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B.MAGAZINE

宇都宮が3Pシュート攻勢で先勝、琉球を寄せ付けず優勝に王手!【りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25 GAME1】

2025.05.24

B1チャンピオンシップ

3年ぶりの再戦カード、初戦は宇都宮が制す

 
【(C)B.LEAGUE】
 

りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASONは、いよいよクライマックスを迎える。「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」に駒を進めたのは、宇都宮ブレックス(東地区1位)と琉球ゴールデンキングス(西地区1位)。ともに5試合を戦い抜いてたどり着いた最終決戦は、3年前と同じ顔合わせとなった。そのときは宇都宮が2連勝でファイナルを制し、2度目の優勝を飾っている。今回勝てば、それ以来3度目の頂点となる。一方の琉球は、2年ぶり2度目のリーグ制覇を目指す。5月24日、横浜アリーナで第1戦の火蓋が切って落とされた。

【(C)B.LEAGUE】
 

琉球は#4ヴィック・ロー、#18脇真大、#34小野寺祥太、#45ジャック・クーリー、#53アレックス・カーク、宇都宮は#6比江島慎、#9遠藤祐亮、#25D.J・ニュービル、#33ギャビン・エドワーズ、#34グラント・ジェレットがスターターに名を連ねた。琉球はハンドラーとなる#18脇がコースト・トゥ・コーストでレイアップを決めると、#53カークのリバウンドから#4ローが3Pシュートを沈めるなど連続得点。7-2というスタートを切った。

オープンの選手を作ってシュートを放っていった宇都宮は、#6比江島が#33エドワーズのシュートを演出すると今度は、パスを受けてレイアップを成功。簡単にリードを許さない。

【(C)B.LEAGUE】
 

開始から3Pシュートがなかなか入らなかった宇都宮だったが、クォーター中盤以降、#25ニュービル、#34ジェレット、途中出場の#7小川敦也と3Pシュート攻勢。18-14と逆にリードを奪う。ここでタイムアウトを取った琉球は、#53カーク、#45クーリーのパワープレー、#12ケヴェ・アルマのアタックで得点につなげて迫ったが、#6比江島のディープスリーも飛び出し、宇都宮の24-20で1Qを終えた。

琉球は2Q、ベンチから出場した#15松脇圭志、#47平良彰吾が好ディフェンスを披露。流れを引き寄せようとしたが、宇都宮は#7小川がそれを苦にせず。プルアップ3Pシュート、セカンドチャンスからのシュートと連続得点を挙げてみせる。琉球は#45クーリーがリバウンド、シュートと頑張りを見せたが、残り5分、宇都宮は#25ニュービルのフリースローで36-26と2桁差にした。このあとは互いにハードなディフェンスを見せ、トランジションが多い展開に。琉球は#4ロー、#45クーリーが得点源となって詰めたが、宇都宮は#9遠藤の3Pシュートも飛び出し、41-35でハーフタイムを迎えた。前半、宇都宮は3Pシュートを9/21と高確率をマーク。一方、琉球はリバウンドで27-15と大きく上回ったものの、3Pシュートは2/12と精度を欠いた。

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3Q初得点は宇都宮。#25ニュービルが左コーナーから3Pシュートを沈めると、続くオフェンスでは速攻からレイアップ。再び2桁差にする。我慢の時間が続く琉球は#4ロー、#18脇が速い展開から決めて粘りを見せるが、宇都宮は#33エドワーズの3Pシュート、#9遠藤が引き出したターンオーバーから#25ニュービルの得点につなぎ、2桁差をキープした。その後も琉球は#53カークのフリースロー、#4ローの速攻と追加点を奪うが、宇都宮は連続得点を許さない。クォーター終盤には、宇都宮が#7小川のレイアップ、#25ニュービルの連続得点などでスコアを伸ばし、59-45として3Qを終えた。

14点差を追って迎えた4Q、琉球は開始直後に#3伊藤達哉が一瞬の速さを生かしてバスケットカウント。さらに#15松脇が3Pシュートを連発。反撃の狼煙を上げたが、ディフェンスでは宇都宮のピック・プレーを上手く止められない。#7小川のレイアップ、#33エドワーズ、#34ジェレットの3Pシュートとすぐに取り返される展開となり、残り7分で宇都宮の70-54となる。

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それでも琉球の集中力は途切れない。クォーター中盤に、#15松脇が4Q3本目の3Pシュートを沈めると#53カーク、#45クーリーのインサイド、#47平良のレイアップで得点し、残り2分半で10点差とした。プレッシャーがかかる宇都宮だったが、動揺は見られず。残り2分、#6比江島のキックアウトから#9遠藤が3Pシュートを射抜いて76-63とすると、その後も#33エドワーズ、#25ニュービルらが着実に得点。81-68で先勝した。

宇都宮は#25ニュービルが25得点、#7小川、#33エドワーズが15得点とオフェンスをけん引。さらに16/39(41%)と高確率で3Pシュートを成功させた。リバウンドでは37-48と苦戦したものの、琉球から14本のターンオーバーを引き出している(宇都宮は8本)。

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オンコートインタビュー

■#7小川敦也

 

――初戦を勝利しました。

「本当に苦しい時間帯、リードされる展開もあったんですけど、ベンチから出る選手がエナジーを出して、チームを良い方向に持っていけたかなと思うので、引き続き明日も続けていきたいなと思います」

――3本の3Pシュートを沈めて15得点と活躍しました。

「今日は3Pシュートの確率が良かったこともありますし、それ以外のところでアタックも上手くハマったのかなと思うので、明日も続けたいです」

 

――優勝に王手です。

「明日、勝たないと意味がないです。今日以上のエナジーを出して頑張るので応援よろしくお願いします」

■#6比江島慎

――3年ぶりの舞台、どんな思いで試合に臨みましたか?

「ファイナルという舞台でプレーできるというのは本当に幸せなことです。今シーズンにかける思いも強いので、感謝の気持ちを持って(臨み)、しっかりプレーできたかなと思います」

――ブレックスファンの力強い応援は、力になりましたか?

「まるでホームコートのような声援を送っていただき、僕たちの力になりました。いつも感謝しています。ありがとうございます」

――明日への意気込みをお願いします。

「明日勝たないと本当に意味がないですし、今日以上のエナジーを持って臨みたいと思います。オフェンス面で、しっかり引っ張り、しっかりプレーして必ず優勝したいと思います」

■#25D.J・ニュービル

 

――初戦勝利おめでとうございます。

「ありがとうございます。素晴らしい勝利でしたが、やはり優勝しないと意味がありません。また明日、勝てるように頑張りたいと思います」

――チーム最多の25得点、ご自身のプレーはどこがよかったでしょうか?

「自分自身だけではなく、チームが全体を通してすごくディフェンスが良かったです。多分そこが勝因だと思っています」

――優勝への思いをお聞かせください。

「素晴らしい環境で試合ができることを、すごくうれしく思っています。ブレックスファンの皆さん、本当に応援ありがとうございました」

■ジーコ・コロネルHC代行

 

――勝因は何だったでしょうか?

「すごくハードにプレーしていました。素晴らしい選手たちが揃っていますし、チームとしてまとまって戦えたということが一番良かったと思います」

――3Pシュートがよく決まりました。

「3Pシュートについては色々な結果というか、これについて話すのは難しいです。それでも、やはりディフェンスリバウンドが3Pシュートに繋がったと思います」

――明日に向けて意気込みをお願いします。

「選手たちも分かってくれていると思いますが、自分たちは1勝するためにここにきたわけではありません。もう1勝してシリーズを勝ちきれるようにしていきたいと思います」

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