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川崎vs横浜BC|中地区首位攻防戦…主力欠く状況でダービーを制するのはどちらか

2023.04.06

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第30節

川崎ブレイブサンダース vs 横浜ビー・コルセアーズ

 中地区首位の川崎ブレイブサンダースは前節、マット・ジャニング、マイケル・ヤングジュニアが欠場したものの、信州ブレイブウォリアーズを相手に76-71の逆転勝ち。31得点のニック・ファジーカスを起点に、ディフェンスの強度を高めた第3クォーターで25-9の逆襲に転じて、流れを引き寄せた。

 一方、同2位の横浜BCは前節、サンロッカーズ渋谷に82-72で勝ちきった。河村勇輝やパトリック・アウダなどを欠きながらも、チャールズ・ジャクソンが34得点、デビン・オリバーも27得点と、そろってBリーグキャリアハイを更新。森井健太は先発で奮闘し、チームで速攻から19得点を挙げた。

 そんな両チームはゲーム差「1」で、今シーズン3度目の“神奈川ダービー”を迎える。勝敗のカギは、トランジションとリバウンドになるだろう。過去2戦、第8節は川崎がリバウンドで14本を上回り、横浜の速攻を10点に抑えて98-60で制したが、第24節は横浜がリバウンドを6本差に縮め、速攻から20点を奪って81-78でリベンジした。

 川崎はジャクソンやオリバーといった走れるビックマンに得点を与えないためにも、ディフェンスの戻りを徹底したい。ジャニング不在の可能性が高い攻撃では、3試合連続で2ケタ得点を挙げる納見悠仁の活躍がカギになる。ファジーカスの起用法も、試合の流れを左右しそうだ。

 対する横浜は、負傷の河村が全治4週間程度と発表されているだけに、今節も森井の頑張りは必要不可欠。前節はフィールドゴール成功がなかっただけに、得点でもチームを盛り立てられるか。さらに、オリバーとジャクソンの2メンゲームが機能すれば、川崎攻略に弾みがつきそうだ。

文=大橋裕之

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