【EASL】1月21日(水)はB.LEAGUE勢のグループ第4戦、グループステージを左右する重要な試合に

1月21日、東アジアスーパーリーグ(EASL)に出場しているB.LEAGUE勢の3チームが、それぞれグループステージの4試合目を戦う。宇都宮ブレックスはホームに香港イースタンを迎え、アルバルク東京は敵地で昌原LGセイカーズと対戦する。この2試合は19時00分、琉球ゴールデンキングスがマカオ・ブラック・ベアーズと敵地で対戦する試合は19時30分開始となる。どのグループも他国のチームの試合消化が早く、B.LEAGUE勢にとってこの試合はグループステージの趨勢を決めるものとなる。
※試合開始は現地時間

宇都宮ブレックスはEASLの3試合を終えて1勝2敗と黒星先行となっている。昨シーズン(りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン)の優勝チームであり、国際大会の経験も豊富とあって優勝候補に推されており、B.LEAGUEでは今シーズンも24勝6敗で東地区の首位を快走している一方で、EASLではここまで台北富邦ブレーブス、ソウルSKナイツとのアウェーゲームに敗れており、アジアの戦いでのアウェーの難しさに直面している。

今回の相手は香港イースタン。EASL初出場だった昨シーズンはグループステージで敗退したが、それでも粘り強い戦いでインパクトを残した。今シーズンはすでに2勝とステップアップしており、油断ならない相手だ。1月7日にはホームでソウルSKナイツ相手に延長戦を制した。この試合でともに27得点を挙げたキャメロン・クラークとドミニク・ギルバートを中心にオフェンス力で勝負するチームを、宇都宮のディフェンスがどう抑えるかがポイントとなる。

アウェーで2敗している宇都宮にとって、ホームゲームは絶対に落とせない。長年チームを支えた主力に加えて高島紳司、小川敦也、星川開聖と伸び盛りの若手が台頭し、チームの雰囲気は決して悪くはないだけに、ここでの勝利で良い波に乗りたい。
特に小川はオフに左足首の手術をした影響でEASL最初の2試合は欠場し、3試合目も復帰間もない時期だったが、今はコンディションが上がり、周囲との連携も良くなっている。これまでの3試合、相手チームは宇都宮対策を徹底していることが見て取れる。まだデータの少ない小川に『秘密兵器』としての活躍を期待したいところだ。
試合消化数が少ない宇都宮は現在グループAの最下位に沈んでいるが、このグループは4チームすべてが2敗している大混戦で、上位突破の可能性はまだ十分に残されている。

A東京はアウェーで昌原LGセイカーズと対戦する。今シーズンは開幕前から故障者が相次ぎ、今も主力の安藤周人や中村浩陸など多くのケガ人を抱えている。戦い方のプランが崩れた状態で開幕を迎えたことで、B.LEAGUEでは4連敗、EASLでも初戦でザック・ブロンコスに敗れる波乱のスタートとなった。それでもヘッドコーチのデイニアス・アドマイティスの下で試行錯誤を繰り返しながら、ベストメンバーでなくともタフな戦い方で接戦を勝ちきるチームへと変貌しつつある。
その結果が天皇杯での優勝だ。群馬クレインサンダーズとの準々決勝、三遠ネオフェニックスとの準決勝のいずれも攻守に思い通りのパフォーマンスができたわけではないが、粘り強いディフェンスに泥臭くルーズボールに飛び込む戦いぶりで接戦をモノにした。シーホース三河との決勝では、コートに立つ全員が戦術を高いレベルで遂行することで好調だった相手のオフェンスを封じ込めた。

司令塔のテーブス海は、彼自身もケガがあり、またケガ人続出で日替わりのラインナップを強いられる中でプレーメークに四苦八苦しているが、その日の出場メンバーや試合展開に応じてスタイルを変えることでチームの弱点を上手く隠し、持ち味を押し出せるようになっている。天皇杯決勝、自らのピック&ロールでは三河のディフェンスをなかなか崩せなかったが、それに固執せずシンプルにパスをさばくバランスアタックに切り替える柔軟さが優勝を引き寄せた。

自分自身の調子、ケガ人に左右されずに安定したパフォーマンスを発揮できるようになったのは、テーブスのポイントガードとしての大きな成長だ。EASLでも試合展開に応じてチームの持ち味を引き出せるかどうか、テーブスにとっては飛躍の機会となる。
昌原LGセイカーズには12月17日のホームゲームで92-73の快勝を収めている。この試合で30得点を挙げたセバスチャン・サイズの再びの爆発に期待したい。

B.LEAGUE屈指の安定感を誇る琉球が、苦しいシーズンを過ごしている。開幕からほどなくケヴェ・アルマが契約解除にとなった。加入1年目の昨シーズンから攻守を支えたアルマは27歳と若く、今シーズンも不可欠な戦力として見なされていたが、個人的な事情により退団を余儀なくされてしまった。急遽デイミアン・ドットソンを補強したものの、アルマとはポジションもプレースタイルも異なることで琉球のバスケへの順応に時間がかかっている。これで負担の増えたヴィック・ローのケガもあり、チームが勢いに乗れずにいる。
EASLでの琉球は開幕戦を落とすも、その後は連勝して2勝1敗と持ち直している。今回対戦するマカオ・ブラック・ベアーズはすでに5敗を喫しており、これが最終戦。12月17日のホームでの対戦で、琉球は余力を残して勝利を収めたものの、87-81と大勝とはいかなかった。すでに敗退の決まった最終戦で相手が実力以上のものを出してくる怖さもあり、油断は禁物だ。

1月8日に天皇杯敗退となり、りそなグループ B.LEAGUE ALL STAR GAME WEEKEND IN 2026 NAGASAKIを挟んで久々の試合となるのが、このマカオ・ブラック・ベアーズ戦だ。アルマの退団は大きな痛手だったが、それは10月末のことで、そろそろ今の陣容での戦い方を見いだし、シーズン終盤に向けてブラッシュアップする段階に入りたい。オールスターの中断期間は、選手がコンディションを整え、チームとしての戦い方を見直せる期間となる。

これを活用して岸本隆一、脇真大、崎濱秀斗といったキープレーヤー選手が復調すること、桶谷大ヘッドコーチが苦しい台所事情でも戦える方法論を見いだすことが非常に重要だ。天皇杯でローが戦線復帰できたことはチームの追い風になる。このEASLの一戦が琉球が本来の力強いバスケを取り戻すきっかけになることに期待したい。
