2025.05.09
新野楓果のBestスコア⑪「富樫選手の復帰戦で快勝。チャンピオンシップへの視界良好?/千葉J×仙台」
「おかえり」コールが響き渡った
富樫選手の復帰戦
こんにちは、Rain Treeの新野楓果です。
5月3日に行われたBリーグ・千葉ジェッツ×仙台89ERSの試合を見に行ったので、そのレポートを書きたいと思います。
今シーズン最後の観戦はメンバーの仲俣美希と一緒に行ってきました! 前回に続き今回も! 私の観戦レポートをきっかけにBリーグに興味を持ってくれた美希。今ではすっかりBリーグ沼にハマってくれているようです。

メンバーの仲俣美希と一緒に行ってきました!
もともと1人でのバスケ観戦も楽しめるタイプでしたが、隣に人がいると一緒に喜びを分かち合えたり、「このプレーすごかったね!」と語り合えたりするのがさらに盛り上がって楽しいなと改めて実感しました。ほかにもバスケに興味を持ってくれているメンバーがいるので、来シーズンはほかのメンバーも一緒に観戦に来られたらうれしいなと思っています。
会場は「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」。会場外にはステーキ、ハンバーガー、チュロス、タコスなど種類豊富なキッチンカーが並んでいました。天気がよかったので昼間からお酒を楽しむ方や、外に設けられている席でいろいろなグルメをシェアして楽しんでいる家族や友達同士の姿が多く見られました。試合前から会場周辺は賑わっていて、その光景がすでに楽しく、会場に入る前からワクワクしました!
この日の来場者数は10,227人。今シーズン残り2試合のホーム戦ということもあり、赤色のグッズに身を包んだたくさんのブースターが応援に駆けつけていました。また、この日は4月5日のアルバルク東京戦で左足を負傷して以来欠場をしていた富樫勇樹選手が約1カ月ぶりに復帰。選手紹介で富樫選手が登場した瞬間、会場は大歓声に包まれました。試合開始前は「おかえり」コールが響き渡り、富樫選手がコートインしたときは大きな歓声と拍手が送られました。1週間後のチャンピオンシップを前に戻ってこられたことは多くのブースターが待ち望んでいた瞬間で、うれしかったと思います。

試合前から会場周辺は賑わっていて、その光景がすでに楽しかったです
千葉J田代選手の愛され力にほっこり
アップテンポなプレーとフェイクが目を引いた仙台の荒谷選手
試合は80‐67で千葉ジェッツが勝利。最後まで千葉ジェッツの粘り強いディフェンスが効き、仙台のオフェンスを抑え込んでいました。千葉ジェッツにとってはチャンピオンシップに勢いをつけるような一戦になったと思います。

2Q終盤に見せたスクープショットには思わず「うまい!」と声が出てしまいました
千葉ジェッツで躍動していたのは田代直希選手です。相手に粘り強くついていきプレッシャーを与えるディフェンス、手を最大限に伸ばし高い跳躍でリバウンドを取りにいく姿など、持ち味の熱いプレーを何度も見せてくれました。オフェンス面でも10得点とシーズンハイの活躍。特に2Qの残り55秒あたりで見せたフェイクアタックからのスクープショットには、思わず「うまい!」と声が出てしまいました。3Pも2本決め、会場には大きな田代コールが響き渡りました。試合後はジャンボくん賞を受賞し、千葉ジェッツ恒例の「ジェッツ締め」を任されたのも田代選手。最初は渋い顔だったものの、マイクを握るとノリよくジェッツ締めを決め、お茶目な部分の田代選手を見ることができました。ブースターも笑顔であふれかえっていて、田代選手の愛され力をすごく感じた瞬間でした!
仙台で目を引いたのは荒谷裕秀選手です。とにかく動きにスピード感があり、アップテンポなプレーがたくさん見られました。相手からかなり激しいプレッシャーを受けながらも落ち着いたドリブルワークでドライブし自らシュートを打つ場面もあれば、相手を引き寄せてからのパスやアシストもあり、状況判断が素晴らしかったです。特に、フェイクがすごくうまい印象を受けました。ショットフェイクからのドライブは、相手のディフェンスをしっかり引きつけてから自分のリズムで突破できていて、視野の広さと冷静な判断力、スピード感を兼ね備えている荒谷選手だからこそできるプレーだなと思いました。

仙台で目を引いたのは荒谷裕秀選手
試合観戦を超えた一つの体験として
思い出に残る千葉ジェッツのホームゲーム
今シーズンは千葉ジェッツのホーム戦を観戦させていただくことが多かったのですが、千葉ジェッツの熱さと楽しさが大好きになりました。会場である「LaLa arena TOKYO-BAY」の大きさと迫力、ブースターの熱い声援、STAR JETSの炎を使った熱いパフォーマンスはどれも試合を盛り上げ、会場の一体感を生み出しています。
また、クォーターの合間のドリームシュートチャレンジ(ブースターのなかから1人が制限時間内にフリースロー、3Pシュート、ハーフコートシュートを成功させると賞品を獲得できるもの)や、BOOSTER’S CAM(ブースターが自身のスマホで撮った映像が、センタービジョンにその場で映し出される)など、ただ試合を観戦するだけでなく、ブースター全員が参加できる演習が本当に楽しく、試合観戦を超えた一つの体験としてかなり思い出に残ると思います。来シーズンもたくさん会場に足を運びたいと思っています!

来シーズンもたくさん会場に足を運びたいと思っています!
Profile
新野楓果(にいの・ふうか)
2025年1月29日にキングレコードよりメジャーデビューした、秋元康総合プロデュースの17人組ガールズグループRain Treeのメンバー。身長167㎝、バスケ歴9年。ドリブルと3Pシュートが得意で茨城県の県南選抜に選出されたこともある。
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記事提供:月刊バスケットボール