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2017.10.18

B.LEAGUEアナリスト 佐々木クリスの第4節展望

  • CLUB / GAME

前節も延長戦に飛び込んだ北海道 vs 川崎の熱戦や、新潟#54ガードナー選手が47得点とBリーグ1試合最多得点記録を更新するなど熱戦の数々。
B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2018の概要も発表され、ますます注目度の高まるB.LEAGUE 2nd SEASON。第四節の注目ポイントをB.LEAGUEアナリスト 佐々木クリス氏の眼で要チェック!

B1各試合のみどころ
今週のB.TIMES
BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK

■B1各試合のみどころ
川崎ブレイブサンダース×サンロッカーズ渋谷

優勝候補の川崎に死角があるとすれば、クラブの次世代を託す為、外国籍枠3人目に置く#23 バンバが未完成であると共に、#11 野本も出場時間の増加に見合う貢献が時折しか観られない事だろう。PFのポジションが手薄になった事で自ずと#22 ファジーカス、#00 デービスの負担は大きくなる。ただし#14 辻も未だ本調子では無い中で4勝2敗、バンバや野本以外の若手も育てながら60試合を戦うのはある程度計算の内。
一方のSR渋谷は、第3節で開幕戦以来の勝利にキャプテン#7 伊藤が大きく貢献、怪我から復帰の#24 広瀬も良いアクセントとなり2連勝で5割復帰。今節も層の厚い川崎の日本人選手相手に奮起する選手が必ず必要となるはずだ。会場では「サンダース総選挙」を開催予定、今年の川崎は試合以外のイベントも熱い。

試合日時会場 
10月20日(金) 19:05川崎市とどろきアリーナ→B.LEAGUEチケット
10月21日(土) 16:05川崎市とどろきアリーナ→B.LEAGUEチケット
西宮ストークス×滋賀レイクスターズ

ここまでの勝ち星は共に1勝5敗。まず1勝の為に西宮は#2 バーンズの爆発を待つばかりだったが、京都戦では17点、23点と両日チームを牽引。またサイズで上回る京都に対してペイントエリアをアタック出来た2戦目の勝利を滋賀相手にも全員で再現したいところ。速攻での決定力も水準を高めたい。
一方の滋賀も、チームのPG#7 並里に左右される事が多く、彼の好不調に左右されず主導権を握れる様になりたいところ。また直近の3試合で相手に40%以上の3Pシュート成功率を許しており、昨シーズン栃木で優勝を経験したデニス新HCが目指す、激しい守備からはほど遠い。
両チームともターンオーバーを犯す数はリーグでワースト4にあるだけに、自ら相手に主導権を明け渡すミスを減らせるかが大きなポイント。

試合日時会場 
10月20日(金) 19:05西宮市立中央体育館→B.LEAGUEチケット
10月21日(土) 15:05西宮市立中央体育館→B.LEAGUEチケット
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ×三遠ネオフェニックス

三遠は開幕2連敗からの4連勝で名古屋Dホームに乗り込む。接戦にも競り勝ち、昨季から藤田HCが強調してきた規律や役割を理解した戦い振りは流石と言える。
対するホーム開幕節で優勝候補琉球に競り負けた名古屋Dはホームでの初勝利を目指す。潜在能力の高い若手選手と、得点力のある外国籍選手がバランスよく組み合わさり、シーズン開幕戦で川崎を破るなど、ポテンシャルは高いだけに重要なホームでの試合になる。
まずは三遠の連勝を牽引する得点源#20 マーティン対策が必要で、守備の要として#8 張本、#24 バーレルの役割は大きい。三遠は積極的にORBに参加するチームではないが、今季ここまで名古屋が1試合平均で相手に許す14本のORBは昨季の平均10.9本を大幅に上回っておりリバウンド争いも見逃せない。会場ではハロウィンフェア&仮想コンテストが開催予定!

試合日時会場 
10月21日(土) 14:05愛知県体育館→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 14:05愛知県体育館→B.LEAGUEチケット
栃木ブレックス×アルバルク東京

昨シーズン名勝負を繰り広げた好カードが早くも第4節で実現。
栃木はホーム連敗が膨らむのを何としても避けたいが、昨季の平均10.1ターンオーバーから今季平均11.8まで増加しているのは気になるところ。それでもB1上位に入る少なさだが勝負ところや潮目に重なる傾向が不安材料だ。まさしく第3節千葉との1試合目第4Q、70-56の残り5分30秒から千葉に20点を与え、自身はまさかの無得点に繋がった。
対するA東京は長時間ゾーンを敷いた横浜に対して、パヴィチェヴィッチHCが「チームの為に攻撃ではアドバンテージを作り、守備では相手のアドバンテージを取り除く」重要なポジションと位置づけるPFの#15 竹内譲次と#31 ウィリアムズが連日貢献。栃木も#10 竹内公輔、#13 ボーズマンが鍵になりそう。

試合日時会場 
10月21日(土) 15:05栃木県立県南体育館→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 14:05栃木県立県南体育館→B.LEAGUEチケット
千葉ジェッツ×大阪エヴェッサ

開幕から盤石な戦いを続ける優勝候補の千葉は、今シーズンもスピード感あふれるバスケを展開。新加入とは思えない#21 エドワーズ、#33 ガフニーも献身的な屋台骨としてチームにフィットし、ますます勢いに乗っている。
一方の大阪は、大型補強を敢行するも、怪我の影響や新戦力のフィットに時間がかかりここまで苦戦を強いられている。しかし第3節の島根との2戦目では栃木で優勝を経験した#27 熊谷が4本の3Pシュートを含む21点、期待の外国籍選手#9 スミスもようやく本領発揮で21点と2人でチームハイを分け合った。熊谷にとっては得点での貢献を続けることは勿論、千葉#34 小野のポストアップを止める任務も待ち受ける。

試合日時会場 
10月21日(土) 17:05船橋アリーナ→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 15:05船橋アリーナ→B.LEAGUEチケット
横浜ビー・コルセアーズ×シーホース三河

横浜は日本代表候補にも選出された絶対的エース#1 川村を擁しながらも、昨季からの急務であったディフェンスの改善が追いついておらず苦しいシーズンの立ち上がり。更にキャプテン#5 湊谷のアキレス腱、#42 ウォッシュバーンの足首の負傷が重なり窮地に立たされている。
一方、三河は#16 松井がシーズンデビューで挨拶代わりの14得点をあげて、セカンドユニットを含めた層の厚みは盤石だ。優勝候補の一角は、大阪に対するプレスや、富山の#11 宇都に第2戦で起点にさせない守りなど引き出しを試しつつチームとしての精度を更に磨いている。インサイドで一蹴されない為にも横浜#4 パルマー、身長221cm#34 サビートの奮起が求められる。

試合日時会場 
10月21日(土) 18:05横浜国際プール→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 14:05横浜国際プール→B.LEAGUEチケット
新潟アルビレックスBB×レバンガ北海道

新潟には#54 ガードナー、北海道には#15 トラソリーニが核として存在する。シーズンが終われば共に平均20得点以上、ランキングTOP5に入っていてもおかしくない力をこれまで見せつけている。また両チームのベテラン日本人選手の貢献も見逃せない。新潟は#3 畠山、#7 五十嵐に続く3番目の日本人得点に新加入35歳#11 鵜澤が台頭。ソフトタッチで左手から繰り出されるジャンプシュートがここまで非常に高確率。鉄人と呼ばれる北海道34歳#11 桜井は日本人選手最高のチーム出場時間、堅実な仕事で期待に応えている。
両チームが好対照なのはシュート成功(FGM)に付くアシスト(AST)数で新潟は37.4%と非常に少なく、北海道は76.1%であること。スタイルは違うが開幕からここまで1回の攻撃あたりの得点で観る攻撃力はB1で1位と2位の対決でもある。

試合日時会場 
10月21日(土) 18:05新潟市東総合スポーツセンター→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 13:05新潟市東総合スポーツセンター→B.LEAGUEチケット
富山グラウジーズ×京都ハンナリーズ

今季これまで6試合で守備力TOP5の力を見せている両チーム。京都は新たに獲得した高さでリバウンドを強化、富山は昨季リーグで最も多用したゾーン・ディフェンスを1/3以上減らし、よりタフなマンツーマンを目指している。タイプが分かれるのは攻撃のスタイル、京都は速攻の頻度が9.7%に対して富山は倍近いリーグトップの17.1%とどちらが自分たちの土俵に引きずり込めるか見所は尽きない。
各ポジションのマッチアップも拮抗しており、それぞれ擁する日本代表候補に代表されるトランジションの富山vsインサイド起点の京都といった激戦が予想されるが、富山はビッグマンの#45 ピットマンも戦列復帰。甲乙付け難い。

試合日時会場 
10月21日(土) 18:05富山県総合体育センター→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 13:05富山県総合体育センター→B.LEAGUEチケット
島根スサノオマジック×琉球ゴールデンキングス

ホーム開幕戦での昨シーズン王者栃木に対するアップセット以外は、なかなか勝利が遠い島根。第3節も大阪と痛み分けとなった、#0 佐藤に加え、#7 渡邊と外国籍選手がようやくかみ合い始めてきたがオフェンスの起点を作り切れていない。
琉球は昨シーズンからの堅いディフェンスに、オフェンスがかみ合ってきており上昇中。チームのPG2人と#30 アームストロング、#33 ブラウン、併せて4人が平均3アシスト以上とチームのボール廻しが機能している。第2節ではFG33本に対し31アシストを記録しており、AST%は非常に高い。ここまで40%を超えている琉球の3p成功率を抑える為にも島根は如何に琉球のボール捌きやピック&ロールを抑えるかが大きな鍵となる。

試合日時会場 
10月21日(土) 18:35松江市総合体育館→B.LEAGUEチケット
10月22日(日) 13:35松江市総合体育館→B.LEAGUEチケット
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