“緊急事態”の横浜ビー・コルセアーズが補強…ケーレブ・ターズースキーを獲得
横浜ビー・コルセアーズは9月8日、ケーレブ・ターズースキーと2025-26シーズンの選手契約を締結したことを発表した。
現在32歳のターズースキーは、212センチ112キロの体格を誇るセンター。Gリーグ、イタリアのチームでプレーし、2022-23シーズンに群馬クレインサンダーズへ加入した。2024-25シーズンはレギュラーシーズン全60試合に先発出場すると、1試合平均10.8得点7.3リバウンド2.4アシストを記録。シーズン終了後、契約満了による退団が発表されていた。
ターズースキーと白井英介代表取締役兼ゼネラルマネージャーは公式HPで次のようにコメントした。
「横浜ビー・コルセアーズに加入し、このような誇りあるクラブの一員になれることを大変嬉しく思います。今シーズン、新しいチームメイトと共に全力を尽くし、最高レベルの試合に挑むことを楽しみにしています。素晴らしい一年にしましょう。横浜の皆さん、またすぐにお会いしましょう!」(ターズースキー)
「ターズースキー選手は、アメリカ出身、身長212cm、体重112kgのセンタープレイヤーです。名門・アリゾナ大学を卒業後、2016年にプロキャリアをスタートさせると、2017年から2022年までイタリアの名門オリンピア・ミラノに在籍し、セリエAで2度の優勝に貢献するなど、ヨーロッパで豊富な実績を積んできました。2022年から2025年までは群馬クレインサンダーズでプレーし、クラブ初のチャンピオンシップ進出に貢献するなど、素晴らしい活躍を見せています。恵まれた体格を活かしたパワフルなプレーが特徴で、ディフェンスリバウンドからの速攻や、ハーフコートオフェンスで攻撃の起点となることができます。また、ディフェンスでは高い強度と遂行力を持ち、インサイドで存在感を示すことができる、攻守両面で貢献できる選手です」
「3年間プレーした群馬では、3年連続で平均10得点以上、7リバウンド以上を記録するなど、安定した得点力とリバウンド力を発揮し、フリースロー成功率は毎シーズン75%前後と高く、インサイドでの得点源としての活躍が期待されます。今回、マイク・コッツァー選手の長期離脱という緊急事態に際して、ラッシ・トゥオビHCの掲げる『コレクティブ・バスケットボール』を高い次元で体現できること、また開幕まで短い期間でのトレーニングとなることから、在留資格を持つ選手であることを条件に検討した結果、ターズースキー選手以外の選択肢は見当たらず、これ以上ない補強が実現したと自負しております。なお、ターズースキー選手は今週中にチームに合流し、平塚、エストニアでのプレシーズンゲームにも帯同予定です。開幕まで残り1カ月を切り、ターズースキー選手も含めた全員でチーム一丸となって戦ってまいります。皆さまの熱いご声援、何卒よろしくお願いいたします」(白井代表取締役兼GM)
なお、横浜BCはコッツァーが左肩後方関節唇損傷、左肩関節後方不安定症のためインジュアリーリスト入り。外国籍選手はゲイリー・クラーク、ダミアン・イングリス、ターズースキー、アジア特別枠選手としてキーファー・ラベナがロスターに名を連ねる。