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2025.05.18

琉球が三遠とのダブルOTの死闘を制す…松脇圭志の劇的同点弾でセミファイナルは第3戦へ

  • バスケットボールキング

 5月18日、浜松アリーナで「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25」セミファイナルが行われ、琉球ゴールデンキングス(西地区1位)が三遠ネオフェニックス(中地区1位)との第2戦に臨んだ。

 第1戦に85-87で敗れた琉球は、14-15とわずかにリードを許して最初の10分間を終える。それでも、続く第2クォーターでは12-0のランを作り、43-35とリードして試合を折り返した。

 迎えた後半では三遠の津屋一球に立て続けに8得点を奪われると、第3クォーター終了と同時に吉井裕鷹に3ポイントを決められ、60-57と点差を詰められて最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、三遠の3ポイント攻勢により、試合残り約3分でがついに逆転を許す。その後、試合は同点になると、三遠のラストオフェンスではヤンテ・メイテンのゴール下のシュートが、琉球のゴールテンディングにより得点を認められ、土壇場で三遠が一歩先行する。試合残り約4秒で崖っぷちとなった琉球は、ヴィック・ローの3ポイントが外れるも、松脇圭志の劇的なタップシュートがブザービーターで決まり、試合はオーバータイムへ突入。

 延長戦でも互いに譲らず接戦が続く。脇真大の果敢なアタックなどにより、終盤に琉球が4点リードするが、三遠は吉井がファウルを受けながら起死回生の3ポイントをヒット。吉井のフリースローが外れ、琉球が再び3点差にするが、今度はデイビッド・ダジンスキーのタフな同点3ポイントが決まり、試合はダブルオーバータイムへ。

 2度目の延長戦では、吉井やデイビッド・ヌワバの3ポイントで三遠が先行。それでも、アレックス・カークがセカンドチャンスから得点すると、ジャック・クーリーもオフェンスリバウンドをもぎ取り、試合残り10秒で逆転弾を沈める。その後はファウルゲームとなるが、最後までわずかなリードを守り抜いた琉球が100-98で歴史的な死闘を制した。

 勝利した琉球は、ケヴェ・アルマが第1戦の負傷により欠場したなか、クーリーが26得点17リバウンド6スティール、ローが23得点7リバウンド6アシスト、脇が17得点、カークが16得点8リバウンド、松脇が12得点と活躍した。

 一方の三遠は、ヌワバが26得点13リバウンド、吉井が23得点、大浦が16得点9アシスト、津屋が11得点と奮闘。第1クォーター序盤に佐々木隆成が接触の無いプレーで足首を負傷するアクシデントが発生したなか、悔しい惜敗となった。

 第3戦は明日19日19時5分ティップオフ予定。三遠が勝てば初のファイナル進出、琉球が勝てば4年連続のファイナル進出となる。

■試合結果
三遠ネオフェニックス 98-100 琉球ゴールデンキングス(@浜松アリーナ)
三遠|15|20|22|22|9|10|=98
琉球|14|29|17|19|9|12|=100

【動画】チームを救った右手。松脇圭志の劇的なタップシュート。