レバンガ北海道の指揮官トーステン・ロイブル、CSに向けて求める意識改革「勝者のマインドセットを身につけてほしい」
「チャンピオンシップを争っていること自体がすでに一つの成果」
レバンガ北海道は4月4日、5日とアウェーの琉球ゴールデンキングス戦に臨み、痛恨の同一カード連敗。ワイルドカード5位に順位を落とし、チャンピオンシップ圏外となった。
ゲーム1を74-83で落とした北海道は、ゲーム2は立ち上がりからアップテンポな展開からペイントアタックを繰り出す自分たちの流れに持ち込み、第1クォーターで29-14と先制パンチに成功する。しかし、守備の強度を取り戻した琉球の前に勢いを継続できず、さらに接戦の終盤にターンオーバーを喫するなど、ここ一番での遂行力の差が出て82-91と逆転負けを喫した。
北海道のトーステン・ロイブルヘッドコーチは敗因を語る。「昨日よりもかなり内容は良かったと思います。ファイトする準備ができていて素晴らしいスタートを切りましたし、第4クォーターの追いかける場面から流れをつかむこともできました。ただ、終盤の勝負どころでスマートにプレーできず2つのターンオーバーを喫してしまいました。そして試合を通してフリースローを10本外しています」
今オフ、北海道は新指揮官としてロイブルを招聘し、富永啓生とジャリル・オカフォーという大型補強に成功。今シーズンはここまで31勝18敗と、Bリーグでのベストだった2017-18シーズンの26勝34敗を大きく上回る勝ち星を挙げ、チーム初のチャンピオンシップを狙える位置につけている。
だが、2026年に入ると外国籍ビッグマンの離脱や、リーグ上位との対戦が増えるタフスケジュールの影響もあって失速。2月以降に限れば5勝10敗と黒星先行だ。さらに、ここからすべてホームゲームというアドバンテージはあるが、長崎ヴェルカ、千葉ジェッツ、群馬クレインサンダーズ、アルバルク東京と強豪との週末ゲームが残っている。リーグ1の過酷な日程の中、チームはポストシーズン進出に向けた正念場を迎えている。
ただ、ロイブルはここまでの選手たちの奮闘を称える。「私たちは多くの選手が23歳前後の若いチームです。そして外国籍の3名はすべて新加入で、新しいヘッドコーチ、経験の少ない若い選手で連携を高めて勝利をつかむのは簡単なことではなかったです。その中で、シーズン終盤の段階でチャンピオンシップを争っていること自体がすでに一つの成果です」
「チーム史上最高の成績に満たされてはいけない」
その一方でロイブルは、さらなる成果をつかみ取るため、勝者のマインドセットをこれまで以上にチームに浸透させていくことの大切さを語る。
「レバンガにとって、すでにベストのシーズンを送っています。今、選手たちには満足してもおかしくない理由が揃っていますが、そうなってほしくないです。(ゲーム2の)試合前に話しましたが、今回の試合は北海道から沖縄への長い移動があり、到着が遅れてしっかりした準備もできず疲れもありました。ただ、これらは言い訳でしかないです。そして勝者は言い訳を探さない。選手たちには、この勝者のマインドセットを身につけてほしいです」
「チーム史上最高の成績に満たされてはいけない。常にハングリーであり続けること。今回は強豪の琉球相手に勝つチャンスがありましたが、賢くプレーできずに逃してしまった。ただ、これからホームでの長崎、千葉J、群馬にA東京戦が控えており、今回できなかったことを成し遂げるチャンスはあります」
ロイブルは強豪相手に勝ち切り、チャンピオンシップへの切符をつかむためには、40分間を通して自分たちのやるべきプレーをいかに貫くことができるかがカギになると続ける。
「今日の立ち上がり、私たちは自信を持っていて、自分たちのプレーをして琉球を苦しめました。でも安定感に欠けました。一貫したプレーを身につけないといけない。今日、私たちは最初の15分でA評価のプレーができましたが、残りの25分間はB評価のプレーしかできませんでした。琉球のような実力のあるチームから勝つためには、それでは不十分です」
このように北海道が強豪へとステップアップするには、まだ乗り越えるべき壁はある。ただロイブルは同時に「今は敗者のマインドセットから勝者のマインドセットへと変わっている過程にあるのかもしれません。そのための良いプロセスを踏めていると思います」と、選手たちの成長に確かな手応えも得ている。
これからの強豪との連戦で、北海道はどんなプレーを見せることができるのか。それは今シーズンチャンピオンシップに行ける・行けないだけでない、これからのチームの未来に大きな影響を与える貴重な機会となる。

