川崎ブレイブサンダースは7月10日、エマニュエル・テリーと2025－26シーズンの選手契約を締結したことを発表した。

　8月に29歳の誕生日を迎えるテリーは、206センチ100キロのパワーフォワード兼センター。2018－19シーズンにGリーグのチームでキャリアを始め、同シーズン途中に10日間契約を結んだフェニックス・サンズでNBAデビューを飾った。マイアミ・ヒートでもプレーし、サンズでの2021－22シーズンを含めNBA通算6試合に出場。NBA以外ではトルコ、イスラエル、セルビア、フランス、韓国、イタリアのチームを渡り歩き、トルコのベシクタシュに在籍した2024－25シーズンは1試合平均8.5得点5.7リバウンド1.3アシストを記録した。

　クラブは公式HPで「持ち前の運動量で川崎の速いテンポのトランジションバスケットにフィットし、連続的にピック＆ロールを仕掛けチームのためにハードワークを続けられる選手です。また、高いインテンシティとリムプロテクションの意識を兼ね備え、チームディフェンスの土台を底上げしてくれる存在でもあります。献身的なプレーでチームにエナジーを与え、攻守においてスタンダードと士気を引き上げてくれることを期待しています」とテリーについて説明。同選手は次のように意気込みを語った。

「サンダースファミリーの皆さんへ川崎に行き、ブレイブサンダースの一員になるのが待ちきれません！私の名前はエマニュエル・テリーです。『エマニュエル』や『ET（イーティー）』と呼んでください。ニックネームは『エナジー・キング（The Energy King）』です。これまでクラブのコーチやスタッフの皆さんと話をしてきましたが、本当に素晴らしい方々ばかりです。私は『MAKE THE FUTURE OF BASKETBALL』という川崎のビジョンにとても共感しており、コート上で自分の力をファンの皆さんにお見せできるのを楽しみにしています。私は経験豊富で、身体能力が高く、エネルギッシュな選手です。ブレイブサンダースが掲げる、速いテンポでチームワークを大切にするスタイルは、私のプレースタイルやエネルギーに完璧にマッチしています。川崎の地域の皆さんと出会えることを楽しみにしています。私はシーズンを通して「BE BRAVE」の精神を貫き、オフェンスでもディフェンスでも自分の持ち味であるエナジーを常に発揮することを約束します。これまで世界中でプレーしてきましたが、日本でプレーするのは今回が初めてです。来月、川崎に行くのが本当に楽しみです！Go, Brave Thunders！」

　なお、川崎は10日時点で篠山竜青、米須玲音、山内ジャヘル琉人、飯田遼、長谷川技、ロスコ・アレンとの契約継続、野本建吾、津山尚大、伊久江ロイ英輝、水野幹太、ドゥシャン・リスティッチの加入を発表している。

【動画】エマニュエル・テリー 25得点7リバウンドを記録したハイライト