名古屋Dの社長兼GMに東野智弥氏が就任…JBA技術委員長からクラブ運営に
6月30日、B1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、東野智弥氏が7月1日付けで代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーに就任することを発表した。
東野氏は石川県出身の54歳。国内トップリーグや日本代表でコーチングキャリアを重ね、2016年に日本バスケットボール協会の技術委員会を立ち上げると、技術委員長として約9年間にわたり日本代表の強化やユース世代の強化などを総括。在任期間中には女子日本代表が東京2020オリンピックで銀メダル、男子日本代表がFIBAワールドカップ2023で躍進を遂げ、6月30日付で同職を契約満了に伴い退任することが発表されていた。
今回の名古屋D入りに際して、東野氏は「国際舞台での競争力向上と、日本バスケットボールの技術・競技力のスタンダードの向上に努めてきた経験を、次なるステージであるクラブ経営に注いでまいります」と組織強化への思いを示しつつ、ホームタウンを中心に地域も巻き込み、バスケットボール界の発展を目指していくことを宣言。
「2025-26シーズンより稼働する『IGアリーナ』は、アジア最大級、Bリーグ最大規模のホームアリーナとして、新たな歴史の舞台となります。この恵まれた環境を最大限に活用し、バスケットボールを通じたまちづくり、次世代育成、地域への価値還元を一層推進してまいります」
「アジアを象徴するクラブとして、そしてBリーグの未来をリードするクラブとして、名古屋ダイヤモンドドルフィンズはさらなる成長と挑戦を続けてまいります。新しい経営体制のもと、『強く、魅力的なクラブづくり』と『地域・社会との共創』に邁進してまいりますので、引き続き温かいご支援・ご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」
なお、現在ゼネラルマネージャーを務める梶山信吾氏は、新シーズンよりアシスタントGMとしてチーム強化、育成業務に従事するとのこと。名古屋Dは国内最大規模のホームアリーナと新体制のフロントスタッフで、Bプレミア開幕前ラストとなる2025-26シーズンに臨む。