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琉球vs仙台|6シーズンぶりの直接対決…藤田弘輝HCや寒竹隼人らは古巣対決に挑む

2023.03.24

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第27節

琉球ゴールデンキングスvs仙台89ERS

 琉球ゴールデンキングスは前節、京都ハンナリーズに苦しみながらも86-80で逆転勝利を収め、11連勝を飾った。前半に13点のビハインドを背負ったが、第3クォーターにジャック・クーリーの11得点、4本の3ポイントシュートなどで29-14と逆襲。小野寺祥太の好守も効き、第4クォーターは14本中10本のフリースローを決めて、ファウルゲームから逃げきった。

 しかし、前々節の信州ブレイブウォリアーズ戦GAME2に続き、前半の試合運びは苦戦しているだけに修正したい。京都戦ではターンオーバーも8個を数えた。また、加入間もないアジア特別枠選手のカール・タマヨと外国籍選手2名を先発起用する布陣をより機能させられるか。勢いづく仙台89ERSを止めるためにも、アレン・ダーラムによるラショーン・トーマス封じも必要になるだろう。

 対する仙台は前節、アウェーに乗り込み、24連勝中の千葉ジェッツを88-77で撃破。激しいディフェンスを武器に、相手のフィールドゴール成功率を35.4パーセントに抑え込んだ。また、オフェンスでは先発の寒竹隼人が12得点を決め、2本のブロックショットも炸裂。復帰4戦目のラショーン・トーマスは23得点を挙げて、41点を稼いだベンチポイントをけん引し、全員で強豪を下した。

 そんな仙台にとって、琉球とB1で戦う公式戦は2016-17シーズン以来6シーズンぶり。藤田弘輝HCをはじめ、金城茂之AC、寒竹、小寺ハミルトンゲイリーの4人は古巣戦となる。3連勝中のチームは、前々節の三遠ネオフェニックス戦でもターンオーバーから2ケタ得点に結びつけているように、堅守からの攻撃に磨きがかかる。強豪を再び苦しめ、今シーズン初の4連勝を達成できるか注目だ。

文=大橋裕之

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