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2025.07.01

「夢を、語れ」B.LEAGUE10周年アニバーサリー概要発表

  • 月刊バスケットボール

島田慎二チェアマン「次のステージへパスを出す一年」


7月1日、Bリーグは都内で「B.LEAGUE 10th ANNIVERSARY」概要発表会見を行った。登壇したのは島田慎二チェアマン、2016年開幕会見以来となる田臥勇太(宇都宮ブレックス)、ゲストMCの佐々木クリス氏。10周年メインテーマは「夢を、語れ。」。島田チェアマンは「次の10年を見据え、B革新につなげるパスを出す一年にしたい」と宣言し、豊富な記念企画を一挙に紹介した。

本日12時には特設サイトが公開され、年表形式で歴代の名場面を振り返る「B.LEAGUE 10 YEARS TIMELINE」や、『B.MAGAZINE』の10周年特集ページなど、多彩な記念コンテンツが並ぶ。SNSでも「#Bリーグ10周年 #10年前の夢」のハッシュタグを使った投稿キャンペーンが始まり、第1弾のテーマは「10年前の夢」。ファンが原点を共有する場として活用される。

また「バスケットLIVE」では、期間限定で過去の名勝負を再配信。第1弾は2024-25レギュラーシーズンのB1、B2各クラブ視聴者数トップ10試合、B3とWリーグのトップ50試合を配信。第2弾はアワード受賞選手が選ぶ「MY BEST GAME」、第3弾ではファン投票によって選ばれた名試合を配信予定。島田チェアマンも「シーズン終了後に名試合をファンと選手目線で振り返るのは初。楽しみです」と期待を寄せた。



プロ野球・福岡ソフトバンクホークスとのコラボレーションも決定。7月1日に開催される「ホークス誕生20周年デー in 東京」では、宇都宮ブレックスの比江島慎が始球式に登場する。また今秋以降は、パ・リーグTVとバスケットLIVEによるコラボ番組が配信されるほか、九州5クラブ(佐賀、長崎、福岡、熊本、鹿児島)とホークスによる共同イベントも開催予定だ。

そしてNUMBERから10周年記念の選手名鑑が発売されるほか、NHKでは「10年のベストプレー」を振り返る5分番組が放送予定。島田チェアマンは「何が選ばれるか、こちらも楽しみです」と語った。

さらに将来世代へのアプローチとして、新プロジェクト「B.LEAGUE for KIDS」が始動。幼少期からバスケットに触れる機会を創出することを目的に、キッズイベントの開催やYouTubeチャンネルの開設が発表された。第1弾では、小学館『ちゃお』とのスペシャル動画を公開する。

会見終盤には、田臥も出演する3本のアニバーサリームービー、「夢を語れ」のショート版が先行上映された。田臥は夢をテーマに「情熱を持ち続け、バスケで希望を届けたいと思います」と語ると、島田チェアマンは「世界で勝つことが夢。有言実行の力を信じます」と強調した。Bリーグは、無観客試合を乗り越え、沖縄ワールドカップやパリ五輪といった大舞台を経て成長を遂げてきた。10周年シーズンは、“夢を語る”という言葉を軸に、2026-27シーズンから始まる新トップカテゴリー「B.LEAGUE PREMIER」へ向けて、次のステージへの架け橋となる一年となる。ファンもクラブも、そして子どもたちもそれぞれの夢がコートと社会をさらに彩っていく。