4度延長“クアドラプルオーバータイム”の激闘…B2福島が福岡を破り、クラブ記録更新の17連勝達成

11月30日、B2第10節GAME2が各地で行われ、福島ファイヤーボンズがホーム宝来屋ボンズアリーナでライジングゼファー福岡と対戦。福島がクアドラプルオーバータイムの激戦の末に120-114で勝利し、クラブ記録を更新する17連勝を達成した。
試合序盤に福島は、福岡のジャスティン・バーレルを中心に得点を奪われ、10-23の13点ビハインドで第1クォーターを終えた。しかし、第2クォーターには中野司を中心に追い上げ、32-37と5点差まで詰めて試合を折り返した。
後半に入ると再び福岡のバーレルを中心に得点を重ねられ、46-59と13点ビハインドで第4クォーターへ。それでも福島は笠井康平の3ポイントをきっかけにして26-4のランを炸裂させ、残り21秒で70-68と逆転に成功する。しかし、直後に福岡のバーレルにゴール下を決められ70-70の同点に。その後は両者シュートを決められず、試合は延長戦にもつれ込んだ。
オーバータイム1はシーソーゲームの展開となり、最後福島の中野が3ポイントを放つも決まらず、試合は2度目のオーバータイムへ。ここでも両者一歩も譲らぬ展開となり、終了間際に再び福島の中野が3ポイントを放つも、福岡のパブロ・アギラールにブロックされ、試合は3度目のオーバータイムに突入した。
オーバータイム3でも激しく点を取り合う展開となり、残り22秒で福島の益子拓己がゴール下を決め101-99とするも、福岡のバーレルにブザービーターを決められ、試合は4度目のオーバータイムへ。
オーバータイム4では、福島がワイリー光希スカイの得点をきっかけにして7-0のランを展開し、112-104と8点のリードを奪う。その後は点を取り合う激しい展開となるも、福島がリードを守り切り120-114でクアドラブルオーバータイムの激戦を制した。
福島は、ベンチスタートながらも中野がチームハイの26得点5アシストをマーク。パトリック・ガードナーが21得点12リバウンドでダブルダブルを達成し、ケニー・マニゴールドが19得点16リバウンド15アシスト3スティールのトリプルダブルを記録した。一方、敗れた福岡は、バーレルが32得点11リバウンドで、アギラールが21得点19リバウンドでダブルダブルを達成。デイボン・リードが19得点7リバウンドで続いた。
■試合結果
福島ファイヤーボンズ 120-114 ライジングゼファー福岡
福島|10|22|14|24|7|15|9|19|=120
福岡|23|14|22|11|7|15|9|13|=114