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2025.11.03

3ポイント攻勢で連勝を10に伸ばした名古屋D…デニスHC「ボールをチームでシェアできていた」

  • バスケットボールキング

 11月2日、B1西地区で長崎ヴェルカと並んで首位に立つ名古屋ダイヤモンドドルフィンズが、広島ドラゴンフライズと対戦。100-69で大勝し、連勝を10に伸ばした。

 9623人が詰めかけたホーム・IGアリーナでは、試合序盤から齋藤拓実とアーロン・ヘンリーが3ポイントを決めてリズムをつかむ。その後も着実に得点を重ね、前半終了間際には齋藤がステップバックからブザービーターの3ポイントを沈め、会場を沸かせた。

 後半には見事なパスワークで広島のディフェンスを翻弄し、インサイドでもアウトサイドの両面でバランスの取れたオフェンスを展開。3ポイントをチーム全体で13本沈めた一方で、広島をわずか3本に抑え圧倒した。個人スタッツに目を向けると、齋藤がチームハイの20得点7アシストでチームをけん引し、ヘンリーも17得点5リバウンド3スティールを記録した。

 ショーン・デニスヘッドコーチは試合後に「今週末は相手の3ポイントシュートを止めることをテーマに臨みました。インサイドで点を取られることも承知の上でしたが、3ポイントシュートを止めることが重要だと考えていましたし、それがチーム全体としてうまくできたと思います」とコメント。オフェンス面ではスペースを広く保つことにフォーカスし「スペーシングが上手くできていたおかげでオープンショットも打てて、得点につなげられていたと思います。今日の26アシストはシーズンハイで、一対一が少なく、ボールをチームでシェアできていたことが明らかになる数字だと思います」と、チームオフェンスを評価した。

 ベンチスタートながら11得点をマークした小澤飛悠は「初戦とはまた違う、GAME2になるということは理解した上で、しっかりとチームで遂行しようとしたことができた試合だったと思います。自分としては、中々調子が上がらない日が続いたのですがそんな時でも、先輩方が常に声をかけてくれて自分のモチベーションを保ってくれたから、出た結果だと思います」と語り、チームの支えに感謝を示した。

 名古屋Dは次節、11月5日に敵地で秋田ノーザンハピネッツと対戦する。今後どこまで連勝を伸ばすことができるか注目が集まる。

【動画】IGアリーナを沸かす齋藤拓実のプレー集