チケット購入
2025.09.11

2003年以降で最年少…フィンランドのラッシ・トゥオビHCがユーロバスケットで準決勝進出

  • バスケットボールキング

 9月10日。フィンランド代表チームは「FIBAユーロバスケット2025」の準々決勝でジョージア代表相手に93-79で勝利し、同国史上初の準決勝進出を決めた。

 この試合、フィンランドはトップスコアラーのラウリ・マルカネン(ユタ・ジャズ)がファウルトラブルに陥ったこともあり、17得点6リバウンド2アシスト4ブロックに終わるも、高確率なショットでチームメートたちが援護射撃した。

 チーム全体でフィールドゴール成功率53.1パーセント(34/64)、しかも3ポイントシュートでは54.8パーセント(17/31)の高精度。マイケル・ヤントゥネンが19得点5リバウンド2アシスト、イドン・マクスーニが15得点4アシスト、4本の長距離砲を沈めたサス・サリンが14得点7リバウンドを記録。

 そしてこのチームで指揮を執るラッシ・トゥオビHC(ヘッドコーチ/横浜ビー・コルセアーズHC)は、38歳と251日でユーロバスケットの準決勝へ進出。2003年の大会以降、準決勝へと駒を進めたチームの指揮官では最年少となった。

 2022年からフィンランド代表で指揮官を務めるトゥオビHCはこう話していた。

「最終的に、メダルやトロフィーを獲得するか、良いシーズンを送ることができるかもしれない。でも私が見たいのは、20年後にこのチームの選手たちがやってきて『あなたが僕たちを助けてくれた』、『あなたが僕たちのキャリアのためにやってくれた』と言ってくれることかな。このグループがいいプレーをしている理由はそこにあると思う」

 そのトゥオビHC率いるフィンランド代表チームは、日本時間12日の23時から、ドイツ代表との準決勝へ臨む。

【動画】フィンランドが勝利したジョージア戦のハイライト!