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2025.05.20

熊本ヴォルターズの本村亮輔が現役引退「すべての人に感謝」B2通算245試合出場

  • バスケットボールキング

 B2の熊本ヴォルターズは5月20日、本村亮輔が2024-25シーズンをもって現役引退することを発表した。同日付けで自由交渉選手リストに登録される。

 佐賀県出身で28歳の本村は、182センチ92キロのシューティングガード。U18男子日本代表に選出された経験を持ち、土浦日本大学高校、日本大学を経て、2018-19シーズンに熊本の特別指定選手としてBリーグデビューを果たした。

 プロデビュー以降も熊本一筋でプレーし、B2リーグ戦通算7シーズン245試合に出場。今シーズンはコンディション不良の影響で、2024年12月29日の山形ワイヴァンズ戦を最後に出場なし。リーグ戦25試合の出場に留まり、1試合平均19分10秒のプレータイム、4.6得点2.1リバウンド2.0アシストの成績だった。

 今回の引退発表に際して、本村は脳震とうに苦しんだシーズンを振り返り「もっとヴォルターズの選手としてバスケットがしたかった。これは正直な思いです」と、率直な思いを吐露しつつ、恩師、家族、ファンも含むクラブ関係者に感謝。「今まで23年間、関わってくださったすべての人に感謝してます。本当にありがとうございました」とバスケットボール選手人生に別れを告げた。

◆■コメント全文

「この度、今シーズンをもちましてバスケットボール選手を引退する事になりました。

23年間続けてきたバスケットボール。プロバスケットボール選手として7年間在籍した熊本ヴォルターズ。ここ2年は脳振盪を起こして色々な事を悩み、考えた2年間でした。沢山の方々に支えられて、声をかけてもらい本当に助けられました。もっとヴォルターズの選手としてバスケットがしたかった。これは正直な思いです。

本当に様々な人に支えられて今があります。小学時代、兄の影響で始めたバスケット。父や従兄弟のおじさんに教えてもらいバスケットが好きになりました。中学時代、やんちゃだった僕をバスケットボールの道に導いてくれた恩師。あそこからプロ選手を目指すきっかけになりました。高校時代には、バスケットや人としての在り方を恩師に教わりました。大学時代には、挫折したことも何度もありました。それでも監督、コーチ、仲間が助けてくれました。ヴォルターズに入団してからは、本当に色んな先輩方に可愛がってもらいみんなの孫というキャッチフレーズがありました。今まで関わってきたすべての人が僕の財産です。

何より1番感謝したいのは家族です。23年間ずっと応援し続けてくれた父と母と兄には本当に感謝しています。僕を側でずっと支え続けてくれた妻、息子には感謝してもしきれません。本当にありがとう。敬吾もずっと応援してくれてありがとう!

熊本ヴォルターズはこれからも熊本の熱源として成長し続けます。今まで支えてくださったヴォルターズフロントスタッフの皆様、ボランティアの皆様、スポンサー企業の皆様、行政の皆様心より感謝申し上げます。

最後に、勝ってる時も負けてる時も変わる事なく熱く応援し続けてくれたVoltersRedの皆。これからも日本一のブースターとして熊本をヴォルターズと一緒に盛り上げて下さい。皆さんは自分の誇りです。今まで23年間、関わってくださったすべての人に感謝してます。本当にありがとうございました。”We are Volters”」

【動画】本村亮輔の現役最終年プレーハイライト映像