3P成功率9.1%のほろ苦B1デビューも「すごく楽しかった」…富永啓生、地元の声援を背にリベンジ誓う
10月4日、「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」第1節Game1が行われ、レバンガ北海道は名古屋ダイヤモンドドルフィンズに56-68で敗れた。今夏、Bリーグを最も沸かせた新加入選手の一人である富永啓生は、この試合でBリーグデビュー。9得点を記録したものの、代名詞である3ポイントシュートは11本中1本の成功(成功率9.1パーセント)に終わり、ほろ苦い初陣となった。
試合後、富永はクラブ公式サイトをとおしてコメント。自身のパフォーマンスについて「ターンオーバーだったり、自分も大事な場面でシュートを決め切ることができず、個人としてはチームに迷惑をかけてしまった試合だと思っています」と厳しい表情で振り返り、悔しさをにじませた。
「得点の面でチームを助けることができず、非常に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
一方で、愛知県出身の富永にとって、この日は地元での凱旋デビュー戦。試合には母校・桜丘高校の生徒や恩師も駆けつけた。「すごく大きなアリーナで、たくさんの方が集まってくれた中でプレーすることは自分としてもすごく楽しかったです」と語り、支えてくれる人々への感謝を口にした。
「たくさんの方々が支えてくれて今の自分があると思っているので、自分のBリーグ初戦を会場で見届けてくれて、非常にありがたいです。結果としては決して良いものではなかったのですが、感謝しています」
試合を通して、名古屋Dの徹底的なマークに苦しんだ富永。Bリーグのレベルの高さを肌で感じたようだ。「特に前半、自分が長くボールを持ちすぎてしまい、複数に寄られてスティールされてしまった場面があったので、そこは自分としても反省点。相手はウイングスパンも長く、普段だったら届かないような場所でも手が伸びてきた印象があったので、そこは明日に向けての改善点です」と冷静に課題を分析した。
厳しい“Bリーグの洗礼”を受けた形となったが、下を向いている時間はない。得点源として期待される男は、すでに次戦へと気持ちを切り替えている。
「やはりチームの得点源としてコートに立ってる以上、それなりの確率でしっかり決めて得点を取らないと意味がないと思っています。チームが信頼してくれているのはすごくうれしいことなので、しっかりとプレーで見せていけたらと思っています」
注目の名古屋DとのGame2は、10月5日14時5分ティップオフ予定だ。
【動画】苦いBリーグデビュー戦となった富永啓生