B2熊本の山本柊輔が引退発表…31歳で決断「やれるだけやりきった」
5月13日、B2西地区の熊本ヴォルターズは、山本柊輔が2024-25シーズンをもって現役を引退することを発表した。
山本は現在31歳で、176センチ80キロのポイントガード。バスケットボールの名門校である筑波大学出身で、2015-16シーズンに山形ワイヴァンズでプロキャリアをスタートさせた。以降はレバンガ北海道、アルバルク東京、三遠ネオフェニックス、愛媛オレンジバイキングスを渡り歩き、熊本では選手兼スキルコーチとして3シーズン在籍していた。
今シーズンはB2リーグ戦37試合に出場し、1試合平均7分51秒のプレータイムで1.2得点1.8アシストを記録。プロ10年目のシーズンを終えたタイミングで、第一線から退くことになった。
山本は5月14日付けで自由交渉選手リストに公示される。クラブ公式サイトを通して次のようにコメントをしている。
「このたび2024ー25シーズンをもちまして、プロバスケットボール選手としての現役生活を終えることを決断しました。10シーズンにわたるプロキャリアの最後を、熊本ヴォルターズの一員として戦えたことを誇りに思います。3シーズンを共に過ごしたこのチームで、最後は悔し涙を流しながらも“やれるだけやりきった”とそう思えている自分がいます。ブースターの皆さま、スポンサー企業の皆さま、いつも温かく応援してくださりありがとうございました。年々自分の名前が入ったジャージやタオルが増えている気がして、心から励まされました。私生活でも、昨年次男が生まれ、家族みんなで熊本での素晴らしい時間を過ごすことができました。ヴォルターズのYouTubeを見ながら自主練に励む長男の姿を見て、家族にとっても熊本が特別な場所になったのだと実感しています。関わってくださった全ての皆さまに心から感謝申し上げます。これからも山本柊輔らしく、強く、優しく、挑戦し続けて、愛するバスケットボールを追求していきます。本当にありがとうございました。満員の会場での“We are Volters”コール、一生忘れません」