「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2024」2日目、決勝トーナメント進出12チームが決定

いよいよ明日から決勝トーナメントに突入

東京体育館(東京都渋谷区)で「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2024」が開催されている。7回目となる本大会は過去最高の48クラブが出場。2日間の予選リーグのあと、3日間をかけて決勝トーナメントを行ってNo.1クラブを決める。大会2日目の3月28日、昨日に続き予選リーグが行われ、決勝トーナメント進出を懸けた戦いが繰り広げられた。

B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP2024特設サイト

決勝トーナメント進出を決めたのが福島U15

第1試合で予選リーグ3連勝を果たし、早々に決勝トーナメント進出を決めたのが福島U15と越谷U15。福島U15は初日の2試合目、宇都宮U15との延長戦での勝利が大きかった。「2022年に3位になったものの、年々レベルも高くなってきており、昨年は決勝トーナメントに出られなかったので、まずはほっとしています」と福島U15の安藤太郎HC。「目標は優勝と言っていますが、試合の勝ち負け以前に、チャレンジすることを求めています」と話す。一方、越谷U15は、鹿児島U15との接戦を58-52で勝ち切って決勝トーナメントを決めた。前日には仙台U15に粘られるも逃げ切り、最後まであきらめない勝負強さを見せた。「3回目の出場で、1回目は1勝もできず、2大会目に初勝利。今大会では決勝トーナメント進出を目標としてやってきたのでうれしいです」と田中慶HCは喜びを語る。「3年生がチームにあきらめない気持ちを持ち込んでくれています」と話し、決勝トーナメントも「どこと当たるか分かりませんが、目の前の相手に集中して、一戦一戦臨んでいきたい」と抱負を口にした。越谷U15に敗れた鹿児島U15の肥後剛HCは「3年生が多く、能力の高い選手もいるので何とか決勝トーナメントにと思っていたので残念でした。それでも最後は笑顔で終わってくれれば」とコメント。チームを引っ張る#30加賀谷ジェームス洸太朗も「鹿児島から応援に来てくれている家族もいますし、バスケットLIVEを見て応援してくれている方もいるので、最後までいいプレーを見せたい」と気持ちを切り替えた。

越谷U15は決勝トーナメント初進出を決めた

この日、最後までもつれたのは東京Z U15と茨城U15の一戦。東京Z U15が予選2勝、茨城U15は1勝1敗だったが、この一戦で勝利をあげれば、得失点差(7点差で逆転)に持ち込む戦いとなる。実際試合は茨城U15が53-49で勝利したが、得失点差が足りずに東京Z U15が決勝トーナメント進出を決めた。東京Z U15のキャプテン#9 藤原健人は「エースの#12佐藤(久遠)選手のマークが厳しくなるので、周りのどの選手も得点できるようにと考えていましたし、自分でも強気で攻めました。試合に負けてしまったのは悔しいですが、決勝トーナメントに出ることをできるので、得点差を考えて最後までプレーしました」と心境を語った。敗れた茨城U15の遥天翼HCも「試合になれば、選手の背中を押すだけ」とベンチから選手たちを励まし、鼓舞し続けた。「選手たちはやってきたことをやり切ってくれました」と大会を振り返った。

東京Z U15のキャプテン#9 藤原健人

また、昨年度優勝の名古屋D U15、準優勝の福岡U15、3位の横浜BC U15は予選リーグ3戦全勝で危なげなく決勝トーナメントに勝ち上がった。特に横浜BC U15は3試合とも100点ゲーム。「Jr. ウインターカップでSR渋谷さんに負けてから、チームとしての課題と向き合いながら進んできました。スタッフで話し合って、ラインナップも変えたりもしています。しかし、大会はこれからです。強豪チームも多いですから、しっかりと決勝トーナメントを戦っていきたいですね。この大会での優勝はまだないので、ぜひ優勝したいと思っています」と横浜BCの京希健HC。
いよいよ3日目からは一発勝負のトーナメントが始まる。

昨年度優勝の名古屋D U15、準優勝の福岡U15と同じく予選リーグ3戦全勝で危なげなく決勝トーナメントに勝ち上がった横浜BC U15

●決勝トーナメント進出チーム
グループA 名古屋ダイヤモンドドルフィンズU15
グループB 琉球ゴールデンキングスU15
グループC 佐賀バルーナーズU15
グループD 長崎ヴェルカU15
グループE 岩手ビッグブルズU15
グループF ベルテックス静岡U15
グループG ライジングゼファーフクオカU15
グループH 越谷アルファーズU15
グループI サンロッカーズ渋谷U15
グループJ 福島ファイヤーボンズU15
グループK アースフレンズ東京Z U15
グループL 横浜ビー・コルセアーズU15