6月27日、1シーズンでB1復帰を果たした富山グラウジーズは、新外国籍選手のトレイ・ケルと2025－26シーズンにおける新規選手契約に合意したことを発表した。

　アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ出身で29歳のケルは、193センチ99キロのシューティングガード。地元であるサンディエゴ州立大学でプレーし、ボスニア・ヘルツェゴビナのクラブでプロキャリアをスタートさせた。その後はカナダや中国、ポーランド、イタリア、オーストラリア、トルコのリーグを渡り歩き、2024－25シーズンはNBLオーストラリアのイラワラ・ホークスでプレー。1試合平均17.7得点4.3リバウンド5.0アシストマークし、チームの優勝に貢献したほか、自身もNBLオールファーストチームに選出された。

　非凡な得点力の持ち主で、2019年にカナダでファイナルMVPに輝いた実績がある。また、2020年にはシリア国籍を取得し、シリア代表としてプレーした実績も。今回の契約で初めてBリーグに参戦することになる。

　ケルは今回の発表に際し、クラブ公式サイトを通じて「富山グラウジーズという素晴らしい組織に加入できるこの次のチャンスに、とてもワクワクしています。日本、Bリーグ、そして富山のファンの皆さんについて、たくさんの素晴らしい話を聞いてきました。早く現地に行って、それらを実際に体験し、また素晴らしいシーズンを楽しむのが待ちきれません」と、初めて日本の地でプレーすることに期待のコメントを寄せた。

【動画】富山に入団が決定したトレイ・ケルのNBLオーストラリア時代のプレー映像