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Bリーグ選抜チーム「B.LEAGUE UNITED」がヒューストン・ロケッツと対戦【選手・HCコメント】

2025.07.11

見どころ・レポート


アメリカ遠征2戦目の対戦相手はヒューストン・ロケッツ。試合会場は「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」が行われているThomas & Mack Centerの隣にあるCOX PRACTICE COURT。SUMMER LEAGUEの熱気を感じながら試合に臨んだ。
 

この試合も1戦目同様、1クォーター(Q)10分×4回のNBAルールを採用。1Q毎に得点をリセットする方式で行われた。B.LEAGUE UNITEDは、#5中村拓人選手(群馬)、#12今村圭太選手(名古屋D)、#20トロイ・マーフィージュニア選手、#25ヴィンセント・エドワーズ選手、#35ドノバン・スミス選手と、1戦目と同じスターティング5となった。1Q は、1戦目のトロント・ラプターズ戦同様に強烈なプレスを受け、立て続けに得点を奪われる。スティール、またはブロックからのブレイクで、いきなり20点のビハインド。B.LEAGUE UNITED は、開始5分を経過するまで得点を奪えなかった。#35D・スミス選手が初得点を記録したが、その後もプレッシャーを緩めないヒューストンのペースは変わらず。結局1Qは、31-4で終了した。
 

2Qに入っても、ヒューストンは高い位置からのプレスで B.LEAGUE UNITEDに圧力をかけた。試合は、徐々にヒューストンがシュートを外す場面が出てきたが、一方で空中戦でも圧倒的に優位に立ち、リバウンドから得点を積み上げた。B.LEAGUE UNITEDもリズムを引き込もうと、#6加藤崇都選手(名古屋D)の鋭いドリブル、#35D・スミス選手も1戦目同様に強さを見せ始めたが、この2Qも27-15とビハインドで終えた。
 

 「全くできない感じはしなかった。ボールも違うし、2日間しかチーム練習ができていないので難しかったが、チームの雰囲気もいいのでもっと良くなると思う」と語った#10細川一輝選手(群馬)のこの言葉通り、3Qに入ると一転、B.LEAGUE UNITEDがペースを握った。#30 ジョニビウス・スミスと#33 アリンゼ・チドムの高さに加え、#5 中村選手、#12今村選手もスペースを生み出しチームを活性化。ピック・アンド・ロールも決まるようになると、#6 加藤選手が3Pシュートを決めるなど、3Q のスコアは18-15。この試合、B.LEAGUE UNITEDが初めて Qを制した。

 4Qに入ると、一進一退の攻防が続く。この試合で2本の3Pシュートを決めた#5中村選手や、#24トビンマーカス海舟選手にも3Pシュートが飛び出し、一時はリードを奪った。最終的には逆転を許し24-21で終了したが、クロスゲームを演じ、確かな手応えをつかんだ試合となった。
 


 「SUMMER LEAGUE に来て試合をすると聞いた時、全く実感がわかなかった」試合後、チームの最年少でもある#14浅野ケニー選手(群馬)はさらにこう続けた。「アンダー世代が終わると、世界を経験することがなかなかできなくなるので、とても貴重な機会。帰国したら余裕ができると思う。いろんなことを経験できているので、残り2試合も頑張りたい」

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