2025.07.01
B.LEAGUE 2025-26シーズンは10月3日開幕! 王者・宇都宮とA東京が先出しで対戦
田臥&高島が開幕戦への意気込み語る
B.LEAGUEの新シーズンがいよいよ動き出した。7月1日、都内で「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズン開幕カード発表会見」が開催され、島田慎二チェアマン、宇都宮ブレックスの田臥勇太と高島紳司が登壇。会見では開幕カードの発表に加え、BCLアジア2025制覇の表彰、今季のスケジュール、そして新たなコラボレーション企画などが一挙に披露された。
開幕カード発表に先立ち、島田チェアマンは昨シーズンの総括として、B.LEAGUEの事業規模が10年で3.6倍となる700億円超に達したこと、B1・B2合わせて年間入場者数が480万人超となったことなどを紹介。新設アリーナの建設ラッシュや代表の活躍といった外的要因に加え、クラブによる投資・努力の積み重ねが「未踏の成長」を支えたとした。

さらに、6月に行われたBCLアジア2025で優勝した宇都宮ブレックスへの表彰も行われ、田臥と高島が登壇。田臥は「シーズンの後でコンディションが難しい中、再び団結できました」と語り、高島は「むしろ終盤は調子が上がり続け、終わるのがもったいないくらいの状態でした」と振り返った。

昨季のB1年間王者・宇都宮ブレックスは、10月3日、アルバルク東京との開幕戦に臨む。舞台は新設の「TOYOTA ARENA TOKYO」。満員の新アリーナで、ディフェンディングチャンピオンが強敵・A東京を迎え撃つ注目カードとなる。田臥は「久しぶりにこうした形でカード発表できてうれしいですね。相手は強敵です。しっかり準備して挑みたいと思います」と語ると、高島も「A東京さんも新アリーナで気合が入ります。自分たちも負けないよう準備していきます」と気を引き締めた。
10月3日に開幕を迎えたBリーグは、1月には「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 in 長崎」、5月には「B.LEAGUE AWARD SHOW 2025-26」が控える。B1は2地区制に再編され、各地区の上位2チーム+ワイルドカード4チームによるポストシーズンを開催。FINALSは今季も横浜アリーナで開催されるが、同会場での実施は今季が最後となる予定だという。
会見では新たな取り組みも発表された。今季の「INFRONEER B.Hi TOUCH」公式アンバサダーには、映画『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』が就任。制作総指揮の西野亮廣氏がメッセージを寄せ、B.LEAGUEのテーマ「夢を語れ」と作品の理念が共鳴したことがきっかけであると明かされた。
終盤には選手それぞれがフリップに今季の目標を記し、田臥は「過程を大切にする」、高島は「日々成長」と回答。チームのカルチャーが着実に浸透していることが垣間見えた。連覇を狙う宇都宮にとって、開幕戦はその第一歩。田臥は「どれだけ全員で勝ちたいと貪欲になれるか。そこが勝負」と語り、高島も「ベースはある。さらに上積みしてより良いチームにしていきたい」と意欲を示した。

2026年からはBリーグの新トップカテゴリー「B.LEAGUE PREMIER」が始動する。この2025-26シーズンは“現行での最後のB1”、そして“次代へのパス”の年となる。島田チェアマンは「ここで成長を止めるわけにはいきません。変わらず成長を遂げることが未来につながる」と強調した。
新アリーナ、昇格クラブ、注目の若手や帰国組──B.LEAGUEが次のステージに進むための“序章”が、10月3日に幕を開ける。
[開幕週の試合スケジュール]
<B1>
10/3(金)
・宇都宮@A東京
10/4(土),10/5(日)
・茨城@仙台
・島根@越谷
・長崎@A千葉
・秋田@SR渋谷
・広島@川崎
・群馬@三河
・千葉J@FE名古屋
・北海道@名古屋D
・富山@京都
・三遠@大阪
・滋賀@佐賀
・横浜BC@琉球
<B2>
10/4(土),10/5(日)
・岩手@青森
・横浜EX@福島
・山形@信州
・福井@神戸
・熊本@奈良
・愛媛@鹿児島
記事提供:月刊バスケットボール