B.MAGAZINE

B.LEAGUE公認アナリスト、佐々木クリス氏が解説「“B.LEAGUE四天王”の牙城を崩すのはどこか?!」

2021.10.29

見どころ・レポート

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開幕前から日本代表クラスの移籍などで注目を集めていたB.LEAGUE 2021-22シーズン。第2節終了時点で全勝のクラブがなくなるなど、早くも混戦の様相を呈している。今回はB.LEAGUE公認アナリストの佐々木クリス氏に今シーズンの展望をうかがった。佐々木氏が注目するチーム、選手なども答えてもらった。

「過去5シーズンのB.LEAGUEを振り返ると、ファイナルにコマを進めたのは宇都宮ブレックス、川崎ブレイブサンダース、アルバルク東京、千葉ジェッツのみ。どこもリーグを代表し、リードしてきた存在ですが、私はこのクラブを「B.LEAGUE四天王」と呼んでいます。今シーズンもこの4クラブを中心に優勝争いが繰り広げられると思いますが、一方でその牙城が崩れる可能性が少なくないと予想しています。
昨シーズン、B.LEAGUE SEMIFINALSに進出した琉球ゴールデンキングスがその一番手であることに多くの人が賛同してくれるでしょう。選手層の厚さは以前から定評があり、それにコー・フリッピン、小寺ハミルトンゲイリー、アレン・ダーラムを補強して、さらにチーム力がアップしました。念願のリーグ初制覇を目指すシーズンと言えます。
移籍と言えば、金丸晃輔、安藤誓哉という日本代表クラスに加え、オーストラリア代表のニック・ケイを獲得した島根スサノオマジックも見逃せません。昨シーズンの島根は28勝32敗で西地区5位に終わりましたが、最後の10試合を9勝1敗で終えた勢いを今シーズンにつなげています。スタッツを見ても島根はオフェンスリバウンドの支配率がリーグの5本の指に入っており、強化の基盤を築いたうえに新戦力を加えた点は見逃せません。これらの戦力を司るポール・ヘナレ氏はニュージーランド代表のヘッドコーチを務めたキャリア持ち、その手腕も楽しみです。
また、スペイン出身のルイス・ギルHCを招聘した滋賀レイクスターズも面白い存在です。ギルHCは佐賀バルーナーズ時代から戦術面や情熱的な指導に注目を集めていました。滋賀は平均年齢の若いチームですが、接戦を勝ち切ることで成長を遂げている最中です。最終的にB.LEAGUE CHAMPIONSHIP進出争いにどこまで食らいつけるのか、こちらからも目が離せないでしょう。
さらに開幕から話題になっているのがアジア特別枠のプレーヤーの活躍です。今シーズンはフィリピン、韓国、中国、台湾、インドネシアからB1B2に合計13名が参戦しています。その中で特に注目を集めるのが代表経験者8名を数えるフィリピン出身の選手。滋賀のキーファー・ラベナは代表チームのキャプテンを務める存在で、コービー・パラス(新潟アルビレックスBB)、ドワイト・ラモス(富山グラウジーズ)は若手の注目株と言われています。
駆け足で解説をしてきましたし、まだまだ言い尽くせないことが多いのですが、最後に今シーズンのB.LEAGUEのキーワードとして『ダイバシティー』を挙げたいと思います。アジア特別枠をはじめ、外国籍選手の出身地がアメリカ以外にも増えてきました。コーチ陣もアメリカ以外の方が増えてきています。その多様性の中、ファン・ブースターの楽しみ方も多種多様となることでしょう。どこが頂点を極めるのか?! 皆さん、今シーズンも楽しんでください」

■佐々木クリス ~プロフィール~

日本人の父とアメリカ人の母の間にニューヨークで生まれ4歳から東京で育つ。
野球少年だったが、14歳の時に観たNBA中継がきっかけでバスケットボールに転向。青山学院大学時代はインカレ優勝を経験。30歳でbjリーグに挑戦し2年間プロバスケットボール選手として活躍。現役引退後はBリーグ関連番組や試合中継で解説を担当。
2017-18シーズンよりB.LEAGUE公認アナリストとしても活動を続ける。

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