“新潟の顔”41歳の池田雄一が現役引退…地元一筋「本当に幸せなこと」今後もクラブに貢献へ
6月30日、B3の新潟アルビレックスBBは、池田雄一が2024-25シーズンをもって現役を引退することを発表した。
地元新潟県出身で7月13日に42歳の誕生日を迎える池田は、191センチ93キロのスモールフォワード。東海大学から2006年に当時bjリーグに所属していた新潟へ加入すると、2016年のBリーグ開幕後も新潟一筋でプレーし、19シーズンという長いキャリアを過ごした。
Bリーグ開幕後は、B1通算で541試合に出場し、1123得点、541リバウンド、163アシストの記録を残した。B2リーグ戦を戦った2023-24シーズンは通算で35試合に出場し、75得点、37リバウンド、13アシスト。今シーズンは、B3リーグ戦で31試合に出場し、通算21得点、36リバウンドをマークした。
クラブは池田の引退セレモニー開催へ向けて調整しており、詳細が決まり次第発表されるという。同選手は今後もクラブの“顔”として何らかの形で新潟に残り、地域・行政・パートナー企業とつながりを深めながら、新たなキャリアをスタートさせるという。
19年にも及ぶ現役生活からの引退を発表した池田は、クラブ公式サイトを通し、次のようにコメントしている。
「このたび、2024-25シーズンをもってプロバスケットボール選手としてのキャリアを引退することとなりました。これまでいつも応援し、支えてくださったブースターの皆さま、スポンサーの皆さま、そして、私に関わってくださったすべての皆さまには心から感謝しています。
19年間大好きなバスケットボールを、大好きな新潟でプロとしてプレーできたことは本当に幸せなことでした。その機会を与えてくださったクラブには本当に感謝しています。その中で、芯をぶらさずに新潟のために戦い抜けたことは私の誇りです。
また、私が40歳という年齢を過ぎてまで選手としてプレーできたのは、バスケットはもちろん、人として成長させてくれた高校、大学の恩師、プロの世界でともに戦った素晴らしい仲間、トレーナー、スタッフ、これらの方々との出会いがすべてです。良い時も悪い時も、ともに乗り越えてこれたからこそ今の私が存在します。
最後に19年のキャリアを振り返ると『感謝』という気持ちでいっぱいです。特に、どんな時でも応援し、支えてくれた両親への感謝の気持ちは言葉では言い表せません。そして、いつもそばにいてくれ、すべてのことに自分以上に喜び、悲しみ、悔しがってくれた家族の存在は私の人生には欠かせません。ありがとう!
私の新潟への想いはこれからも変わりません。これからも新潟アルビレックスBBをよろしくお願いいたします。本当に、ありがとうございました。感謝」