【Bリーグファイナル】「2位では何の意味もない」悔しさを露わにする琉球松脇圭志の決意「もっと頼られるようになっていきたい」
「何が足りなかったのか、このオフシーズンに考えたい」
琉球ゴールデンキングスは、Bリーグチャンピオンシップファイナルで長崎ヴェルカに敗戦。あと1勝で3年ぶり二度目のタイトルを逃し、悔しさを味わうこととなった。
今回、琉球はゲーム1こそ71-69で競り勝ったが、ゲーム2は60-66、ゲーム3は64-72と勝ちきれなかった。敗れた2試合はともに序盤から長崎の激しいディフェンスに苦しんだが、それでも我慢を続けることで後半に追い上げて肉薄。しかし「あと一本シュートが入れば」というところで決めきれずに敗れた。
結果が全てであり、長崎のほうが琉球を上回ったことは間違いない。とはいえ両者の差はわずかで、叩きのめされたわけではない。そして『あと一歩……』という思いをしたのは今回が初めてでないことは、3年連続のファイナルでのゲーム3敗退が示している。
だからこそ、琉球の松脇圭志は試合終了直後で気持ちの整理がつかない状況の中で、率直な思いをこう吐露した。
「ファイナルに戻ってきてからいろいろなことがありましたが、本当に勝ちたい思いが強かったので今は何も考えられないです。僕としても、これで3年連続ファイナルで負けているので、ファイナルで勝つにはどうすればいいんだろう、という気持ちがすごく大きいです」
在籍4シーズン目の松脇は、レギュラーシーズン終盤から先発に定着。過去3年のチャンピオンシップで出場した23試合中、先発を務めたのは1試合のみだったが、今年は全7試合に先発出場し、平均23分19秒出場で7.0得点、3ポイントシュート成功率43.3%をマーク。さらにドライブでゴール下に侵入してからのターンアラウンドシュート、ビッグマンへの効果的なパス出しなど、プレーの幅を広げた姿を見せた。
また、フィジカルの強さを生かした外国籍フォワードへのタフな守備も印象的だったが、本人は「勝負どころの止めなければいけない時に止められなかった。もっとできることはあったと思います」と納得できていない。「CSに出られてファイナルに行けても、結局そこで負けて2位では何の意味もないと思っています。何が足りなかったのか、このオフシーズンに考えたいと思います」
何が足りないのか考えると同時に、松脇は自身のさらなるステップアップを見据えている。「やっぱり周りに頼ってしまいがちな部分があったので、これからは自分が頼られるようになっていきたいと思います」と力強く語る。
普段の松脇は控えな性格で、『自分がエースになりたい』といった意欲を表明するタイプではない。その彼がこういった発言をするほどに、今回の敗戦は受け入れ難いものだった。オフシーズンの振り返りを経て、新シーズンの松脇がどんなプレーをコートで見せてくれるのか、興味が高まる言葉だった。
