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2025.02.04

新野楓果のBestスコア①「会場の雰囲気、そして試合展開もワクワクドキドキだった千葉ジェッツ×横浜BC」

  • 月刊バスケットボール

素敵な会場だったららアリーナ東京ベイ


こんにちは、Rain Treeの新野楓果です。

以前、「バスケ歴9年、Wリーグ野口さくらLOVEなアイドル」として月刊バスケットボールWEBに登場させていただきましたが、今回は2月1日に行われたBリーグ・千葉ジェッツ×横浜ビー・コルセアーズ(BC)の試合を見に行ったので、そのレポートを書きたいと思います。


「LaLa arena TOKYO-BAY」に行ったのは今回が初めて

会場の「LaLa arena TOKYO-BAY」に行ったのは今回が初めて。収容客数が1万人規模のアリーナとは聞いていましたが、想像以上に大きく迫力満点。広々としたきれいな会場でプレーできるのは、「選手の皆さんにとっても夢のアリーナなのでは?」と思うくらいキラキラしていました。

アリーナ中央にあるセンタービジョンはかなり大きく、4面あるのでどの角度からも見やすくてスクリーンを使った演出はとても迫力がありました。音響や照明に合わせた応援により一体感が生まれ、会場にいるからこその臨場感が味わえるのでかなり興奮しました。

また施設は、観客にも配慮した優しいつくりになっていました。お手洗いの数がかなり多く、混雑状況が確認できるモニターがあるのが分かりやすかったです。やはりハーフタイムに混雑しがちなので、少しでも回避できるのはブースターにとって意外と重要な部分。さらに、お手洗いの中につまようじや綿棒、お手拭き、ハンドミルク、サニタリー用品などが置いてあったり、2階にはベビールームがあったりと、細かな気配りを感じました。


想像以上に大きく迫力満点でした

1点差の激戦にワクワクドキドキ


当日は、千葉ジェッツのホームゲームということもあり、1階から4階まで客席はほぼ赤色で埋まっていました。「声炎」「応炎」と「炎」という漢字をあえて使っているのも初めて知り、最初のSTAR JETS(ダンサー)の方々のパフォーマンスでも炎が出る演出があり、会場全体が炎のように熱く盛り上がっていて一体感がありました。センタービジョンに映るブースターの皆さんが笑顔で、ノリノリでバスケを楽しんいでるのが伝わってきて、私もワクワクドキドキしながら観戦することができました。

試合前から注目していたのは、2か月ぶりにケガから復帰する千葉ジェッツのジョン・ムーニー選手です。昨シーズンのリバウンド王ということで、『頼れるビックマンが戻ってきたのはかなり大きいのでは?』『どんなプレーを見せてくれるのだろう?』と楽しみでした。いざ試合が始まると、復帰戦とは思えない2桁リバウンド(11)の活躍で存在感を発揮していました。まだ本調子ではないと思うので、早くケガした足が回復し、さらに活躍される姿を楽しみにしております。


ムーニー選手、すごかったです

試合は67‐66で横浜BCが勝利しました。3Q終了時点で52‐49とリードしていたのは千葉ジェッツでしたが、4Q開始後すぐに横浜BCが追い付くと、その後はリードチェンジを繰り返す接戦となり、見ている側もドキドキが止まりませんでした。緊張感と会場の盛り上がりが最高潮で、『このままオーバータイムになるんじゃないか!』と心の準備をしていた方が多かったと思います。それぞれのチームのブースターが『勝ってくれ!』と胸の前で手を合わせて願っていた瞬間でしたが、残り28秒で66‐61とリードしていた横浜BCが千葉ジェッツの猛追を何とか1点差で振り切りました。

横浜BCはリバウンドを多く取れていたので、そこが今回の勝利に大きくつながったのではないかと思いました。また、ディフェンスの力強さも感じました。特に、森井健太選手が富樫勇樹選手、須藤昂矢選手が渡邊雄太選手へ激しいプレッシャーをかけていたのが印象に残っています。

千葉ジェッツは、前半のシュート成功率があまりよくなかったように見えました。後半から巻き返し一度は逆転しましたが、なかなかリバウンドが取れず、それがリズムに乗れない要因になっていた印象です。

目を奪われた選手は…


千葉ジェッツで目を奪われたのは、渡邊雄太選手と金近廉選手です。

渡邊選手については、コートに出てくると、その動きを常に目で追ってしまうほどプレーに存在感がありました。外からも中からも攻める姿勢、ここぞというときにシュートを決めるところが素晴らしかったです。個人的には、シュートのループが高く、柔らかいことが見ていてすごく気持ちよかった! 4Q残り20秒を切った場面で決めた3Pは会場の盛り上がりが一番すごかったですし、64‐66まで詰めたときには『逆転勝利もあるかな?』と期待しました。ディフェンスに厳しくチェックされているあの状態で、冷静に点数を決めてくるのはさすがでした。


その動きを常に目で追ってしまうほどプレーに存在感がありました

金近選手については、日本代表合宿に呼ばれるようになったころから注目していました。ブロックしづらい高さのある3Pを武器にしていて、3Q終了間際に3Pを決めて52‐49とリードした場面では『さすが!』と思いました。また、196cmの高身長を生かしてリバウンドやブロックに跳ぶ姿も印象的です。声を出している姿がセンタービジョンに映ることも多く、チームを盛り上げているようにも見えました。今後チームのエースになるような、すごく期待できる若手の一人だと思います。


金近選手については、日本代表合宿に呼ばれるようになったころから注目していました

一方、横浜BCで気になったのは、森井選手とダミアン・イングリス選手です。

森井選手は、ディフェンスがすごすぎました。千葉ジェッツの司令塔である富樫選手に激しいプレッシャーをかけて守り抜き、無得点で抑えたことは本当に素晴らしく、チームの勝利に貢献されていたと思います。オフェンスでは無得点でしたが、高いスキルをもったドリブルワークで相手をはがし、得点につなげるアシスト力を発揮していました。森井選手が気になって翌2日の試合もバスケットLIVEで観戦していたのですが、この日も富樫選手を抑えつつ、ノールックパスで会場を沸かせる華麗な場面もあり、思わず「うまっ!」と声が漏れてしまいました。


森井選手は、ディフェンスがすごすぎました

そしてイングリス選手は、ボールを持つと必ず点数が入るといってもいいくらい安定感がありました。とにかく押し込みが強く、ゴール下で存在感を発揮していました。リバウンドもアシストもできてオールラウンドなプレーをする選手で、この日の21得点、13リバウンド、4アシストはすべてチームハイ。勝利の立役者ですね。


イングリス選手は安定感がありました

あと、プレー面ではないのですが、『渡邊選手のバッシュが青くて目立つなぁ』と思っていて、後々写真を見返すと、足の骨が描かれたキュートなデザインのバッシュを履かれていました。選手の皆さんは試合ごとにバッシュを変えたり、個性的なデザインのものを履かれている方もいるイメージなので、皆さんがそれぞれどんなバッシュを履いてるのか、こだわりがあるのか、というところにも今回興味を持ちました。次回、レポートするときは、そうしたファッション的なことにも注目したいと思います。



Profile
新野楓果(にいの・ふうか)
2025年1月29日にキングレコードよりメジャーデビューした、秋元康総合プロデュースの17人組ガールズグループRain Treeのメンバー。身長167㎝、バスケ歴9年。ドリブルと3Pシュートが得意で茨城県の県南選抜に選出されたこともある。
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