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準決勝は名古屋D U18 vs.SR渋谷 U18 、北海道 U18 vs.大阪 U18 に決定[インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025]

2025.11.25

見どころ・レポート

【(C) B.LEAGUE】

 

準々決勝4試合はいずれも見応えある展開に!


 11月24日、「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025」(会場:栃木県・日環アリーナ栃木)大会3日目の準々決勝が行われてベスト4が決定。あわせて、勝ち上がった4チームの「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」(2026年2月10日~15日開催予定)出場も決まった。
 今大会は、B.LEAGUE U18チームの文化構築と醸成を目的に開催されるもの。B.LEAGUEのミッションである『世界に通用する選手やチームの輩出』に向け、個人の能力に応じた育成強化の環境を形成する機会としても位置づけられている。 

遂行力の高さを披露した名古屋D U18【(C) B.LEAGUE】

 

 ついにメインコートでの開催となった準々決勝は、いずれも見応えある競り合いとなった。 第1試合で対戦したのは、前年王者である名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18と190cm超が6選手とB.LEAGUE U18随一の高さを誇る横浜ビー・コルセアーズ U18。前日、白澤卓 HCが「ケガ人の復帰に加え、特にアダム(#15エルマスリ)がさらに成長しているなどこちらもプラスがあります」と意欲を見せていた横浜BC U18は、戦力として厚みを加えた一人である#11大越海藍がリバウンドから決めるなど高さを生かすバスケを展開。悪くないスタートを切ったかと思われたが、名古屋D U18はボールマンに対して早めのピックアップを仕掛けてスローダウンさせると、エースの#2若野瑛太が前半だけで7本の3Pシュートを沈める爆発力を見せて42-26で前半を終えた。後半、ビッグラインナップを起用した横浜BCに連続得点を決められ、点差を縮められたシーンもあったものの、名古屋Dはすぐにリズムを取り戻し、#14川邉蒼侑、#9春田結斗らも3Pシュートで点を重ね、84-62で勝利し、5大会連続となる準決勝進出を決めた。大会最多タイとなる8本の3Pシュートを成功させた#2若野はチームトップの33得点を記録。山下諒HCは「強度の高いディフェンスからのトランジション、3Pシュートでの得点というドルフィンズのバスケができました」と評価した。  

SR渋谷 U18は上級生がけん引してリベンジ。初のベスト4を決めた【(C) B.LEAGUE】

 

 その王者への挑戦権を手にしたのは、サンロッカーズ渋谷 U18である。続く試合で、昨年同じ準々決勝で敗れている琉球ゴールデンキングス U18にリベンジを果たし、初の準決勝進出を決めた。SR渋谷 U18は、高校1年生の岸歩武がコンディション不良で今大会欠場。さらに中学3年生の#47山野井皓は左前腕部にテーピングを施してプレーするなど、ゲームメーカーに不安を抱えながら戦っている。その中で流れを引き寄せたのは昨年の悔しさを知る上級生だった。「自分たち3年生が中心となり、ディフェンスから引っ張ろうという意識だった」という#19安齋寛都が試合開始から3Pシュートを連発。好スタートを切ると#10棚橋康成が15得点、#72鏑木捺貴が12得点をマークするなど2年生も流れに乗って61-53で勝利した。「今日の試合は借りを返したいという思いで全員が同じ方向を向けました」と笑顔を見せた#19安齋は、準決勝に向けて「そう簡単にはいかないと思います。同じように活躍できるようシュートを修正して臨みたいと思います」と力を込めた。両チームは9月、「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」で対戦。その際は名古屋Dが91-55で快勝している。#19安齋は「それ以降、ずっと名古屋Dを超えるために歯を食いしばって頑張ってきました。もう一回自分たちの力を証明する機会を得たので、しっかりぶつけたいです」と意気込みを見せた。 

見事な逆転勝利を見せた北海道 U18【(C) B.LEAGUE】

 

 続いての試合はレバンガ北海道 U18 対 滋賀レイクス U18。この試合は見ごたえある展開となった。前日、寺下太基 HCが「どう抑えるかも準備してきました。去年の借りを返せるように頑張ります」と自信をのぞかせていた滋賀 U18は、試合開始からエース#15梶原悠真が絶好調。前半だけで5本3Pシュートを沈めると、ディフェンスでは北海道をスローダウンさせて前半を43-28で終える。それでも、第3クォーターに入ると北海道 U18は本来のディフェンス強度を取り戻し、3点差で迎えた第4クォーターで滋賀 U18を捕らえると84-73で勝利。5年連続5度目の準決勝進出を決めた。なお滋賀 U18#15梶原は結果的に、#2若野(名古屋D U18)と同じく大会最多タイとなる8本の3Pシュートを沈めている。  

第2クォーター以降、流れを引き寄せた大阪 U18【(C) B.LEAGUE】

 

 北海道 U18の準決勝の相手となるのは大阪エヴェッサ U18。試合は、U18 川崎ブレイブサンダースに第1クォーターで29-6とリードを許す展開で始まった。いきなり大差を付けられた大阪 U18だが、鳥和成HCが「40分かけて勝てばいいと考えていた」と振り返ったように慌てることはなかった。第2クォーターから復調すると、#13浅井弘士郎のリムアタックや#6タヌラ翼の3Pシュート、#17髙木秀隼によるスピードを生かしたレイアップなどで差を詰めていき、第4クォーター終盤で逆転。79-75で2日連続での劇的勝利を果たして初の準決勝進出を決めた。  

【(C) B.LEAGUE】

 

 明日は準決勝2試合を予定。いよいよ、今年のファイナリストが決まる。
■B.LEAGUE公式YouTubeで全試合配信
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【(C) B.LEAGUE】

 

【大会3日目/11月24日(月・振)試合結果】
<準々決勝>
名古屋D 84-62 横浜BC
SR渋谷 61-53 琉球
北海道 84-73 滋賀
大阪 79-75 川崎

【大会4日目/11月25日(火)試合予定】
<準決勝>
11:00~ 名古屋D×SR渋谷
13:00~ 北海道×大阪

大会概要
インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025

主催:公益財団法人日本バスケットボール協会、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
主管:公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
特別協賛:インフロニア・ホールディングス株式会社
協賛:株式会社モルテン、株式会社サードシップ
日程:2025年11月22日(土)~11月26日(水)
会場:日環アリーナ栃木(所在地:〒321-0152栃木県宇都宮市西川田4-1-1)
出場チーム:40チーム
大会形式:トーナメント(ノックアウト方式)
競技規則:「2025 バスケットボール競技規則 (Official Basketball Rules 2024)」
出場権獲得:上位4チームが「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」の出場権を獲得する。
 

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