ブロック王争いは1位から10位までが平均0.4本差の中にひしめく混戦状況だ。現在1位は平均1.4本のジェロード・ユトフ(シーホース三河)。身長206cmの同選手は第25節サンロッカーズ渋谷とのGAME2で1試合5ブロックをマークすると、その後2戦連続で3ブロックを挙げてスタッツを伸ばした。ユトフとコンマ差ですぐ後ろにつけるのは、同タイトルの受賞歴のあるジョーダン・ヒース(川崎ブレイブサンダース)。他にもこの部門では実力者がそろってランクインしており、最後まで目が離せない展開となるだろう。
スティール部門では、唯一、平均2本以上を記録しているジェームズ・マイケル・マカドゥ(サンロッカーズ渋谷)が一歩リード。2位が平均1.7本のパブロ・アギラール(川崎)、3位は平均1.6本のコティ・クラーク(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)と、過去に例を見ないほど外国籍選手が上位を占める。このままマカドゥが受賞すれば、広瀬健太、ベンドラメ礼生に次いでSR渋谷から3人目のスティール王が誕生することになる。
ベスト3P成功率賞をかけた争いでは、広島ドラゴンフライズの若き司令塔、寺嶋良が46.0%で首位に立つ。その寺嶋と最後までタイトルを争う存在となりそうなのが、2位につける秋田のグリン(45.5%)と3位の比江島慎(43.3%/宇都宮ブレックス)の3選手。ただし、上位の選手も安穏としていられないほど、試合後終わるごとに順位が変動しており、シーズン終了まで激しいタイトル争いが続く様相を呈している。
ベストFT成功率賞は2016-17シーズンから金丸晃輔(島根スサノオマジック)が4季連続で受賞してきたが、昨季は古川孝敏(秋田)がその牙城を崩した。しかし、今シーズンは新たな受賞者が誕生しそうだ。現在1位の晴山ケビン(90.9%/富山グラウジーズ)は第15節広島ドラゴンフライズとのGAME1から30本連続でフリースローを成功させた。また、2位には橋本竜馬(90.4%/レバンガ北海道)、3位には齋藤拓実(89.3%/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が控えており、1本の成功、不成功がタイトル争いを左右するデットヒートが見られそうだ。

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