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【イベントレポート】B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME|ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO

2023.01.30

オールスターゲーム

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前日の興奮が覚めやらぬ状況で迎えた、「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」DAY2。今回から新たに設けられた「B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」でスタートした。

このゲームは各クラブが保有しているU18チームを「B.LEAGUE U18 EAST」と「B.LEAGUE U18 WESTの2のチームに分けて、選抜された12名で争われるもの。試合前、選手たちはオールスターゲームのド派手な演出の中、1人ずつMCから紹介されて、コートに出ていく。中・高校生の彼らにとっては、今まで味わったことのない夢のような体験が待っていた。

B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAMEに出場する選手の中には、今季からスタートした「ユース育成特別枠」で既にB.LEGUEデビューを果たした選手たちも存在している。それはU18 EASTの #5 平岡勇人と #8 内藤耀悠、U18WESTの #11 須藤春輝と試合途中から出場した #8 今西優斗(名古屋U18)の4名。それだけにハイレベルの戦いが期待された。

U18 EASTは白澤卓HC(横浜BC U18)がチームを率い、#4 藤井大(宇都宮U18)、#5 平岡勇人(横浜BC U18)、#8 内藤耀悠(北海道U18)、#10 倉光晴(秋田U18)、#11 大森康瑛(SR渋谷U18)がスタートに名を連ねた。

一方のU18 WESTは大西順HC(名古屋D U18)がチームを指揮する形、スタートの5人には #4 木戸龍斗(三河U18)、#5 稲葉耕祐(京都U18)、#6 藤原拓海(大阪U18)、#11 須藤春輝(琉球U18)、#12 佐藤遼乙(名古屋D U18)が選ばれ、コートに立った。

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第1クォーター、U18 EASTが高さを活かしてオフェンスリバウンドを次々と獲得、セカンドチャンスポイントを奪い、中盤まで大きくリードを広げていく。特に#6 山崎成隆(SR渋谷U18)が3本のオフェンスリバウンドを含む、合計7本のリバウンドで注目を集める。さらに、#5 平岡が得意の3Pシュートやスティールからファストブレイクを決めるなどチームに貢献。中盤までに17-5と二桁にリードを広げた。

しかし、U18 WESTも負けていない。アップダウンの激しい早い展開にゲーム展開をもっていくと、徐々に点差は縮まっていく。#12 佐藤がスピードに乗ったゲームの流れを引き出すと、#18 木山 大輔(福岡U18)がアグレッシブなプレーでチームを鼓舞。14-19とU18 WESTの5点ビハインドで最初の10分が終了した。

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第2クォーター、U18 WEST #11 須藤が3Pシュートを決めてU18 EASTに猛追するも、そこからU18 EASTが一気に猛攻を仕掛ける展開となる。#10 倉光が力強いドライブやカットプレーで得点を決めれば、#11 大森も引き続きリバウンドでチームに貢献し、点差は再び二桁に広がる。

U18 WESTはすかさずタイムアウトを請求。そこで冷静さを取り戻し、反撃を仕掛けていった。#15 松尾和のプルアップシュートでの得点を契機にハードなディフェンスから相手の攻撃を守り切る。オフェンスではペイントアタックで得点を重ねていき、残り5分を切った時点で1点差まで追い詰めていく。

しかし、U18 EASTも応戦。#5 平岡のドライブ、 #8 内藤がゴール下で特典のペースを上げると、流れがU18 EASTに傾いて前半が終了。42-33とU18 EASTが9点リードで後半を迎えることになった。

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第3クォーターもU18 EASTの流れのままで進んでいく。特に、オフェンスリバウンドでオフェンスでのポゼッション数を増やして、そのチャンスを得点に活かしていく。さらに#5 平岡の3Pシュートや #11 大森のゴール下などで、リードはこのゲーム最大の20点まで広がった。それでも残り4分を切ったあたりからU18 WESTペースを取り戻す。#11 須藤がミドルシュートや巧みなドライブで得点を重ねていくが、それでもU18 EASTが #13 南拓摩(富山U18)のクロスオーバードリブルからの3Pシュートで点差を保つと、65-51で最後の10分を迎えた。

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第4クォーターの序盤、U18 WESTが必至の反撃を見せ、4連続得点で3ポゼッション差まで点差を縮める展開に。#11 須藤のタッチダウンパスを #6 藤原が華麗にゴール下で得点を決めれば、 #8 今西のバスカンでチームは盛り上がった。

しかし、ここまでゴール下を制していたU18 EAST #6 山崎がオフェンスリバウンドをタップして得点を決めると、#8 内藤も持ち味の得点力を要所で発揮してリードを渡さない。それでも諦めないU18 WESTはゲーム終盤に#12 佐藤と #11 須藤の連続ファストブレイクで応戦するが、逆転まで至らずにゲームセット。

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初開催となったB.LEAGUE U18 ALL-STAR GAMEはU18 EASTが86-76のスコアで勝利。記念すべき最初の勝利チームとなった。

この試合14得点8リバウンドのU18 EAST #8 内藤は「もう本当に楽しかったです。慣れちゃいけない特別な空間だと思って、緊張感は忘れずに楽しむことを一番に考えてプレーしました」と笑顔でゲームを振り返った。ゲームハイの5本の3Pシュートを決めた#5 平岡は「こういう経験は貴重ですし、経験したものをトップチームのプレーに活かしたいです。緊張はなくて、コートに立つ前に『自分がエースなんだ』と思ってコートに立てたので、プレーしていて楽しかったですね」と力強くコメント。

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一方のU18 EASTの #8 今西は「ユースの選手がオールスターの舞台で求められているのは、高校生らしく全力でプレーすることだと思っていて、今日はそれぞれが自分らしさを出せたと感じています。大舞台でプレーできて楽しかったです」とゲームの感想を答えた。そして、U18の選手として2日間オールスターの舞台を経験した #11 須藤は「今日は相手のサイズに対抗して、トランジションを意識してプレーしました。結果は敗戦でしたが、このオールスターの舞台で自分のプレーを見てもらえたことは貴重な経験でしたし、本当によかったです」と締めくくった。

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