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2025.06.01

千葉Jの18歳ルーキー瀬川琉久、MIP受賞に「スターだらけで緊張」も「来季は新人賞を狙いたい」と意欲

  • バスケットボールキング

 5月30日、Bリーグの年間表彰式『B.LEAGUE AWARD SHOW 2024-25』が開催され、ルーキーながら最優秀インプレッシブ選手(MIP)に選出された瀬川琉久(千葉ジェッツ)が式後にメディア対応を行い、喜びの声や今シーズンの振り返りを語った。

 授賞式で登壇した際は「まさかこんな僕が受賞できるなんて思ってもいなかったので非常に驚いております」とコメントしていた瀬川。メディア対応の際に式の感想を聞かれると、「正直このような式に今年出れるとは思っていなかったので、非常に光栄です。スター選手だらけでものすごく緊張しました」とルーキーらしい初々しさを垣間見せた。

 しかし、シーズン中はルーキー離れした存在感をコート上で発揮していた。高校在学中の今年1月から特別指定選手(プロ契約)として千葉Jに入団すると、富樫勇樹の負傷離脱も相まってリーグ戦では22試合に出場し、うち8試合でスターター起用。平均19分11秒のプレータイムで7.3得点2.2リバウンド1.9アシストを記録した。

「入団する前はここまで試合に出られると思っていなかったです」と話し、実際加入当初は「ついて行くだけで精一杯だった」と振り返る瀬川。しかし、富樫の負傷離脱をきっかけに意識改革を行った結果が、終盤の活躍につながったようだ。

「勇樹さんがケガをしてしまってプレータイムも増えてきて、いろいろなことも考えるようになりましたし、チームを勝たせないといけないという責任感が芽生えてきたので、そこから徐々に成長できたのかなと思います」

 一方で本人は現状に満足しているわけではなく、「もっと3ポイントシュートであったりとか、ガードとしてのスキルや考え方を成長させないと成長が止まってしまう」とさらなる飛躍を目指している。

 最後に改めて受賞の感想を聞かれ、「ルーキーらしくアグレッシブにプレーし続けた結果、こうしていろんな方々に思いを少しでも届けられたのかなと思います。今シーズンは半分も試合に出ていないので狙えませんでしたが、来シーズンは新人賞を狙いたいと思います」と話した瀬川。抜群の活躍を見せたルーキーが来シーズンどのような飛躍を果たすのか、早くも多くのファンが楽しみにしているだろう。

【動画】30分出場16得点!“スーパールーキー”瀬川のプレーダイジェスト映像