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2025.07.17

原修太がプーマと歩んだ1年を振り返る「“らしさ”が出せる一足に出合えた」

  • バスケットボールキング

 プーマ ジャパン株式会社は7月2日、Bリーグの千葉ジェッツふなばしとパートナーシップ契約を締結した。今回、すでに2024-2025シーズンからプーマと個人契約を結んでいた原修太選手にインタビュー。新たなシーズンに向けて、パートナーとして選んだ理由やシューズの使用感、今後の展望について語ってもらった。

インタビュー=入江美紀雄
取材協力=プーマ ジャパン

◆日本バスケ界では先駆け、ファッション性も高い「ALL PRO NITRO 2」

ジェッツとプーマのこだわりが詰まったユニフォーム [写真]=プーマ ジャパン

――原選手自身は、2024-2025シーズンから契約スタートして2シーズン目になると思いますが、改めてプーマと契約を結ぶことになった経緯を教えてください。
 もともとNBAのマーカス・スマート選手がプーマを履いていたのを見て、バスケットボールシューズのブランドとしてプーマに興味を持っていました。ラメロ・ボール選手やタイリース・ハリバートン選手など、ファッション性のある選手たちがプーマを履いていたことも印象的で、「プーマ=おしゃれな選手が履くシューズ」というイメージでした。

 そんな中、プーマさんからお声がけいただき、実際に試してみたところ、履き心地も良かったですし、僕自身も新しい挑戦をしたい気持ちがあったので、契約させていただくことになりました。日本バスケ界ではまだ契約選手が少なかったこともあって、自分がその先駆けになれることに魅力を感じましたね。

――現在着用しているシューズのモデル名は?
 「ALL PRO NITRO 2(オールプロニトロ2)」です。昨シーズンから前モデルを使用していたのですが、軽さ・フィット感・グリップ力のバランスがすごく良くて、自分の足にぴったりハマった感じがしました。

 僕は日本人らしい、ちょっと幅広な足型なんですが、このモデルはその点でもストレスがなくて。ザ・日本人の足型だと、なかなか細すぎて入らないバッシュもあったりするんですよ。あとは、ローカットすぎない“ミッドカット寄り”なシルエットも気に入っています。

――カラー展開も豊富だと聞きました。
 僕自身、10足以上のカラーを試しています。実際に昨シーズンは毎試合ごとにいろんなカラーを着用しました。僕のバスケットボール人生でこんなにバッシュを変えて試合に臨むのは初めてです(笑)。アメリカのブランドとのコラボモデルや、マーカス・スマート選手モデルもあったりして、ファッション的にもテンションが上がりますね。

 バッシュって、機能性だけじゃなくて“自分らしさ”を出せるアイテムでもあると思うんです。そういう意味でも、プーマはプレーヤーの個性を引き立ててくれるシューズだと感じています。

――原選手は、フィジカルを生かした力強いプレースタイルが特徴の一つだと思いますが、グリップやクッション性など、機能面の印象は?
 機能面で言うと、グリップは止まりすぎず、でもしっかり止まってくれる、絶妙なバランスですね。滑りやすいコートでも安心してプレーできます。クッション性についても、特にジャンプ後の着地時の衝撃吸収がしっかりしていて、足に優しいなと感じました。パワーが必要なシーンだけでなく、速く走ったり、切り返しすることも多いので、そういった面でもストレスなく着用できています。

――佐々木隆成選手(三遠ネオフェニックス)も「プーマ」のシューズを愛用していると伺いました。なにか情報交換はされていたのでしょうか?
 元々、佐々木選手の方が僕よりも早く「プーマに興味がある」と話していましたね。 僕もずっと気にはなっていたので、日本代表の合宿時に軽く情報交換はしていました。日本人選手の中でちょっと珍しい「プーマ愛用者」ではあるので、佐々木選手に対する見方も変わったというか(笑)。陰ながら勝手に応援しています。

◆部活生にプーマの推しポイントを解説

――原選手を応援する学生ファンも多いと思います。中高生、大学生に向けて、「ALL PRO NITRO 2(オールプロニトロ2)」のどういったところを薦めたいと思いますか?
 ファッション性の良さはもちろんですが、もう一つは壊れにくいことですかね。やはり高校生くらいの時って、成長期でもあるし、ハードに使用することもあって、何足も買っている子が多いと思うんです。

 僕自身、学生時代は1年に1足は絶対に変えていたので、当時はファッション性よりも耐久性が大事だったなと。その点では、普段の練習含めて1年を通して履けているので、耐久性という部分でもかなりおすすめの1足だと思います。

――契約後、どんな変化がありましたか?
 やっぱり、モチベーションが上がりますよね。自分が信じたブランドと一緒に戦えるというのはすごくうれしいことですし、責任感も芽生えます。
それに、僕が履いていることで「原選手がプーマを履いているから気になる」って言ってくれる子どもたちもいて。それがまた励みになります。

――オフのトレーニングで取り組んでいることは?
 今はハンドリングや判断力の強化に取り組んでいます。昨シーズンはケガ人が多くて、僕がポイントガードに入る場面もありました。体を使ってボールを運んだり、頭を使ってコールするこということを意識して、冨樫選手や瀬川選手とはタイプの違うガードとしても今シーズンは活躍していきたいです。正直、苦手意識もあったんですけど、今は“新しい武器”として自分に取り込んでいきたいなと思っています。

――最後に、プーマとともに挑む次のシーズンへの意気込みを聞かせてください。
 昨シーズン、タイトルを一つも獲れなかったことは、自分にとってもキャリアで初めての経験でした。悔しかったし、だからこそ今季は“挑戦者”の気持ちで「Bリーグ制覇」だけを目標にぶつかっていきたいです。

 プーマのバッシュは、僕にとって“自分らしさ”を表現できる一足。これからもこのシューズを武器に、自分のプレースタイルを磨いていきたいと思っています。シューズって、プレーヤーにとっては“相棒”のような存在。その相棒とともに、今シーズンも全力でプレーしたいです。

原が愛用する「ALL PRO NITRO 2」 [写真]=バスケットボールキング

【動画】千葉ジェッツとPUMAがパートナーシップ契約を締結