悔しさを晴らすシーズンへ…昨季新人賞の脇真大が決意「今後のキングスを引っ張っていきたい」
9月22日、東京都内で『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON』のティップオフカンファレンスが開催。琉球ゴールデンキングスを代表して出席した脇真大が囲み取材に応じた。
「優勝」を目標に掲げた脇は、警戒する選手を問われると、「りそなグループ B.LEAGUE ファイナル 2024-25」の舞台で対戦した2人を挙げた。「昨シーズンのファイナルで比江島(慎)選手や(D.J)ニュービル選手とマッチアップして、最後のいい場面でやられてしまいました。悔しい思いがあるので、今シーズンはそれを晴らしたいと思っています」
脇はオフシーズンにアメリカへ渡り、主に3ポイントシュートの練習に励んだという。「いい状態でシュートを打っていますけど、試合では数本しか決められていません。シーズンを通じて良くしていきたいと思っています」と語りつつ、自身に求められている役割も口にした。
「(昨シーズン)ドライブは通用しましたが、味方が作ってくれたオープンシュートを決めきる力がありませんでした。そこでチームの3ポイント確率を下げていたと思います。少しでも確率が上がったら、勝率も良くなったかもしれません。僕自身は責任を感じているので、今シーズンこそ、そういったシュートも決めて、チームの優勝に一歩でも近づけられたらと思っています」
琉球は脇や岸本隆一といった中心選手をはじめ、ヴィック・ロー、ケヴェ・アルマ、ジャック・クーリー、アレックス・カークがそろって残留。192センチ97キロの体格を誇る佐土原遼が新戦力として加わった。昨シーズンの新人賞を受賞し、若手を中心とした日本代表活動にも参加した23歳は強い覚悟を示した。
「隆一さんがキングスを支え続けていますけど、1人だけではやっぱりキツいので、僕も後ろから支えれたらと思っています。僕は活躍したことで、今シーズンはいろいろな人から注目されるので、僕も期待に応えれるように頑張りたいです。今のキングスは僕よりも若い崎濱(秀斗)選手やU22枠選手がいるので、そういった選手たちと一緒にレベルアップして、今後のキングスをしっかりと引っ張っていきたいと感じています」
Bリーグは節目の10シーズン目に突入する。記念すべき開幕戦でプレーする岸本やアンソニー・マクヘンリー氏(現琉球アシスタントコーチ)の姿を画面越しで見ていたという脇は「今一緒にやっているのは本当に夢のように感じます。彼らと一緒にまた優勝したい気持ちがあります」と明かし、「今後は僕がこのリーグを引っ張っていき、子どもたちが目指す選手になれるように頑張っていきたいと思っています」と意気込んだ。