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B.MAGAZINE

名古屋Dvs大阪|欠場者が増える緊急事態の名古屋D、”脇役”の奮起が求められる

2023.03.17

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第25節

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs大阪エヴェッサ

 前々節の時点で西地区首位の島根スサノオマジックと5ゲーム差がつき、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとしては1つの黒星が響く状況だった。まずは地区2位の琉球ゴールデンキングスとの直接対決で差を縮めておきたいところだったが、序盤からリードを許した上に第3クォーターがわずか11得点。第4クォーターに29得点と猛追したが、5点届かなかった。島根とのゲーム差は開き、危機感が募る。

 中断期間明けは黒星スタートとなった大阪エヴェッサだが、前節は滋賀レイクスに30点差をつける大勝だった。ディージェイ・ニュービルが30得点を挙げたほか、カイル・ハントが21得点、鈴木達也が17得点。ハントはオフェンスリバウンドも8本取り、特に貢献度が高かった。順位は西地区6位のままだが、前々節に敗れたファイティングイーグルス名古屋と再び勝率で並び、今節は再度勝率5割復帰に挑む機会ともなる。

 前節の名古屋Dは、インジュアリーリストに入ったモリス・ンドゥールに代わる新戦力のアラン・ウィリアムズがデビューしたが、戦列を離れている張本天傑などに加えて齋藤拓実も出場できず、ベンチ入りは8人のみだった。シーズンで最も過密な日程に突入しているなか、コンディションに細心の注意を払い、出場時間をうまく調整したいところだ。前節に出場時間を伸ばした菊池真人や坂本聖芽、今シーズンは出場機会が限られている中務敏宏がどこまで存在感を発揮できるかにかかっていると言っても過言ではない。

文=吉川哲彦

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