IGアリーナで開幕戦「富永啓生くんのホームコートにならないように…」今村と富永は互いの3P警戒
9月22日、東京都内で『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON TIPOFFカンファレンス』が開催され、B1各クラブの代表選手が集結。10月4日(土)と同5日(日)の第1節で対戦する名古屋ダイヤモンドドルフィンズの今村佳太とレバンガ北海道の富永啓生がメディアの取材に応じた。
試合会場は今年7月に開業したばかりのIGアリーナ(愛知県名古屋市)。高校時代まで愛知で育った富永は、「率直に楽しみな気持ちがあるのと、特に初めてBリーグでプレーする試合が地元でできるというのはうれしいですし、今からすごくワクワクしている気持ちです」と、故郷での凱旋試合へ向けて声を弾ませた。当日は母校・桜丘高校の生徒も応援にかけつけるようで、「アウェーではあるんですけど、ホームコートみたいな感じになってくれたらうれしいです」とも話した。
一方、隣で話を聞いていた名古屋Dのキャプテンを務める今村は、「まずは富永啓生くんのホームコートにならないように、自分たちのホームコートとして戦えるようにしたいと思います」と笑顔。国内最大級の約1万5000席を誇る“夢のアリーナ”は名古屋Dの選手たちにとって頼もしいホームとなるが、「新しいアリーナになって規模も大きくなりましたし、そのぶん自分たちも集客というのは頑張らなきゃいけない部分。ぜひたくさんの方に足を運んでいただいて、自分たちは後悔させないプレーをするので、そこは自分たちにプレッシャーをかけながらやっていきたいなと思いますし、みなさんと一緒にいいホームコートを作っていけたらなと思います」と、チームの総意を代弁した。

日本代表経験も持つ2人のマッチアップに注目[写真]=B.LEAGUE
名古屋Dvs北海道の開幕節は、4日の第1節GAME1が16時5分、5日のGAME2が14時5分ティップオフ予定。今村は「フィニッシュがうまい。得点を取るバリエーションがすごく多彩な選手」と富永について語り、開幕2連戦では「どれだけ彼に気持ちよくプレーさせないかが大事になってくる」と警戒。TIPOFFカンファレンスの壇上で「3ポイント成功率50パーセントを達成したい」という高いシーズン目標を掲げた富永も、「3ポイントは乗らせたら危ない」と今村に対する試合序盤のディフェンスの重要性を強調した。
チームの中心選手でもあるシューティングガードの2人は、直接対決でどのようなマッチアップを繰り広げるのか。両チームの背番号30に注目だ。