快勝の宇都宮がB1全体1位に浮上…三遠とのCS出場順位争いはGame2で決着へ
5月3日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」のB1リーグ第36節が開催。レギュラーシーズン首位を目指す宇都宮ブレックス、三遠ネオフェニックスが越谷アルファーズ、川崎ブレイブサンダースとそれぞれ対戦した。
宇都宮はベテランの渡邉裕規が序盤から好調なオフェンスを披露し、前半を44-30の14点リードで締めくくる。第3クォーターでも渡邉を中心に宇都宮が果敢なオフェンスを仕掛け、10分間で31得点を獲得。第4クォーターに入っても越谷に隙を与えず、最終スコア91-62で宇都宮が快勝を収めている。
連敗をストップした宇都宮は、渡邉が3ポイントシュート4本を含むゲームハイ20得点を挙げ、インサイドではアイザック・フォトゥが17得点9リバウンドと奮闘。敗れた越谷はジェフ・ギブスが17得点14リバウンド、笹倉怜寿が13得点3リバウンド3アシストをマークした。
敵地に乗り込んだ三遠は、前半を終えて39-46と川崎にリードを許す展開。後半も思うようにスコアが伸びず、逆に点差を広げられてしまう。それでも16点差で迎えた第4クォーターには怒涛の攻勢を見せ、試合時間残り40秒には佐々木隆盛の3ポイントで同点に追いつくことに成功。しかし、同点で迎えた試合時間残り2秒に篠山竜青の勝ち越し弾を許し、最終スコア82-84でGame1を落とす結果となった。
勝利した川崎は野﨑零也がキャリアハイタイの21得点、ロスコ・アレンが19得点、アリゼ・ジョンソンが10得点16リバウンドとダブルダブルの活躍。一方の三遠は主力のデイビッド・ヌワバが欠場する中、ヤンテ・メイテンが19得点、吉井裕鷹が試合時間残り8秒で決めた同点3ポイントを含む17得点と気を吐くも、惜しくも逆転勝利には届かなかった。
この結果、宇都宮は戦績を47勝12敗(.797)として、46勝12敗(.793)の三遠を上回り全体順位で1位に浮上。4日に行われるGame2で宇都宮と三遠がともに勝利、あるいはともにが敗戦しても宇都宮が全体1位のままCSに進出する。
一方で宇都宮が敗れ、三遠が勝利すれば再び順位が逆転する。ワイルドカード上位を争う群馬と三河同様に、最終順位、そしてCSでの対戦相手がどのチームになるかはレギュラーシーズンラストゲームの結果で決まる。
■試合結果
宇都宮ブレックス 91-62 越谷アルファーズ(@日環アリーナ栃木)
宇都宮|24|20|31|16|=91
越 谷|14|16|14|18|=62
川崎ブレイブサンダース 84-82 三遠ネオフェニックス(@川崎市とどろきアリーナ)
川崎|21|25|22|16|=84
三遠|21|18|13|30|=82
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