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富山vs広島|富山は今節が他地区との最後の対戦…フリースローでの失点を減らせるか

2023.03.24

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第27節

富山グラウジーズ vs 広島ドラゴンフライズ

 前々節に連敗を「10」でストップし、B1残留圏内に踏みとどまった富山グラウジーズ。前節は同じ中地区で首位を走る川崎ブレイブサンダースという難敵に挑み、立ち上がりは先手を取られたものの、マイルズ・ヘソンの連続3ポイントシュートなどで接戦に持ち込み、2点ビハインドで前半を終えた。小野龍猛の3ポイントシュートも好調で粘り強く食らいつき、最後は4点差で押しきられてしまったが、連敗を止めて自信を取り戻した様子がうかがえ、次につながる敗戦だったと言っていい。

 西地区3位の広島ドラゴンフライズは前節、2ゲーム差で同4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズが相手という重要な一戦に臨み、第1クォーターから点の取り合いになったなか、第2クォーターを16失点に抑えながら、第3クォーターが11得点止まり。同点で迎えた第4クォーター残り14秒からのディフェンスでブザービーターを決められ、結果的には第3クォーターの失速が響く形で敗れた。名古屋Dに1ゲーム差に迫られ、西地区2位の琉球ゴールデンキングスとは3ゲーム差に開いた。

 次節以降がすべて同地区対決となっている富山にとって、今節は他地区との最後の対戦。チャンピオンシップ進出圏内のチームに一泡吹かせ、自信を深めたい。前節は23個のターンオーバーも敗因の一つとなったが、27ファウルも影響大。広島はフリースロー成功率がリーグ1位とあって、失点を抑えるためには不用意なファウルを減らさなければならない。

文=吉川哲彦

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