立川ダイスがプレーオフ全勝でB3年間優勝…間橋健生HC「選手たちに優勝監督にしてもらった」

5月18日と19日、あなぶきアリーナ香川にて「B3 PLAYOFFS FINALS 2025-26」が行われ、立川ダイスが香川ファイブアローズに連勝し、B3リーグ 2025-26シーズンの年間優勝を達成した。
立川はレギュラーシーズンを30勝22敗の6位で終え、プレーオフへと進出。敵地に乗り込んだクォーターファイナルでさいたまブロンコス相手にGAME1を101-96、GAME2を108-89で打ち合いを制すと、続くセミファイナルでも東京ユナイテッドバスケットボールクラブを相手にGAME1を92-86、GAME2を93-85と接戦をモノにし、無敗のままファイナルへとコマを進めていた。
迎えた香川とのファイナルGAME1。試合は両チームの持ち味がぶつかり合う激しい展開となった。間橋健生ヘッドコーチが「タフにリバウンドを取り、アタックし続ける」というゲームプランを掲げた通り、立川はチーム全体で50本のリバウンドをもぎ取り、香川の47本を上回る執念を見せた。オフェンス面ではLJ・ピークが27得点9リバウンド、蒔苗勇人が16得点、ローカス・ガスティスが12得点16リバウンドを記録し、86-73で先勝した。
続くGAME2でも立川の勢いは止まらない。ピークが両チーム最多の37得点8リバウンドをたたき出したほか、町井丈太が17得点6アシスト3スティール、ガスティスが14得点16リバウンド2スティールと躍動。最後まで持ち前のオフェンス力を発揮し、87-74で勝利を収めた。これにより、立川はプレーオフを無敗で駆け抜け、見事に頂点へと上り詰めた。
チームを優勝へと導いた間橋HCは、試合後に「非常に強い香川ファイブアローズさんと、この素晴らしい会場でファイナルを2日間戦えたことを幸せに感じている。お互いが持ち味を出し切った素晴らしい試合だったと思うし、その中で勝ち切ってくれた選手たちを本当に誇りに思う。私自身、選手たちに優勝監督にしてもらったという気持ちです」と感謝と喜びを口にした。
また、プレーオフを全勝で終えたことについては「プレーオフで勝ち切ることに対しては、シーズン当初から自信を持っていました。シーズンを通して築き上げてきた爆発力のあるオフェンスを、プレーオフでも全選手が思い切って出し切ってくれたと思います」と、チームの戦いぶりを称賛した。
さらに、長年苦楽をともにしてきた町井について「町井はルーキーとして加入した時から、非常にプロフェッショナルなマインドを持っていました。4年間一緒に積み上げてきて、今シーズンは『2人で優勝しよう』っていうのをずっと話し合ってブレずにやってきた中で、本当に彼は僕のバスケットを一番理解してくれるポイントガードだったんじゃないかなという風に思います」と絶賛。外国籍選手としてチームをけん引したピークに対しても、「得点力だけでなく、プレーオフでは経験値を生かしたペース配分や状況判断も素晴らしかったです。フィッツジェラルド選手のケガもある中で、非常に高いバスケットIQを発揮してくれました」と賛辞を贈った。
間橋HCはクラブ創設時からチームの指揮を執ってきた。「創設時からクラブには『カルチャーを作ってほしい』と言われていました。立川ダイスを見てバスケットを始めた子どもたちが、将来このクラブや日本代表で活躍する。そんな未来を目指して積み上げてきました」と振り返る。
「少しずつですが、“ダイスカルチャー”が立川の街に根付いてきていると感じていますし、熱狂的なファンの皆さまとともに、この4年間を非常に充実した形でやれてきていると思っています」と力強く語った。
B3参入から着実に力をつけ、見事な「下剋上」でリーグの頂点に立った立川。B3リーグとして最後のファイナルを制し、来シーズンからスタートするB.革新ではBワンで新たな歴史を刻むことになる。
【動画】喜びを爆発させる立川ダイスのメンバー