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B.MAGAZINE

若い力が爆発!今シーズンも注目の特別指定選手をピックアップ

2022.02.11

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B.LEAGUEには満22歳以下の選手がプロの舞台で活動できる「特別指定選手制度」がある。このレギュレーションを使って加入した選手は、たとえ自身が大学、もしくは高校のバスケットボール部に所属していてもトップレベルを肌で感じることができ、各クラブはシーズン中に2名まで登録が可能。この機会を活かし“爪痕”を残せばプロへの近道にもなるだけに、まさに若手の登竜門と呼べる制度だ。今回は今シーズン、全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)などで大学バスケ界を沸かせ、現在は特別指定選手としてB.LEAGUEでプレーする注目の大学生5名をピックアップした。

河村勇輝(東海大学2年/横浜ビー・コルセアーズ/PG)
河村勇輝(東海大学2年/横浜ビー・コルセアーズ/PG)

福岡第一高校時代からファンを虜にしてきた高速ガードの進化は、留まるどころか加速するばかりだ。大学2年生ながら特別指定選手としてプレーするのは3季目であり、2シーズン連続で加入した横浜ビー・コルセアーズでは、現在主力級の活躍でチームを牽引する。河村勇輝は1月の5試合で平均14.4得点8.4アシストの成績を残し、23日の秋田ノーザンハピネッツ戦ではキャリアハイとなる26得点をマーク。1月度の「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」の候補にも選出され、受賞すれば特別指定選手として初の快挙となる。

八村阿蓮(東海大学4年/群馬クレインサンダーズ/PF)
八村阿蓮(東海大学4年/群馬クレインサンダーズ/PF)

自身最後のインカレでは準優勝で終えたものの、高校と大学で日本一を経験した八村阿蓮。そのインカレで優秀選手賞に選ばれたビッグマンは、198センチ98キロの体格を武器にプロの舞台でも飛躍を誓う。フィジカルに加え、走力とアウトサイドのシュート力も兼ね備える八村は、群馬クレインサンダーズでスモールフォワードへのポジションアップにも挑戦中。プレーの幅を広げた先に見据えるのは、日本代表に入り、兄・塁との共演を果たすことだ。

松下裕汰(白?大学4年/レバンガ北海道/PG)
松下裕汰(白?大学4年/レバンガ北海道/PG)

昨年のインカレで白?大学に初の日本一をもたらした立役者。東海大学との決勝戦では両チーム最多の18得点を挙げて大会MVPを獲得した。松下の長所はその得点力と粘り強いディフェンスであり、現在プレーするレバンガ北海道でもアピールに成功。直近4試合ではいずれも20分以上のプレータイムを勝ち取り、第21節では2試合連続でスタメン出場を果たした。佐古賢一ヘッドコーチやベテランの橋本竜馬のもとで、どんなガードに成長するか非常に楽しみと言える。

高島紳司(大東文化大学3年/大阪エヴェッサ/SG・SF)
高島紳司(大東文化大学3年/大阪エヴェッサ/SG・SF)

高島紳司は大学2年次に練習生から大阪エヴェッサの特別指定選手となり、今シーズンもインカレ終了後に同クラブへ加入。今季は、第13節に行われた川崎ブレイブサンダースとのGAME2で圧巻のパフォーマンスを披露した。この試合、高島は5本の3ポイントを含む計9本のシュートをすべて得点に繋げてキャリアハイの23得点をマーク。フィールドゴールとフリースロー成功率100%という決定力で大阪を勝利へ導いた。近い将来、地元出身の点取り屋として大阪エヴェッサを背負う存在になるかもしれない。

渡部琉(中央大学3年/広島ドラゴンフライズ/SG)
渡部琉(中央大学3年/広島ドラゴンフライズ/SG)

2020-21シーズンは秋田ノーザンハピネッツの特別指定選手として8試合に出場した渡部琉。現在は広島ドラゴンフライズの一員として経験を積む同選手は、今年の「第97回関東大学バスケットボールリーグ戦」で得点王を獲得したスコアラーだ。プロの舞台ではまだ“本領発揮”といったプレーは披露できていないが、大学界では既に優れた得点能力を証明済み。192cmのサイズとサウスポーから繰り出す多彩なシュートは、時に美しく、そして力強くネットを揺らす。

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