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2025.09.17

白鷗大の佐藤涼成がプロ入り決断…広島ドラゴンフライズに加入「ここからが本当のスタート」

  • バスケットボールキング

 広島ドラゴンフライズは9月17日、2025-26シーズンにおいて佐藤涼成との契約に合意したことを発表。特別指定選手のプロ契約で加入する。

 7月に22歳の誕生日を迎えた佐藤は、175センチ86キロのポイントガード。福岡第一高校、白鷗大学で活躍し、2024-25シーズンは横浜ビー・コルセアーズの特別指定選手として7試合の出場で1試合平均1.4得点を記録した。

 佐藤、岡崎修司ゼネラルマネージャーは公式HPで次のようにコメントした。

「皆様はじめまして!広島ドラゴンフライズに入団することとなりました、佐藤涼成です。まず初めに、このような機会を与えて下さったクラブならびに関係者の皆様に感謝申し上げます。そして何よりも、この決断を前向き受け入れてくれた白鷗大学と網野さんに本当に感謝しています。網野さんの元で人間として、またバスケットボール選手として成長させてくださったこと、一緒にプレイできたことを誇りに思います。この恩を忘れずに日々努力して、恩返しできるように全力で頑張りたいと思っています。Bリーグに早く挑戦したいという気持ちは強く、プロ選手になることは小さい頃からの夢でもありました。選手として優勝経験のある朝山HCの元で色々学びたいという想いと、自分のプレースタイル、そして持ち味を十分に発揮できると思い広島ドラゴンフライズへの加入決断に辿り着きました。ここからが本当のスタートだと思いますし、Bリーグのトッププレイヤーの一人になるためにも、今まで以上に努力を積み重ね、出来ること以上の力を発揮できるよう全てを賭けます。皆様、応援のほどよろしくお願いします!」(佐藤)

「この度、白鷗大4年生の佐藤涼成選手との契約に合意いたしました。佐藤選手はポイントガードとして、優れたフィジカルとクイックネスを兼ね備えた魅力的な選手です。特に、タフなメンタリティと激しいディフェンスには強く惹かれるものがあり、チームの守備のレベルを引き上げてくれるようなプレーに期待をしていますし、世代を代表するような選手の加入を非常に嬉しく思っています。今回の入団に際して、佐藤選手は大学でのキャリアを途中で辞めてプロ入りすることになりました」

「関係者の皆様にはしっかりとご説明をさせていただきましたが、応援をいただいている皆様からの佐藤選手本人や大学・クラブへの意図しない憶測を避けるため、こちらの見えている範囲で、契約に至るまでの経緯についてご説明いたします。まず、クラブとしてはオフシーズンのスタートと同時に、怪我や手術をする選手が発生し、B2やB3で活躍した選手や練習生も含めて幅広く人材を探している状況が続いておりました。8月下旬となった時点で、市場環境を踏まえ、現時点での補強は難しいと判断をしていたところ、佐藤選手が早期にBリーグに挑戦するつもりであるという意志をお聞きしました。白鷗大学の網野監督からは丁寧なご相談をいただき、佐藤選手の現状について詳しくお話を伺うことができました。クラブとしては、即戦力の可能性が高い選手ですので、その時点ではもし現実になるなら正式にオファーしたいという希望はお伝えしました。しかしながら、佐藤選手は大学4年生という卒業間近の時期にあり、大学にとってもリーグ戦や集大成であるインカレを控えた大切な時期であることを理解しておりました。そのため、クラブとしては、すべての状況を整理し、関係各所と十分な話し合いを重ね、合意を得てから交渉を進めていきたいと考えていることを、まずはお伝えいたしました。夏には佐藤選手はアンダーカテゴリーの代表活動もありましたので、クラブとしては、しばらく待つ形となり、9月に入ってから大学内での話し合いが完了し、正式にクラブに対してお声がけをいただきました。佐藤選手は大学のバスケットボール部を退部するだけでなく、退学してプロの世界に挑戦するという強い覚悟と決意を示した上で、今回の加入となります。複数のクラブが選択肢にある中で、様々な状況を総合的かつ合理的に判断した結果だと思いますが、最終的に自らの希望で広島ドラゴンフライズを選択してくれたことを心から嬉しく思っています。大学カテゴリーにおいて素晴らしい文化と魅力を持った白鷗大学から佐藤選手を受け入れることができることは、クラブにとって非常に光栄なことだと感じています。結果的には関係者にとって難しいタイミングとなり、クラブとしても心苦しい部分もございますが、プロの世界に挑戦するという大きな決断をした佐藤選手の想いに応えられるよう、クラブ一丸となってサポートしてまいります。佐藤選手の持つ可能性を最大限に引き出し、彼の成長がチームの勝利に貢献するよう全力で取り組んでいきたいと思います」(岡崎GM)